2017年10月20日(金)に静岡県伊豆市湯ヶ島にある川端康成が『伊豆の踊子』を執筆した宿として有名な「湯本館」に宿泊しました。
湯本館は温泉も有名で、館内の温泉は全て源泉かけ流しで、露天風呂は狩野川に手が届きそうなくらいの場所にあります。
露天風呂は川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてくる秘湯で、湯本館は「日本秘湯を守る会」にも加盟しています。
川端康成が『伊豆の踊子』を執筆した部屋も残っています。
学生の頃に川端康成の『伊豆の踊子』を読んでずっと行きたかった場所で、実際に訪れてみて執筆当時の部屋や旅館、温泉や旅館の方々のおもてなしが素晴らしかったのでご紹介します。
湯本館の予約
予約は、公式HP、楽天トラベル、じゃらんで検討し、予約が取れるタイミングで最安だったじゃらんで湯本館を予約しました。
今回6人で宿泊予約をしましたが、その後湯本館の方が電話を下さり、部屋と隣にしていただいたり、全員一緒に食事できるようご配慮していただきとても嬉しかったです。
また伊豆観光のパンフレットも後日郵送で送付していただき、伊豆観光の際はとても助かりました。
湯本館へのアクセス・駐車場
湯本館へのアクセスは車で県道59号を走り、看板が見えたら曲がります。
看板には「ここにはいる」と書いており矢印もありますが、駐車場まではとても細い道ですので注意が必要です。
道に入ると突き当りが湯本館になり、湯本館の前に駐車場※があります。
こちらの駐車場は少し止めづらいので、運転に自信のない方は旅館の方が代行して駐車してくれるのでお願いしましょう。
私は運転に自信がないので出し入れをお願いしました。。
※予約時に駐車場利用を受付
湯本館到着
駐車場から石段を下ると湯本館の入り口です。
「日本秘湯を守る会」とかかれた提灯が風情があっていいですね、温泉への期待も高まります♪
入り口から昔にタイムスリップしたような気持ちになります。
歴史ある旅館で当時の姿を残して今も宿泊できる旅館はとても貴重だと思います。
入ってすぐ見える階段は川端康成が実際に腰を掛けて玄関の板敷で踊子が踊るのを見た階段です。
階段に腰かけて写真撮影可能ですので是非撮影させてもらいましょう。
川端康成が実際に階段に座っている写真も展示されています。
実際に階段に腰かけて玄関を見た景色です。
川端康成が見た景色がそのまま残っているので感動しました。
玄関をあけて今にも踊子が入ってきそうな雰囲気があります。
館内には『伊豆の踊子』にまつわる資料が多数展示されています。
伊豆の踊子は色々な時代に映画化されていますが、私は山口百恵のイメージが強いですね。
玄関を入ってまっすぐ進むと応接室があります。
応接室の奥の扉を開けて先に進むと「露天風呂」があります。
狩野川のすぐそばにある露天風呂で川のせせらぎを聞きながら温泉につかります。
温泉の効能は神経痛、筋肉痛、冷え性等に効果があるカルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉でお湯は無色無臭でした。
あまりにも心地よくて時間を忘れて入ってしまいます♪
露天風呂も素晴らしいですが、館内の大浴場も源泉掛け流しで開放感のある浴場でとってもきもちよかったです♪
部屋は昭和初期の風情が感じられる素敵な部屋で、とても清潔に保たれており快適に過ごすことが出来ました。
障子戸の細工が美しいですね♪
川端康成だけでなく宇野千代が宿泊した部屋もあり驚きました。
館内もとても綺麗で落ち着く旅館です。
館内の2階には川端康成が宿泊した部屋が今も残されています。
「川端さん」という名前の展示室としていつでも見学可能となっています。
川端康成がこの場所で『伊豆の踊子』を生み出したと思うと感動します。
「川端さん」で展示しきれない資料や他の文化人の資料は館内の様々な場所に展示されています。
時間があればゆっくり見てみてくださいね。
夕食の料理は色鮮やかで見た目もとても美しく食べるのがもったいないです。
素材の味を活かした料理で、両親にも大変好評でした。
どの料理も適切な量とタイミングで出され、すべておいしくいただきました。
おわりに
湯本館に宿泊して露天風呂は川のせせらぎを聞きながら入れる良質な湯の温泉で、料理もすべておいしかったです。
旅館は天然木で作られた歴史と風情を感じる旅館で、川端康成の時代にタイムスリップした気持ちになれます。
川端康成が『伊豆の踊子』を執筆した部屋がそのまま残されていることに感動を覚えました。
旅館の方のおもてなしも、宿泊予約から宿泊を終えるまで一貫して素晴らしかったです。
また必ず再訪したいと思うおすすめの宿ですので、是非皆さんも一度訪れてみてくださいね。
湯本館(ゆもとかん) | |
場所 | 静岡県伊豆市湯ヶ島1656-1 |
駐車場 | 無料駐車場あり※ ※予約時に駐車場利用を受付 |