日本100名城 兵庫県篠山市 篠山城(ささやまじょう)

2014年5月4日に日本100名城スタンプラリー57番篠山城(ささやまじょう)に行ってスタンプを押してきました。

篠山城の見所は、復元された大書院と約17メートルある高石垣が見所です。
20人もの西国大名が普請したお城で、石垣に残っている符号、刻印も見所になっています。
JR明石駅のホームからも見える高石垣も見所です。

今回の篠山城の散策の所要時間は約2時間でした。

篠山城の概要

篠山城は1609年、関が原の合戦に勝利した徳川家康が、豊臣氏の居城である大阪城の包囲と、豊臣家ゆかりの西日本の諸大名を抑えるために篠山盆地に築いた城です。
築城工事は西日本の15カ国20諸侯の大名によって行われ、縄張り奉行を三重県津城の城主藤堂高虎が、普請総奉行は兵庫県姫路城主の池田輝政が指揮をとり、1年たらずで完成しました。
ただし、天守閣は徳川家康の命令で築かれませんでした。
初代城主として徳川家康の実子である松平康重が八上城から移り、松平三家8代と青山6代といずれも徳川譜代の有力大名に引き継がれ、260年余の幕藩体制のもと、篠山藩5万石の政治・経済・文化の拠点として役割を果たしてきました。
明治維新後、大書院だけを残し場内のほとんどの建物が壊されましたが、石垣と堀、馬出などの遺構がほとんど原型を残していることから1956年に国の史跡に指定されました。
2006年には日本100名城にも選ばれました。

明石城はJR福知山線「篠山口駅」駅から神姫グリーンバス篠山営業所行「二階町」バス停下車徒歩約5分

史跡篠山城跡入口です。
今回は車で篠山城へ行きました。
最寄の駐車場は、三の丸駐車場があり、普通車350台、一日200円で駐車することができます。
篠山城1

史跡篠山城跡入口付近から見た石垣です。
こちらから見る石垣は必見です!
石垣は、滋賀・近江の穴太衆(あのうしゅう)によるものです。
自然石をあまり加工しないで積む野面積み(のづらづみ)の工法を用いています。
篠山城2

入口から登ると、枡形(ますがた)が現れます。
枡形とは、大手門と鉄門との間にある進入した敵軍の動きを妨げるための方形の広場です。
篠山城5

石垣には普請した人の刻印が刻まれていました。
赤で囲っている箇所が、刻印です。
篠山上の石垣には200種類以上の刻印があるそうです!
篠山城3

刻印を拡大したものです、様々な形の刻印がはっきりと残っていて探すととても楽しいです♪
篠山城4

こちらの石垣にも刻印があります!石垣を見るとすぐに見つけられます。篠山城6

篠山城大書院(おおしょいん)入口までのぼってきました。
篠山城7

大書院入口で入館料をはらって、大書院に入ります。
大書院入口に日本100名城篠山城スタンプがあります。
日本100名城のスタンプをここで押して見学しました。

■入館料
大人400円
大学・高校生200円
中学・小学生100円
■入館時間
9時00分~17時00分(受付終了は16時30分)
■休館日
月曜日(祝祭日の場合は開館・翌日休館)・年末年始(12/25~1/1)
篠山城8

大書院の全景です。
大書院は1609年の篠山城築城と同時に建てられ約260年の間藩の公式行事などで利用されてきました。
しかし、1944年1月6日、火災により消失してしまいました。
その後、2000年3月に現在の姿に復元されました。
篠山城9

大書院は木造建築物としては非常に規模が大きいです。
大書院を見たとき、どこかで見たことがあるような感じがしていましたが、現存する同様の建物では京都二条城と良く似ています。
篠山城12

埋門(うずみもん)です。
非常に時は埋めて遮断する門です。
篠山城10

埋門の付近の石垣池田輝政の刻印が今も残っています。
赤枠で囲っているところが池田輝政の刻印です。
こちらは是非実際にみてみることをおすすめします!
篠山城11

築城の名手藤堂高虎らしい、堅牢なお城です。
高石垣で、堀が張り巡らされています。
篠山城13

篠山城へいってみて、大書院で江戸時代の篠山藩の出来事を確認できたり、大書院にあるシアター室で篠山城の歴史背景や城の普請の様子を見ることができて理解しやすかったです。
石垣の状態がよく、様々な築城普請者の刻印をいたるところで確認できるのも篠山城ならではです!
200種類以上の刻印があるので、篠山城を訪れる度、新しい発見ができそうで、また行こうと思いました♪

■場所:兵庫県篠山市北新町2-3
■電話番号:079-552-4500
■交通:
鉄道・バス:JR福知山線「篠山口」駅から神姫グリーンバス篠山営業所行き「二階町」バス停下車徒歩約5分
車:舞鶴若狭自動車道丹南篠山口I.Cより東へ約10分
■駐車場:
三の丸駐車場 普通車350台(1回200円)
■スタンプ設置場所:大書院入口

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