【北海道函館市】土方歳三の供養碑がある称名寺!見どころや御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

称名寺1
2019年2月22日(金)に北海道函館市にある函館市内で高龍寺に次いで2番目に古い寺院で土方歳三の供養碑がある称名寺しょうみょうじに行ってきました。

称名寺に参拝してきましたので見どころや御朱印、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

称名寺の概要

創建は正保元年(1644年)、伊勢の国の僧であった円龍が亀田村(現在の函館市八幡町付近)に阿弥陀如来像を祀って阿弥陀庵を建立したのが始まりと伝わります。函館市内では高龍寺に次いで2番目に古寺です。山号は護念山、宗派は浄土宗、本尊は阿弥陀仏阿弥陀如来になります。

元禄3年(1690年)、称名寺と改称しました。宝永5年(1708年)、度重なる亀田川の氾濫により箱館の富岡町(現在の小学校付近)に移転しました。文化3年(1806年)の大火でほとんど全焼し、のちに再建されました。

明治12年(1879年)の大火でも本堂を焼失し、現在地(函館市船見町)に移転しますが、現在地でも明治29年(1896年)、明治40年(1907年)に大火による被害が発生しました。

昭和4年(1929年)、幾度もの被災の経験から現在の鉄筋コンクリート建築で寺院が建立されました。本堂内部の人天蓋にんてんがいは東京の増上寺から贈られた極彩色で豪華な歴史的価値の高いものです。
ご本尊の阿弥陀仏阿弥陀如来は函館市の文化財に指定されています。

交通機関を利用

・函館市電「どつく前駅」下車、称名寺まで600m、徒歩約9分

自動車を利用

・カーナビに称名寺の電話番号「0138-23-0574」を入力

駐車場

称名寺には普通自動車が20台収容可能な無料駐車場があります。

称名寺の参拝と見どころ

称名寺の参拝開始

どつく前駅から魚見坂を上り、3つ目の船見町の信号を右に曲がると称名寺の三門が見えてきます。
三門を通り、左側に観音堂、右側に寺務所宝物室、正面に本堂があります。
称名寺2

水盤舎と左側に見えるのが子育地蔵尊です。
称名寺5

ペリー来航時の子育地蔵尊

ペリーが函館に来航した際、当時の称名寺に立ち寄りました。
称名寺はその後幾度となく大火により焼失しますが、子育地蔵尊は焼失を免れ、当時のものが現存しています。
称名寺6

コンクリートで建立された本堂

本堂は度重なる大火と焼失の経験から、昭和4年(1929年)に鉄筋コンクリートで本堂が建立されました。堂内には増上寺から贈られた極彩色で豪華な人天蓋があります。
本堂を正面に左手前にある碑は土方歳三と新撰組隊士の供養碑です。
称名寺3

土方歳三と新撰組隊士の供養碑

新撰組副長土方歳三は榎本武揚と蝦夷地へ渡り、箱館五稜郭で新政府軍と戦いました。
新政府軍の総攻撃を受けて苦戦していた弁天砲台(現在の函館市弁天町)へ援軍として向かう途中、一本木(現在の函館市若松町)で馬上から指揮している最中に敵の砲弾を腹部に受け、壮絶な最後を遂げたと伝わります。その歳三と、彼と共に戦った新撰組隊士を供養する碑です。
元の碑は3度の大火で焼失し、現在は昭和48年(1973年)に建立されたものになります。

御朱印

御朱印は境内の寺務所で頂くことが可能です。

おわりに

称名寺所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
称名寺に参拝してみて、土方歳三と新撰組隊士の供養碑やペリー来航時の子育地蔵尊から函館の歴史を感じることができました。ペリー来航時の有縁無縁搭、宝篋印塔も現存しています。
宝物室では桃山時代の四天王尊像や円空作観音像など貴重な展示を見ることが可能です。
見どころいっぱいの称名寺に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

称名寺
住所 北海道函館市船見町18-14
電話番号  0138-23-0574
営業時間 午前9時~午後4時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・函館市電「どつく前駅」下車、称名寺まで600m、徒歩約9分
■自動車を利用
・カーナビに称名寺の電話番号「0138-23-0574」を入力
駐車場 普通自動車20台収容できる無料駐車場あり

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