2023年3月19日(日)に千葉県千葉市稲毛区稲毛にある千葉県屈指のパワースポットで安産子育てのご利益で有名な稲毛浅間神社に行ってきました。テレビアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』で主人公達が初詣として参拝した神社としても知られています。
創建は平安時代の大同3年(808年)、富士山本宮浅間大社から御分霊を勧請してお祀りしたのが起源と伝わります。古記録から治承4年(1180年)に源頼朝が千葉家中興の祖・千葉常胤の息子である東胤頼を使者として御幣物を捧げて武運長久を祈願したことが分かっています。千葉常胤以来、代々の千葉氏も篤く信仰したと記録に残っています。
文治3年(1187年)、社殿再建の際は鎮座する山を富士山の形に整え参道も富士山と同じように3つ設けました。社殿は東京湾を隔てて向かい合うように建立されました。
昭和39年(1964年)に文治3年(1187年)に再建された社殿が原因不明の火災によって焼失しますが、昭和41年(1966年)に再建され現在に至ります。
御祭神は、主祭神に木花咲耶姫命、配祀神に瓊々杵命・猿田彦命がお祀りされています。木花咲耶姫命は安産子育て、瓊々杵命は国土平安・家内安全・産業発展、猿田彦命は道開き・交通安全・厄難解除のご利益で知られています。
今回実際に稲毛浅間神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
稲毛浅間神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・京成電鉄千葉線「京成稲毛駅駅」下車、稲毛浅間神社まで400m、徒歩で約5分
・JR総武線「稲毛駅」下車、稲毛浅間神社まで1.0km、徒歩で約13分
・JR京葉線「稲毛海岸駅」下車、稲毛浅間神社まで1.3km、徒歩で約17分
自動車を利用
・カーナビに稲毛浅間神社の電話番号「043-245-7777」を入力、またはカーナビに稲毛浅間神社の住所「千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10」を入力し検索
駐車場
稲毛浅間神社は国道14号線から少し入った所に有料駐車場があります。
国道14号線沿いに「稲毛浅間神社 参拝者駐車場」の看板が見えたら左折します。
約30台駐車可能な駐車場で、日曜日の昼頃に参拝した際はほぼ満車でした。
通常料金は入庫から20分無料、祈願を受けると2時間無料になります。通常日は40分200円、特定日が40分600円、12月31日~1月10日の期間は特定日料金になりますのでご注意ください。
稲毛浅間神社の参拝と見どころ
稲毛浅間神社の参拝開始
稲毛浅間神社の入口の大鳥居(二の鳥居)を潜って境内に進みます。大鳥居の前を通る国道14号の先に一の鳥居が見えますが、かつて一の鳥居は海上にあり周辺は海岸でした。
鳥居の前では江戸尾流れの特徴を持つ狛犬一対が境内を悪い気から護っています。
海岸であった面影を残す松林
二の鳥居から参道を進むと周囲は松林が広がっています。これらの老松は千葉市指定天然記念物で千葉市の名所となっており、かつてこの辺りが海岸であった面影を残しています。
神門
参道を進むと石段を上ったところに平成27年(2015年)に木造で建立された神門があります。
神門を潜ると手水舎がありますのでしっかりと心身を清めます。手水舎の左右の石段どちらからでも社殿へ行くことが可能です。
石段を上ると正面に社殿、写真には写っていませんが左に神楽殿、右に授与所があります。
社殿と安産子育ての御神徳で有名な御祭神
社殿は文治3年(1187年)に建立されたものが昭和39年(1964年)まで残っていましたが原因不明の火事によって焼失していまいます。現在の社殿は昭和41年(1966年)に再建されたものになります。御祭神で主祭神の木花咲耶姫命は安産子育てのご利益があることで有名です。配祀神に瓊々杵命・猿田彦命がお祀りされており、瓊々杵命は国土平安・家内安全・産業発展、猿田彦命は道開き・交通安全・厄難解除のご利益で知られています。
神楽殿と稲毛浅間神社神楽(千葉県指定無形民俗文化財)
神楽殿には「稲毛浅間神社神楽」の文字が掲げられています。稲毛浅間神社神楽(千葉県指定無形民俗文化財)は永正元年(1504年)に九州から来た旅人が当時の神主に伝授したのが始まりと伝わり、現在も年6回演じられています。
神楽殿は小高い丘の上に建っており、その下には桜が美しく花開いていました。
神門周辺の境内社
八坂神社
神門の周囲には数多くの境内社が鎮座しています。石段の右に鎮座するのは八坂神社で御祭神は須佐之男命です。病気退散のご利益で知られています。
大宮神社
石段の左には大宮神社が鎮座しています。御祭神は大山祇神で海上安全のご利益で知られています。
神明社、庚申塔、三峰神社
大宮神社の奥の方にも境内社が3社鎮座しており、左から神明社、庚申塔、三峰神社と並んでいます。
3社の前には歴史を感じる江戸尾立ち狛犬一対が鎮座しています。蹲踞の姿勢で、巻き毛と立ちあがっている尾が特徴です。
水神宮・山王宮・天王宮
大宮神社の隣から水神宮・山王宮・天王宮の順で鎮座しています。
稲荷神社
天王宮の左には稲荷神社が鎮座し、御祭神に宇迦之御魂神がお祀りされています。ご利益は五穀豊穣・商売繁盛で有名です。
小御嶽神社
駐車場から参道を直進(神門の右側)すると小御嶽神社が鎮座しています。御祭神は磐長姫命でご利益は延命長寿です。
厳島神社
小御嶽神社から坂を少し下ると厳島神社が鎮座しています。御祭神は市杵島姫命で旅行安全・交通安全・商売繁盛・技芸上達のご利益で知られています。
厳島神社の周辺では桜が美しい花を咲かせていました。
御朱印
御朱印は境内の社務所で書置きのものを頂くことが可能です。オリジナル御朱印帳は①ちりめんタイプ(1,200円)②白茶タイプ(1,200円)③キティデザイン(1,700円)の計3種類あります。
千葉県千葉市・稲毛浅間神社です。幹線道路沿い大きな看板が出ていて分かり易い、松林に囲まれた参道は喧騒を忘れさせます。摂社も含めこれほど綺麗に整備された神社も珍しい、朱塗りの拝殿も色鮮やかです。 #稲毛浅間神社 #御朱印 pic.twitter.com/jzKiG7oV1k
— 御朱印太郎 (@gosyuintaro) March 18, 2023
稲毛浅間神社とキティ御朱印帳 pic.twitter.com/KLvpgjVBNd
— てらたまご✿ (@tratamagosyui_n) February 9, 2019
おわりに
稲毛浅間神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。社殿や神門は最近再建されたものですが見事な建築物で境内には多くの参拝者が訪れていました。神門周りには多くの境内社が並び、3月下旬に訪れた際は桜が美しい花を咲かせていました。御祭神は安産子育てのご利益で有名な木花咲耶姫命で子供が好きなキティの御守りやオリジナル御朱印帳がありました。見どころいっぱいの稲毛浅間神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
稲毛浅間神社 | |
住所 | 千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10 |
電話番号 | 043-245-7777 |
営業時間 | ■平日 午前9時~午後1時15分 ■土日祝日 午前9時~午後2時15分 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・京成電鉄千葉線「京成稲毛駅駅」下車、稲毛浅間神社まで400m、徒歩で約5分 ・JR総武線「稲毛駅」下車、稲毛浅間神社まで1.0km、徒歩で約13分 ・JR京葉線「稲毛海岸駅」下車、稲毛浅間神社まで1.3km、徒歩で約17分 ■自動車を利用 ・カーナビに稲毛浅間神社の電話番号「043-245-7777」を入力、またはカーナビに稲毛浅間神社の住所「千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約30台駐車可能な有料駐車場あり |