【千葉県】木更津総鎮守で源頼朝が植えたソテツがある八剱八幡神社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年3月20日(月)に千葉県木更津市富士見にある木更津総鎮守で源頼朝が植えたソテツがある八剱八幡やつるぎはちまん神社に行ってきました。地元では「八幡さま」と呼ばれ親しまれている神社です。

今回八剱八幡神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

八剱八幡神社の概要

創建は不詳ですが、古来この辺り一帯を八剱の里と呼び、この里の神を八剱の神と称しました。そしてこの神に仕える神職を八剱といいました。

景行天皇40年(110年)、御祭神の1柱である日本武尊やまとたけるが東征の際に相模国(神奈川県)から当地に渡ろうとしました。しかし浦賀沖で暴風雨に遭遇して船が転覆寸前になりました。その時、日本武尊の妃である弟橘媛おとたちばなひめが海の神の怒りを静める為に海中に身を投じて船を進ませました。

日本武尊は無事に渡海できましたが弟橘媛の死を悼みしばらくこの地に逗留しました。その為「君去らず」と呼ぶようになりそれが訛って現在の「木更津」になったと伝わります。

鎌倉時代になると源頼朝が神領を寄進して社殿を造営しました。

天正19年(1591年)には徳川家康が社領として3石2斗を寄進しました。慶長19年(1614年)、大阪冬の陣では木更津より多くの船頭が召出され、向井忠勝や小浜光隆のもとで目覚ましい活躍しました。その為宮司らは駿府城内に招かれ銅鳥1隻と銀子を贈られました。

江戸時代の宝暦2年(1751年)、木更津で発生した大火により社殿を焼失しますが安永2年(1773年)に再建され現在に至ります。

御祭神は、誉田別命ほんだわけのみこと(応神天皇)・息長足姫命おきながたらしひめのみこと(神功皇后)・足仲彦命たらしなかつひこのみこと(仲哀天皇)・素盞鳴命すさのおのみこと日本武尊やまとたけるのみことがお祀りされています。

ご利益は誉田別命が開運招福・厄除け、息長足姫命が安産子育・家内安全、足仲彦命が縁結び・夫婦和合、素盞鳴命が厄除け・縁結び、日本武尊が災難除け・出世開運のご利益で知られています。

八剱八幡神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR内房線「木更津駅」下車、八剱八幡神社まで350m、徒歩で約5分

自動車を利用

・カーナビに八剱八幡神社の電話番号「0438-23-8881」を入力、またはカーナビに八剱八幡神社の住所「千葉県木更津市富士見1丁目6-15」を入力し検索

駐車場

八剱八幡神社には入口の鳥居を潜って参道の両側に普通車が約10台駐車可能な無料駐車場があります。月曜日に参拝した際は半分以上空いていました。
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鳥居の隣や境内周辺にも無料駐車場がありましたがチェーンがかかっていました。参拝者が増加する土日祝日になると駐車が可能になるのかもしれません。
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八剱八幡神社の参拝と見どころ

八剱八幡神社の参拝開始

八剱八幡神社の入口の鳥居を通って境内に進みます。御祭神に誉田別命(応神天皇)・息長足姫命(神功皇后)・足仲彦命(仲哀天皇)・素盞鳴命・日本武尊がお祀りされていますので神明鳥居となっています。
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鳥居を潜り進むと立派な手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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手水舎からの光景です。今年はうさぎ年ですのでうさぎのおみくじ掛けがありました。その左に絵馬掛けと社務所があります。正面は拝殿です。
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石段を上ったところに歴史を感じる江戸尾流れ狛犬一対が鎮座しています。こちらの狛犬は江戸時代の文政8年(1825年)に奉納されました。

拝殿の前に鎮座するのは新しい昭和岡崎型の狛犬となっています。

社殿(拝殿・本殿)

社殿拝殿本殿)は江戸時代の安永2年(1773年)に再建されたもので、寛政9年(1797年)に修理が加えられ、大正3年(1914年)に大改修が行われ現在に至ります。
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拝殿は入母屋造りとなっており、扁額には「八剱八幡神社」の額がかかっています。その上には鳳凰の彫刻が施され、木鼻には獏と獅子の見事な彫刻があります。
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本殿の千木はお祀りされている日本武尊が男神であることから屋上の千木は外削ぎになっています。 本殿建物は正面側が長く曲線の美しさが特徴の流れ造りとなっています。
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源頼朝が植えたと伝わるソテツ

本殿の隣には源頼朝が植えたと伝わる「お手植えのソテツ」があります。源頼朝は八剱八幡神社とも関りが深く、戦勝祈願をこの地で行いその後神領を寄進して社殿を造営したと伝わります。
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関東一の大きさを誇る大神輿

お手植えのソテツの近くにある建物は神輿殿です。格納されている大神輿関東一の大きさを誇り重さは1.5t以上にもなります。大神輿は江戸時代の嘉永3年(1850年)に建立されたもので、明治・大正・昭和と6回にわたり改修され現在も現役です。
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お水取り可能な御神水

拝殿近くにある御神水は地下120mより汲み上げられています。お水取り可能な時間は午前9時から午後4時半までで、お水取りで必要な「蛇口ハンドル」は授与所で貸していただけます。
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三社神社(末社)

御神水近くに鎮座するのは「三社神社」です。御嶽神社(国常立尊・大己貴命・少彦名命)・三峰神社
(伊弉諾尊・伊弉冉尊)・稲荷神社(宇迦之御魂神)の3社が鎮座しています。
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三社神社の社殿も本殿と同じ流造で、社殿の至る所に技巧を凝らした彫刻が施されています。社殿の下方にはお狐様が数多く鎮座しています。
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祖神社(末社)

神社入口の鳥居近くに鎮座する末社の「祖神社」です。御祭神には工匠の祖神・殖産興業の神様である屋船久久能知神・屋船豊受気姫命・彦狭知命・手置帆負命がお祀りされています。
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嶺田楓江寿碑

祖神社の近くに見える石碑は「嶺田楓江寿碑みねだふうこうじゅひ(木更津指定文化財)」です。嶺田楓江は北海道を視察して屯田性や北方警護の重要性を訴えたり、アヘン戦争の実情を調べた人物で、ペリー来航の際は幕閣に進言をした人物です。その後木更津で子弟の教育を進め木更津の教育に貢献しました。八剱八幡神社10

御朱印

御朱印は境内の授与所で頂くことが可能で、アサリおみくじも有名ですよ♪

おわりに

八剱八幡神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。八剱八幡神社の歴史は古く、木更津の地名の由来になった神社です。また源頼朝にもゆかりがあり、頼朝がこの地で戦勝祈願をして後に社殿を造営したり、頼朝が植えたと伝わるソテツは今も残っています。境内は綺麗に整備・維持されており、御神水のお水取りも可能です。見どころいっぱいの八剱八幡神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

八剱八幡神社
住所 千葉県木更津市富士見1丁目6-15
電話番号 0438-23-8881
営業時間 午前9時~午後4時30分
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・JR内房線「木更津駅」下車、八剱八幡神社まで350m、徒歩で約5分
■自動車を利用
・カーナビに八剱八幡神社の電話番号「0438-23-8881」を入力、またはカーナビに八剱八幡神社の住所「千葉県木更津市富士見1丁目6-15」を入力し検索
駐車場 ・入口鳥居の先に普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場あり
・鳥居横や境内周囲に無料駐車場あり

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