日本100名城第63番 羽柴秀吉の兵糧攻めの舞台の城で珍しい石垣「天球丸巻石垣」が有名「鳥取城(とっとりじょう)」!スタンプ設置場所や所要時間、見どころをご紹介!

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2020年11月7日(土)に日本100名城スタンプラリー63番で、鳥取県鳥取市にある「鳥取城(とっとりじょう)」に行ってきました。
別名「久松山城」とも呼ばれます。

鳥取城は諸説ありますが、近年の研究で天文年間(1532年~1555年)頃、但馬山名氏よって築城されたといわれています。
鳥取城の城主が正式に確認できるのは、元亀年間(1570年~1573年)の「武田高信」からです。

鳥取城は「羽柴秀吉」の兵糧攻め「鳥取の飢え殺し(かつえごろし・渇え殺しともいわれます)」の舞台になった城としても有名です。

天正9年(1581年)3月、当時織田信長と交戦した毛利氏側の「吉川経家(きっかわつねいえ)」が鳥取城城主として入城しました。

この年の7月に秀吉は2万ともいわれる大軍で鳥取城を包囲し、兵糧攻めを行いました。
城内には2か月分の兵糧しかなかったといわれています。

更に約1400名が籠る城内に、付近の農民2000名を城に追いやり、周囲の米を高値で買い取りつつ、毛利方からの救援の食糧の補給は徹底的に遮断しました。

その結果、8月以降次第に城内の兵士や農民は飢えていき、4か月後には餓死者が発生し、人肉を食らうものまで現れたと『信長公記』に記されています。

これが世に言う「鳥取の飢え殺し」です。
「吉川経家」は自分の命と引き換えに兵士と農民の生命を救い、同年10月25日未明に城中広間で自刃しました。

鳥取城の日本100名城スタンプですが「仁風閣(じんぷうかく)」内にあります。

今回鳥取城を見学してきましたので見どころ等をご紹介したいと思います。

鳥取城をゆっくり見学した場合、所要時間は1時間10でした。

「鳥取城」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・JR線「鳥取駅」着⇒鳥取城(仁風閣)まで2.2km・徒歩約28分

自動車を利用

・カーナビにMAPCODE125 613 469*55」を入力

駐車場

鳥取城には2ヶ所無料駐車場があります、ただし土・日・祝のみですのでご注意下さい。
・鳥取県庁駐車場(257台)
・県庁北側駐車場(69台)
下の写真は「県庁北側駐車場」で日曜日の15時頃に訪れた際、5台ほど空きがありました。
近くには市営の有料駐車場もあり、30分無料、30分を超え、1時間ごとに100円で駐車可能です。
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鳥取城周辺の駐車場です、駐車場を探す際迷ったのでご参考下さい。
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日本100名城のスタンプ設置場所

日本100名城スタンプは「仁風閣(じんぷうかく)」受付にあります。
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「仁風閣」が休館の場合、「鳥取県立博物館」でスタンプを押すことが可能です。
上記両方閉館の場合、「鳥取市役所本庁舎1階総合案内」または「1階管理室」で押すことが可能です。
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「鳥取城」の見学と見どころ

「県庁北側駐車場」からの風景です。
前方の山は「久松山」で標高263mになります。
雲がかかっている辺りに「山上ノ丸跡」があります、立派な石垣が残っています。
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「鳥取の飢え殺し」の毛利方の武将「吉川経家」像

道路を渡ると「吉川経家」公の像があります。
「鳥取の飢え殺し」の毛利方の武将で、自分の命と引き換えに兵士と農民の生命を救いました。
武人の鑑として歴史に高く評価されています。
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内堀沿いに歩道を進みます。
紅葉が色づいていて綺麗でした。
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復元作業中の「大手門」

こちらは「大手門」ですが、2020年11月現在復元作業中でこちらからは城内に入れません。
「大手門」は1720年に発生した「享保の大火」直後に再建され、明治8年(1875年)まで現存していました。
令和3年(2021年)3月の竣工を目指して復元作業が行われていました。
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正面の建物が「仁風閣」で、国指定重要文化財となっています。
奥に見えるのが鳥取城の石垣で、「二ノ丸」跡になります。

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内堀沿いに進み「宝珠橋」を渡り、「仁風閣」へ向かいます。
左後方には「鳥取県立博物館」があり、博物館専用駐車場があります。
鳥取城見学の場合は使用できませんのでご注意下さい。
右後方に「仁風閣」があります。
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国指定重要文化財「仁風閣」

国指定重要文化財に指定されている「仁風閣」入口です。
この建物は明治40年(1907年)に大正天皇の御宿舎として鳥取藩主「池田仲博」侯爵によって建てられました。
鳥取で初めて電気が灯った建物としても有名です。
日本100名城スタンプ「仁風閣」受付にあります。
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設計は赤坂離宮の設計家として有名な「片山東熊」博士によるものと伝わり、フレンチルネッサンス様式を基調とする木造二階建の本格的洋風建築です。
中国地方屈指の明治建築として有名です。
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建物内部では支柱のない「らせん階段」の美しさに目を奪われます。
「るろうに剣心」の撮影でも使用された建物です。
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鳥取城内唯一の復元門「中仕切門」

「仁風閣」見学後、鳥取城内唯一の復元門中仕切門」を通って「二ノ丸跡」、「天球丸跡(天球丸巻石垣」へと進みます。
傾斜がある石段を進みますが、道は整備されていて歩きやすかったです。
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「二ノ丸」跡から「菱櫓」「多門櫓」を確認

二ノ丸」跡からの景色です。
左が「菱櫓(ひしやぐら)」跡、右が「多門櫓(たもんやぐら)」跡です。
枡形になっていることが確認できます。
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鳥取城のお殿様とのエピソードが興味深い「稲荷神社」

「二ノ丸」跡には雰囲気のある「稲荷神社」がありました。
かつて鳥取城には「桂蔵坊(けいぞうぼう)」と呼ばれるキツネが住んでおり、その「桂蔵坊」を祀っている神社です。
しっかり拝んで先に進むと「天球丸跡」と「天球丸巻石垣」があります。
少し見辛いですが、鳥居をくぐり、右手に「天球丸跡」「山上ノ丸跡」へ続く石段があります。
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国内唯一で角を持たない球面の「天球丸石垣」

石段を登り進むと「天球丸」跡に到着します。
名前の由来は、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの後に城主となった「池田長吉」の姉、「天球院」がこの場所に住んだことから名付けられました。
写真は「天球丸」跡から見える「天球丸巻石垣」です。
角を持たない球面の石垣で、国内では確認事例がない大変珍しいものですので必見です。
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おわりに

「鳥取城」を訪れてみて内堀越しに見る立派な石垣と、フレンチルネッサンス様式の「仁風閣」は見ごたえがありました。
「仁風閣」内部の「らせん階段」は支柱を持たない階段で技術の高さと美しさが両立した見事な造りでした。
城内見学では立派な石垣や、興味深いエピソードを持つ「稲荷神社」、角を持たない球面の石垣で、国内では確認事例がない大変珍しい「天球丸巻石垣」が見どころです。

鳥取城(とっとりじょう)
住所鳥取県鳥取市東町1−220
電話番号(仁風閣)0857-26-3595
スタンプ設置場所仁風閣入口受付
営業日(仁風閣)午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
定休日(仁風閣)毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
見学料金(仁風閣)大人yen円、中学生以下は無料
アクセス■公共機関の場合
・JR線「鳥取駅」着⇒鳥取城(仁風閣)まで2.2km・徒歩約28分
■自動車の場合
・カーナビにMAPCODE「125 613 469*55」を入力
駐車場■無料駐車場(土・日・祝のみ)
・鳥取県庁駐車場(257台)
・県庁北側駐車場(69台)
■有料駐車場
・市営の有料駐車場(30分無料、30分以上は1時間ごとに100円)