【日本100名城第68番】山城唯一の現存天守で猫城主の「さんじゅーろー」がいる備中松山城!スタンプ設置場所や所要時間、見どころをご紹介!

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2020年11月8日(日)に日本100名城スタンプラリー68番で、岡山県高梁市にある「備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)」に行ってきました。
別名「高梁城(たかはしじょう)」とも呼ばれます。

「備中松山城」は、現存天守12城の一つで、山城で唯一の現存天守です。
2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』のオープニングに使用された城としても有名です。
秋から冬にかけては、標高430mの臥牛山頂上付近に建てられた城の周囲は雲海に覆われる為「天空の山城」としても有名です。
現在の城主は、「さんじゅーろー」というかわいい猫で城を訪れる一つの楽しみとなっています。

備中松山城は延応2年(1240年)に秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)」が臥牛山の大松山に砦を気付いたことに始まります。
戦国時代には城の争奪戦が行われ、上野氏、庄氏、三村氏と何度も城主が入れ替わりました。
江戸時代に入り、城主は池田氏、水谷氏、安藤氏、石川氏と入れ替わり、最後の城主は板倉氏で廃藩置県を迎えました。

明治6年(1873年)に廃城令が公布され、御根小屋は取り壊され、山城は新政府によって売却されましたが、不便な場所にある為、解体されずそのままの状態で残っていました。
昭和初期に老朽化した城の修復の機運が高まり修復作業が進められ、昭和16年(1956年)には当時の国宝(現行法では重要文化財)に指定されました。
現存の木造「天守」、「三の平櫓東土塀」、「二重櫓」3件重要文化財に指定されています。

日本100名城スタンプ「備中松山城券売所」にあります。

今回備中松山城を見学してきましたので見どころ等をご紹介したいと思います。

備中松山城をゆっくり見学した場合、所要時間は2時間でした。

「備中松山城」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「備中高梁駅」下車⇒タクシー※で「ふいご峠(8合目)※」下車⇒登山道を徒歩約700m・20分
※駅からタクシー料金は片道約1500円、乗合タクシー(要予約、予約はこちらから)は一人片道600円
※「ふいご峠」が一般車両が上がることのできる終点です。

自動車を利用

・備中松山城「城まちステーション(五合目)」に駐車(110台駐車可能な無料駐車場あり)⇒登城整理バス(往復400円)※に乗車・約10分⇒「ふいご峠(14台駐車可能な無料駐車場あり)」着⇒登山道を徒歩約700m・20分
※登城整理バスの運行予定表はこちらからご確認下さい。
【ご注意下さい】
「城まちステーション」から「ふいご峠」の道はかなり細く駐車場も少ないため車は「城まちステーション」において移動することを強くおすすめします。

駐車場

「備中松山城」には無料駐車場が2ヶ所あります。
・五合目 「城まちステーション(110台駐車可能な無料駐車場)」
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・八合目 「ふいご峠(14台駐車可能な無料駐車場)」
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日本100名城のスタンプ設置場所

日本100名城スタンプは石段を登った先の「備中松山城券売所」にあります。
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「備中松山城」の見学と見どころ

「備中松山城」へは五合目からシャトルバスがおすすめ

今回「備中松山城」へはレンタカーを利用して五合目「城まちステーション」の駐車場へ車を駐車して登城しました。
「城まちステーション」までの道も所々かなり細い道となっているので注意が必要です。
登城整理バス(往復400円)の券を購入し、バスが到着するのを待ちます。
バスは約15分間隔のピストン運行ですので、少し待つとすぐにバスがやってきます。
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登城整理バスのチケットは行きは見せてバスに乗車し、帰りのバス乗り場でチケットが回収されます。
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八合目から徒歩約20分で「備中松山城」

「城まちステーション」から「ふいご峠」へはバスで約10分弱です。
「ふいご峠」の無料駐車場は14台しかなく、途中の道はかなり細いので運転に自信がある人以外は「城まちステーション」からバスを利用することを強くおすすめします。
「ふいご峠」から登山道を徒歩約700m・20分歩いて「備中松山城」へ向かいます。
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途中の山道は遊歩道で整備されていますが、足場が悪いので歩きやすい靴、服装は必須です。
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2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で使用された高石垣

「ふいご峠」から約20分歩くと突然眼前に立派な石垣が出現します。
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天然の岩盤を利用した石垣は雄大でとても迫力があります。
紅葉の時期に訪れたので様々に色づいた木々とお城の景色が素敵でした。
2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で滝のように水が流れているシーンがあったと思いますが、「備中松山城」の大手門北側の岩盤がCGにより加工されて使用されていました。
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何段にも連なる雄大で人を寄せ付けない石垣が見事です。
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重要文化財で現存土塀「三の平櫓土塀」

こちらは現存土塀重要文化財に指定されている「三の平櫓土塀」です。
昔の人々も同じ風景を見ながら登城していたと思うと感慨深いです。
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立派な石垣と土塀と紅葉のコントラストがとても美しいですね。
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「三の平櫓土塀」を進むと「三の平櫓」跡があります。
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この辺りの紅葉も真っ赤でとても見ごたえがあります。
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「三の平櫓」跡を道なりに進むと「四の平櫓」跡があります。
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「四の平」櫓跡付近の石垣は城内で最も古い石垣で、自然の石をそのまま利用した「野面積(のづらづみ)」の石垣です。
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「備中松山城」天守は現存12天守のひとつ

最も古い石垣を通り過ぎると「備中松山城」の天守が見えてきます。
標高430mの古松山山頂に建っている天守は日本一高所で山城に唯一現存する木造天守です。
石段を登ると「備中松山城」券売所(大人:500円、小中学生:200円)があり、日本100名城スタンプはこちらで押印できます。
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天守は小規模ですが標高430mの高所にあり、幾重にも重なる高石垣に守られた様は堅固で実戦的な城であったことが分かります。
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城主「さんじゅーろー」の城内見回り

天守前の広場では城主「さんじゅーろー」※が場内を見回っていました。
天守と紅葉と「さんじゅーろー」が撮影出来て一生懸命登城してきてよかったと思いました(笑)
見回る時間は午前10時午後2時2回ですが、気分によって出現場所が変わるそうです。
もし運よく出会えればラッキーですね!
※コロナウイルス感染予防の為、現在は触れ合い禁止となっています。
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天守からの景色は絶景で、天気がよければ遥か遠くまで見渡すことが出来ます。
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真っ赤な紅葉とお城の土塀、そして借景に山脈と空が広がる風景はまるで一枚の絵画のようだと感じます。
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国の重要文化財「二重櫓」

天守の裏側には国の重要文化財に指定されている「二重櫓」があります。
紅葉と現存木造櫓と土塀が美しいですね!
天守の裏に回って正面から写真を撮れるので是非見てみて下さいね♪
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おわりに

「備中松山城」を訪れて見て日本一高所にある山城で、真田丸のオープニングに出てくる高石垣は見ごたえがありました。
重要文化財の「天守」、「三の平櫓東土塀」、「二重櫓」も見ごたえがあり、紅葉のシーズンだと一層紅葉と土塀、木造の建物の調和が美しく見ごたえがありました。
また城主の「さんじゅーろー」はとてもかわいくて写真をとりやすいようポーズを決めてくれたりとサービス精神で、大変な登城の疲労も吹き飛びました(笑)
アクセスは難しいですが、それ以上の感動や癒しがありまた再訪したいお城でした。

備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)
住所 岡山県高梁市内山下1
電話番号 0866-22-1487
スタンプ設置場所 備中松山城券売所
営業日 【4月~9月】
午前5時~午後5時30分※
【10月~3月】
午前5時~午後4時30分※
※最終入城時間は閉城時間の30分前
午前時~午後時
定休日 12月29日~1月3日
見学料金 大人:500円、小中学生:200円
アクセス ■公共機関の場合
・JR線「備中高梁駅」下車⇒タクシー※で「ふいご峠(8合目)※」下車⇒登山道を徒歩約700m・20分
※駅からタクシー料金は片道約1500円、乗合タクシー(要予約、予約はこちらから)は一人片道600円
■自動車の場合
備中松山城「城まちステーション(五合目)」に駐車(110台駐車可能な無料駐車場あり)⇒登城整理バス(往復400円)※に乗車・約10分⇒「ふいご峠(14台駐車可能な無料駐車場あり)」着⇒登山道を徒歩約700m・20分
駐車場 「備中松山城」には無料駐車場が2ヶ所あります。
・五合目 「城まちステーション(110台駐車可能な無料駐車場)」
・八合目 「ふいご峠(14台駐車可能な無料駐車場)」