長崎県平戸市 西の高野山とも呼ばれ、毎年節分の日に行われる「子泣き相撲」が有名!最教寺(さいきょうじ)

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2017年9月22日(金)に長崎県平戸市にある最教寺(さいきょうじ)」にいってきました。最教寺は、約400年前に赤ちゃんの泣き声で亡霊を退散させた逸話から、毎年2月3日の節分の日に「子泣き相撲」が行われることで有名です。
節分の日のニュースでテレビでとりあげられることも多いのでご存知の方も多いと思います。

創建は慶長12年(1607年)、熱心な真言宗従であった平戸藩初代藩主「松浦鎮信(まつらしげのぶ)」により創建されました。
山号高野山宗派真言宗智山派になります。
唐から戻り真言宗を伝えた弘法大師空海が最初に護摩を焚いた場所であることから西の高野山とも呼ばれています。
平戸市内から車で10分程度のアクセスしやすい場所にあり、また平戸観光パンフレットで朱色の美しい三重塔の写真を見て参拝してみたくなり今回訪れました。

最教寺を参拝した所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。

最教寺の特徴・見どころ

1.国指定重要文化財等が展示されている「霊宝館」
2.苔と石仏群が美しい「八十八ヶ所苔の参道」
3.朱色が美しい「三重大塔」

最教寺の拝観料

境内の拝観は無料です。
霊宝館」「三重大塔」は共通券で400円※、拝観時間午前8時30分~午後5時までとなっています。
※霊宝館のみは200円になります。

最教寺の駐車場情報

最教寺にはかなり大きな無料駐車場が用意されています。
参拝時も数台止まっている程度で、かなり空きがありましたのでとても止めやすい駐車場です。
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最教寺参拝

駐車場から参道を進むと左側に「鐘楼」「霊宝館」、右側に「最教寺本堂」「愛染堂」があります。
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1.国指定重要文化財等が展示されている「霊宝館」

正面が「愛染堂」、右側が「最教寺本堂」です。
「愛染堂」の正面に「霊宝館」があります。
霊宝館の拝観は受付の人を呼んで拝観料を納めて見学します。
国指定の重要文化財や仏誕生図、釈尊思惟像等が保管されており、間近で見学可能ですので見ごたえがありました。
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参道をまっすぐ進むと山頂の「三重大塔」や「奥の院本殿」へ行くことができます。
山頂へは10分もあれば到着します。
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山頂までの参道には「三社明神・七福神・稲荷大明神」が祀られています。
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2.苔と石仏群が美しい「八十八ヶ所苔の参道」

お社を過ぎた先にある「八十八ヶ所苔の参道」は雰囲気がよくて歩いていて心が落ち着きます。
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参道の苔と石仏によって神秘的で厳かな空間が広がっています。
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石仏を過ぎると苔むした参道先に傾斜のある石段が見えます。
こちらを登ると山頂です。
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結構な傾斜があり、苔で滑りやすくなっていますので気を付けて登ります。
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石段を登って右側には修行大師像がおられます。
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3.朱色が美しい「三重大塔」

左側には「三重大塔」、右側が「奥の院本殿」になります。
奥の院本殿は慶長14年(1609年)につくられました。
朱色が美しい三重大塔は平成元年(1989年)に建立されたもので高さは33.5メートル、三重の塔では日本最大級の大きさを誇ります。
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三重大塔は内部を見学することが可能で、地下と第1層から3層で構成されています。
地下は胎堂巡りが可能で、第1層から3層は展示室となっています。
この辺りで2月3日の節分の日に「子泣き相撲」が行われています。
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おわりに

最教寺に参拝してみて「八十八ヶ所苔の参道」はとても雰囲気がよい参道で心が落ち着きました。
霊宝館は国指定文化財含め貴重な展示物が多数展示されており、間近で見ることが可能ですので必見です。
三重大塔や奥の院本殿も見ごたえがあり、今度は節分の日の子泣き相撲を見に訪れたいと思いました。

最教寺(さいきょうじ)
場所 長崎県平戸市岩の上町1205番地
電話 0950-22-2669
休日 無休
拝観時間 午前8時30分~午後5時
拝観料 「三重大塔・奥の院本殿」共通券400円
駐車場 境内横にかなり広めの無料駐車場あり。
交通 平戸大橋から自動車で約6分