2020年1月20日(月)に日本100名城スタンプラリー62番で、和歌山県和歌山市にある「和歌山城(わかやまじょう)」に行ってきました。
和歌山城は徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家のお城で、城地種類は平山城になります。
和歌山城は天正13年(1585年)に豊臣秀吉が紀州を平定した際、弟の「豊臣秀長(とよとみひでなが)」によって虎伏山に築城されました。
築城は築城の名手「藤堂高虎(とうどうたかとら)」によって行われました。
和歌山の地名はこの頃の豊臣秀吉の手紙で初めて見られます。
その後、豊臣秀長は大和郡山を居城とした為、「桑山重晴(くわやましげはる)」が城代を務め、秀長が亡くなると桑山重晴が城主となります。
慶長5年(1600年)の関ヶ原の大戦後、「浅野幸長(あさのゆきなが)」が入国し、城を大拡張し、連立式天守も建造しました。
元和5年(1619年)、徳川家康の10男「徳川頼宣(とくがわよりのぶ)」が入国し、城を大城郭に拡張し、御三家紀州藩が成立しました。
現存している遺構「岡口門と土塀」は重要文化財に指定されています。
日本100名城スタンプは「和歌山城天守閣楠門受付」にあります。
今回和歌山城を見学してきましたので見どころ等をご紹介したいと思います。
和歌山城をゆっくり見学した場合、所要時間は1時間30分でした。
和歌山城へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・南海線「和歌山市駅」下車、和歌山城まで1.6km・徒歩約22分
自動車を利用
・カーナビにMAPCODE「35 185 837*02」を入力
駐車場
和歌山城には無料、有料駐車場があります。
・和歌山市営中央駐車場(無料、おすすめ)
和歌山城大手門近くにあり、天守閣まで徒歩15分のところにあります。
全日90分まで無料です。
収容台数は560台です。
・市営和歌山公園駐車場(有料)
和歌山城天守閣の近くにあり、天守閣まで徒歩5分のところにあります。
全日60分200円、120分350円になります。
収容台数は58台です。
和歌山城の見どころ
見どころ・おすすめスポットは以下の通りになります。
・嘉永3年(1850年)再建時の天守図を元に再建された「天守閣」
・空襲を免れた重要文化財の「岡口門」
・造られた時代によって技法が異なる3種類の石垣
・江戸時代初期の大名庭園の特徴がみられる「西の丸庭園」
日本100名城のスタンプ設置場所
日本100名城スタンプは「和歌山城天守閣楠門受付」にあります。
入館チケットを購入する際、日本100名城のスタンプを押したい旨伝えるとスタンプを出してくれます。
和歌山城見学開始
和歌山城を満喫する為、和歌山城が一望できる「スマイルホテル和歌山」で一泊しました。
和歌山城は和歌山が一望できる山の上に築城された平山城です。
夜はライトアップされていてまた違った雰囲気になります。
「一の橋」「大手門」から城内へ
写真の門は「大手門」で、かかっているのが「一の橋」です。
今回はこちらから城内見学を開始しました。
追手門を直進して突き当りの「一中門跡」まで進みます。
右側の巨木は「一の橋樟樹」で県指定天然記念物です。
「一中門跡」を直進すると重要文化財の「岡口門」、右側に曲がると国指定名勝「西の丸庭園」へ行くことが可能です。
紀州徳川家藩主「徳川頼宣」によって作庭された「西の丸庭園」
「西の丸庭園」は料金不要で自由に見学できます。
江戸時代初期に紀州徳川家藩祖「徳川頼宣」公によって造られた日本庭園で別名「紅葉渓庭園(もみじだにていえん)」とも呼ばれます。
江戸時代初期の大名庭園の特徴を持った庭園です。
紀州の名石や樹木が巧みに配置された庭園で、人も少なくとても心が落ち着く庭園です。
手前の建物が「鳶魚閣(えんぎょかく)」、奥の廊下が「御橋廊下」です。
「御橋廊下」は「鳶魚閣」や「西の丸」と「二の丸」を行き来する為に架けられています。
「御橋廊下」は実際に歩けるので是非歩いてみてくださいね♪
廊下の窓からは和歌山城を見ることができます。
当時のお殿様もこのような景色を見ていたと思うと感慨深いですね。
空襲を免れた重要文化財の「岡口門」
昭和32年(1957年)に重要文化財に指定された「岡口門」です。
第二次世界大戦の空襲の焼失を免れた貴重な和歌山城の遺構です。
時代によって異なる石垣技法
和歌山城の石垣は造られた時代によって技法が異なっています。
こちらは豊臣秀長の時代に造られた石垣で「野面積(のづらづみ)」となっています。
浅野幸長の時代の「打込接(うちこみはぎ)」、徳川時代の「切込接(きりこみはぎ)」です。
城の石垣の違いを楽しみながら見学しました♪
和歌山城天守閣へ
いよいよ和歌山城天守閣に向かいます。
和歌山城は連立式天守となっており、この角度からだとわかりやすいです。
右側に見える建物「和歌山城天守閣楠門受付」で日本100名城のスタンプを押すことが可能です。
入館料は大人410円、子供200円となっています。
和歌山城の天守閣へ登る前に「和歌山城天守閣楠門受付」前にある茶店でお団子とあったかいお茶を飲んでひとやすみ♪
天守閣は資料館になっていて結構展示物が多いのでこちらでひとやすみがおすすめです♪
いよいよ登城です。
入るとすぐに「大天守」と「小天守」を見ることが出来ます。
第二次世界大戦で焼失しましたが、嘉永3年(1850年)再建時の天守図を元に連立式天守が再建されました。
「大天守」「小天守」には展示物があり、見学することができます。
「大天守」からまわり「小天守」から出口へ進みます。
「大天守」からの眺めは絶景で、和歌山の町が一望出来ます。
天守から左が「二の門櫓」、右が「乾櫓」になります。
天守閣展示物には平成7年(1995年)に放送された大河ドラマ「8代将軍・吉宗」で江戸城内で使用された「虎襖絵(とらふすまえ)」の撮影セットが展示されていました。
天守閣の裏門である「埋門(うずみもん)」も「小天守」内で見ることができました。
おわりに
和歌山城に行ってみて忠実に再現された天守は見ごたえがありました。
今回和歌山城前の「スマイルホテル和歌山」に宿泊し、日中だけでなく夜間ライトアップも楽しめて良かったです。
石垣は時代によって技法が異なっており、実際に見て違いを知ることができました。
第二次世界大戦の焼失から免れた重要文化財の「岡口門」も必見です。
江戸時代初期の大名庭園の特徴を持った「西の丸庭園」は美しく、紅葉の時期に再訪したいと思いました。
城だけでなく庭園も素敵な和歌山城に是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
近くには徳川家康公ゆかりの「紀州東照宮」、結縁坂が有名な「紀三井寺」がありますよ♪
和歌山城(わかやまじょう) | |
住所 | 和歌山県和歌山市一番丁3 |
電話番号 | 073-422-8979 |
スタンプ設置場所 | 和歌山城天守閣楠門受付 |
営業日 | 全日:午前9時~午後5時30分 |
休日 | 12月29日から12月31日 |
見学料金 | 大人410円、中学生以下200円 |
アクセス | ■電車の場合 南海線「和歌山市駅」下車、和歌山城まで1.6km・徒歩約22分 ■自動車の場合 カーナビにMAPCODE「35 185 837*02」を入力 |
駐車場 | ・和歌山市営中央駐車場(無料、おすすめ) 全日90分まで無料、収容台数は560台 ・市営和歌山公園駐車場(有料) 全日60分200円、120分350円、収容台数は58台 |