2017年5月3日(水)に京都府京都市東山区にある「法観寺・八坂の塔(ほうかんじ・やさかのとう)」にいってきました。
京都東山のシンボルといえば、五重塔で通称「八坂の塔」が大変有名ですが、お寺の正式名称は法観寺といいます。
法観寺の創建は飛鳥時代の592年で、聖徳太子が創建したと伝わっています。
山号は霊応山で、宗派は臨済宗建仁寺派です。
重要文化財に指定されている「八坂の塔」は何度か火災で焼失しており、現在の塔は足利義教の援助によって永享12年(1440年)に再建されました。
五重塔の高さは「東寺」、「興福寺」に次いで高く、高さは49メートルになります。
塔の心礎(心柱の疎石)は創建当初の1400年前の物が使われており、円形舎利孔、石蓋孔、凹柱座のある三段式で飛鳥時代の様式を現在に伝えています。
「法観寺・八坂の塔」の見どころ、おすすめは以下の通りです。
・拝観すると重要文化財の「八坂の塔」に登れます
・創建当初の1400年前の心礎を見学できます
法観寺・八坂の塔の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で所要時間は約30分でした。
法観寺・八坂の塔への電車・バスでのアクセス
・JR京都駅からは市バス206系統(三十三間堂 清水寺・祇園・北大路バスターミナル行き)で「東山安井バス停」下車後、徒歩約5分。
・京阪線「祇園四条駅」から約1.2キロ、徒歩約14分。
・京阪線「清水五条駅」から約1.3キロ、徒歩約16分。
法観寺・八坂の塔参拝
東大路から石畳の坂道を登って「法観寺・八坂の塔」へと向かいます。
古都の街並みと石畳、そして創建は日本最古といわれる五重塔、素晴らしい情景で京都にいることを感じます。
石畳の坂を上ると「八坂の塔」に到着します。
人力車に乗りながら訪れても素敵ですね♪
右側に拝観入り口があるので、是非拝観しましょう!
拝観日は不定期
拝観入り口です。
拝観料は400円で、時間は午前10時~午後4時までとなっています。
拝観日は不定期となっており、「八坂の塔」に拝観できることはあまり知られていません。
拝観したい場合は、確実に拝観する為には事前に電話(075-752-7070)で確認しましょう。
シーズン中の週末に公開していることが多いですが、平日でも公開している場合があります。
境内には木曽義仲公と伝わる首塚があります。
巴御前の夫としても有名ですね、豪傑で人間味あふれる魅力ある人物で、松尾芭蕉が心惹かれていた人物として有名です。
塔内部への入り口です。
紅葉の時期に訪れてもとても素敵な情景だと思います。
心礎は京都の仏教文化の起源、仏舎利信仰の原点
塔の内部の初層には大日如来を中心とする五智如来像が安置されています。
また1400年前の心礎が残っており見学することができます。
聖徳太子がこの礎石に仏舎利三粒を納め「法観寺」と号しました。
飛鳥時代の様式を留め、京都における仏教文化の起源であり、日本における仏舎利信仰の原点とされています。
塔は2層目まで登ることが出来ます。
塔の中心には「心柱(しんばしら)」があり、疎石から塔の上まで確認することが出来ます。
2層目には窓があり、そこから京都の街並みを一望することができます。
現在は高い建物がありますが、昔は京都市内を一望できたのだろうと思います。
戦国時代には「法観寺」で上洛した大名が家紋入りの旗を掲げ、天下人を世に知らせました。
天下人を知らせた舞台からの風景だと思うと感動しますね!
おわりに
法観寺に拝観してみて、外から見るだけではなく、拝観して重要文化財の「八坂の塔」の内部の拝観や、塔からの風景は必ず見るべきだと思いました。
拝観すると塔の内部で京都の仏教文化の起源であり、日本の仏舎利信仰の原点である「心礎」を見学できるからです。
また重要文化財の「八坂の塔」に登り、戦国時代の天下人が見たと思われる京都の風景を一望できるからです。
木曾義仲や松尾芭蕉が好きな方も訪れることをおすすめします。
近くにはカラフルなくくり猿が有名な「八坂庚申堂」や悪縁を切り良縁を結ぶ「安井金比羅宮」もありますので、是非一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都府京都市東山区清水八坂上町388 |
電話 | 075-551-2417 |
拝観日 | 不定期 |
拝観料 | 400円 |
拝観時間 | 10:00~16:00 |
交通 | ・JR京都駅からは市バス206系統 (三十三間堂・清水寺・祇園・北大路バスターミナル行き) で「東山安井バス停」下車後、徒歩約5分。 ・京阪線「祇園四条駅」から約1.2キロ、徒歩約14分。 ・京阪線「清水五条駅」から約1.3キロ、徒歩約16分。 |
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