小野梅園やはねず踊りが有名!小野小町ゆかりの寺 隨心院(ずいしんいん)

隨心院2
2016年8月17日(水)に京都市山科区にある隨心院(ずいしんいん)にいってきました。

隨心院は世界三大美人※のひとり、小野小町ゆかりのお寺として有名です。
※小野小町、クレオパトラ、楊貴妃をあわせて、世界三大美人と呼ばれています。

謡曲「通小町」の前段、深草少将小野小町の元に百夜通ったという伝説の舞台が隨心院です。

隨心院は正暦2年(991年)に弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正(にんがいそうじょう)が開基と伝わっています。
山号牛皮山(ぎゅうひざん)で、宗派真言宗善通寺派になります。

隨心院は、元は牛皮山曼荼羅寺(ぎゅうひさんまんだらじ)と称されていました。
第5世住持の増俊の時代に曼荼羅寺の塔頭の一つとして隨心院が建立されましたが、応仁の乱によりほとんど焼失してしまいました。

その後慶長4年(1599年)に本堂が再建されました。

本堂には、本尊如意輪観音坐像、定朝様式の阿弥陀如来像(重文)快慶作金剛薩埵像(重文)が安置されています。

隨心院小野小町邸跡といわれ、小町小町が朝夕化粧をこらしたと伝わる化粧井戸や、小野小町にラブレターを送った深草中将を始め、多くの貴公子より寄せられたる文筆を埋めた文塚があります。

隨心院所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約30分かかりました。

隨心院の見どころ

隨心院見どころ

1.小野小町ゆかりの境内

2.美しい庭園

3.はねず梅が美しい「小野梅園」

4.3月の最終週日曜に公演される「はねず踊り」

見どころとなっています。

隨心院本殿へのアクセス

隨心院へのアクセスは、

電車の場合地下鉄東西線・「小野駅」より徒歩約5分
車の場合名神高速道路京都東ICから約10分

で到着します。

隨心院駐車場

隨心院駐車場です。
隨心院前の大きな道路沿いに駐車場があり、大変入りやすい駐車場無料となっています。
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とても駐車場は広いので大型車でも安心して駐車することができます。
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隨心院参拝

隨心院総門です。
木造で、大変歴史を感じる立派な総門で、参拝を進み、拝観受付へと続いています。

総門の右手にある「小野梅園」は、京都を代表する梅の名所としても知られています。
遅咲きの八重紅梅で、約230本の梅があります。3月上旬ごろ開花し、3月いっぱいが見ごろとなっています。

3月の最終日曜日には、小野小町と深草少将の百夜通いを題材にした「はねず※踊り」と呼ばれる、童女姿の子供達による舞が披露されます。
※「はねず」とは薄紅色を指す古語です。
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拝観入り口です。
拝観料は、大人500円中学生300円小人無料です。
拝観時間午前9時~午後4時30分となっています。
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拝観入り口前には小野小町の歌が書かれた石碑があります。
隣には蓮弁祈願(れんべんきがん)の水瓶があります。拝観受付付近にある蓮弁に願いをかいて、水瓶に浮かべ、水にとけて祈願になります。
とても趣があって素敵だと思いますので、おすすめです♪
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こちらが蓮弁祈願の用紙で、一枚200円になります。
拝観受付付近にありますので、こちらで願い事を書いて外の水瓶で祈願します。
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受付をすまして境内を参拝します。
入り口では美しい小野小町の絵が迎えてくれます♪
書院や奥書院には、見事な襖絵が描かれており、何種類も襖絵がありますので、とても見ごたえがありました。
襖絵は写真撮影は禁止となっておりますで、是非訪れて実物をみてみてください♪
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拝観順路に従って進みます。
こちらは中から薬医門をみたところです。
寛永年間(1624年~1631年)の建築で、九条家ゆかりの天真院尼の寄進によるものです。
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洛巽の苔寺とも呼ばれる隨心院庭園

薬医門の通路から奥へ進むと本堂美しい苔の庭が見えてきます。
隨心院庭一面が苔に覆われていることから、「洛巽(らくそん)※の苔寺」とも呼ばれていました。※都の東側
本堂には、鎌倉時代作の本尊如意輪観音坐像平安朝藤原時代の定朝様式の阿弥陀如来像(重文)鎌倉時代の快慶作金剛薩埵像(重文)が安置されています。
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本堂側の庭園には池があり、紅葉のシーズンには一面美しく彩られます。
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小野小町ゆかりの商品がおすすめ

拝観受付隣にはには商品販売所があります。
なかでも、小町絵馬はとてもかわいくて、想いをかなえてくれると有名ですのでおすすめです。絵馬は梅をかたどっていて、はねず色も鮮やかでいいですね♪
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こちらの御朱印帳は小野小町が描かれており、隨心院ならではの御朱印帳でおすすめです。
御朱印帳は1200円になります。
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こちらのお守りは「美人守」です。
才能と美の少々である小野小町と縁の深い隨心院にて美と開運のご加護の祈願がされており、見た目もとてもかわいくて購入されている方がたくさんおられました。
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おわりに

隨心院を訪れてみて、小野小町ゆかりの「化粧井戸」「小町文塚」等小野小町の縁を強く感じるお寺でした。

今回の参拝が8月で、梅や紅葉の時期からは外れましたが、3月に見ごろを迎える「小野梅園」は、京都を代表する梅の名所です。
3月最終日曜日に開催される、小野小町と深草少将の百夜通いを題材にした「はねず踊り」も見どころですので、次回は是非見てみたいと思います。

紅葉の時期は境内や庭園がとても美しく彩られますのでこちらも是非見てみたいと思います。

小野小町ゆかりのお寺で、見どころいっぱいの隨心院。
是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

場所
京都府京都市山科区小野御霊町35
電話番号 075-571-0025
拝観料 大人 500円
中学生 300円
小人 無料
拝観時間 午前9時分から午後4時30分まで
拝観日 無休
交通 ・地下鉄東西線 小野駅から
徒歩約5分
・名神高速道路京都東ICから
約10分
◎駐車場無料

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