2016年8月17日(水)に京都市山科区にある青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)にいってきました。
青蓮院門跡は、将軍塚青龍殿から京都が一望できる絶景スポットとしても有名です。
青蓮院門跡 は東山ドライブウェイの頂上にある無料駐車場から約100メートル歩いたところにあります。
この辺りには何度か来ており、無料駐車場側の展望台から京都の夜景を楽しんでいました。
無料駐車場側の展望台の場所を将軍塚と思っていましたが、本当の将軍塚は青蓮院門跡の境内にあります。
かくいう私も今回訪れるまで勘違いしてました。。
青蓮院門跡の所要時間ですが、ゆっくり拝観した場合で約40分かかりました。
将軍塚の由来
青蓮院門跡には「将軍塚」という直径約20メートル、高さ約2メートルの塚があります。
「将軍塚」の由来は、桓武天皇が都の安泰を祈る為に、高さ2.5メートル程の将軍像を土で作り、鎧甲を着せ、鉄の弓矢や太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられたそうです。
このことがこの土地を「将軍塚」と呼ぶの由来となっています。
源平盛衰記や太平記には、都の大事には「将軍塚が鳴動」したとも残されています。
青蓮殿とは
元々「青龍殿」は、大正2(1915)年、大正天皇の即位を記念して、「大日本武徳会京都支部武徳殿」として京都北野天満宮前に建立された木造大建造物です。
戦後、昭和22年(1947年)に京都府に移管され、「平安道場」として警察の柔道剣道の道場となり、後に一般開放されました。
平成10年(1999年)に老朽化の為、京都府は「平安道場」を閉鎖・解体処分を決定しましたが、青蓮院が歴史的文化遺産の継承の為、京都東山山頂に移築再建したのが「青龍殿」です。
青蓮院門跡へのアクセス・駐車場
青蓮院門跡 へのアクセスは、
電車の場合、
・地下鉄東西線・「蹴上駅」よりタクシーで約10分
・京阪線・「三条京阪駅」よりタクシーで約15分
「蹴上駅」や「三条京阪駅」からは京阪バス(70番)もあるのでバスで行くこともできます。
詳しくはこちらをご参照ください。
車の場合、三条通蹴上より五条通に通じる東山ドライブウェイの頂上にある無料駐車場から青蓮院門跡へ歩いて行けます。
青蓮院門跡の駐車場は広くて無料ですので、車でアクセス可能な方は車をおすすめします!
駐車場側には展望台があり、京都が一望できます!
京都タワーもはっきり見えますよ♪
青蓮院門跡 の見どころ
青蓮院門跡 は見どころは
1.日本三大不動画のひとつに指定され、国宝の青不動明王二童子像
2.将軍塚青龍殿大展望台にあるガラスの茶室
3.将軍塚青龍殿大展望台から一望する京都の絶景
4.青龍殿にある庭園
が見どころとなっています。
青蓮院門跡参拝
東山ドライブウェイの頂上にある無料駐車場から約100メートル歩くと青蓮院門跡の門が見えてきますので、こちらをくぐって拝観受付へと進みます。
こちらが拝観受付になります。
拝観時間は、午前9時から午後5時まで(午後4時30分受付終了)です。
拝観料は大人500円、高校生400円、中学生400円、小学生200円となります。
左は出口となっており、右に進んで青龍殿に向かいます。
拝観受付にはお土産売り場もありますので、帰りに購入するのをおすすめします。
お土産売り場では国宝の青不動明王二童子像のクリアファイルが販売されていました。
青不動明王二童子像のお守りや根付けもありましたので、こちらもおすすめです。
拝観受付から約50メートルほど進むと青龍殿が見えてきます。
参拝順路の矢印が参拝路にありますので迷うことはないと思います。
こちらが青龍殿です。
大正時代の歴史的建造物で、元々は「平安道場」と呼ばれていました。
かなりの大きさがありますが、この写真ではわかりずらいかもしれません。
西展望台から青龍殿全体を撮った写真です。
こちらだとその大きさがわかると思います。
この大きさの建物を北野天満宮から解体して、京都東山山頂で移築再建したのでとても驚きました!
青龍殿内部です。
警察の柔道剣道の道場として使用されたり、一般にも開放された後は、多くの青少年たちの武道修行で使われたなごりを感じることができます。
奥に国宝の青不動明王二童子像があります。
手前ではお土産売り場があり、御朱印はこちらで記帳していただけます。
国宝の青不動明王二童子像
教科書にも紹介されており、見られた方も多いと思います「青不動明王二童子像」です。
不動明王様のご身体の色が、青黒(しょうこく)なことから通称「青不動」と呼ばれており、日本三大不動画のひとつとして国宝に指定されています。
平安時代の中期に製作され、仏教絵画史の最高傑作の一つといわれています。
出典:http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3801
将軍塚青龍殿大展望台にあるガラスの茶室
青龍殿には大舞台があり、そこにガラスの茶室「光庵」があります。
開放的な空間の中に、ガラス張りの茶室と京都の風景が不思議な空間を生み出しています。
通常は入ることができませんが、ここで一度お茶を飲んでみたいですね。
有名なデザイナーの吉岡徳仁さんがガラスの茶室を作ったそうです。
大舞台から青龍殿を見たところです。
ガラスの茶室と青龍殿と大舞台、不思議な空間ですね♪
青龍殿大舞台です。
清水寺の舞台の4.6倍の広さがあり、京都を一望できる絶景スポットです。
ここからの景色は絶景で、夜間ライトアップ時に来るのもおすすめですよ!
2016年のライトアップは、10月28日~12月4日となっており、ライトアップした紅葉や京都の景色を楽しむことができます。
ちなみに2015年のライトアップは渋滞もなく、駐車場も普通に止められましたので京都の隠れ紅葉ライトアップスポットとなっています!
将軍塚青龍殿大展望台から一望する京都の絶景
鴨川を中央に京都を一望できます♪
京都市内の歴史的建造物がたくさん見れるのでとても楽しいですよ!
ライトアップ時にはまた違った絶景を見ることができます♪
青龍殿大舞台で絶景を楽しんだ後は、約20メートル四方の将軍塚の側を通って西展望台へ進みます。
桓武天皇が都を京都と定めるときに作ったものが、今も現存しており、京都の歴史を感じながら側を通ります。
将軍塚を過ぎると西展望台があります。
こちらからは京都だけではなく、天気がよければ大阪まで見えるので是非展望台からの景色も楽しんで下さい。
青龍殿にある庭園
西展望台前には庭園入り口があり、こちらも紅葉の時期はライトアップもされ、大変美しい庭園です。
庭園には美しい石庭もありました!
紅葉のライトアップ時もあまり混まず、ゆっくり見て回れるのでとても好きな庭園のひとつです♪
まとめ
将軍塚青蓮院門跡に行ってみて、国宝の青不動明王二童子像があったり、京都を一望できる将軍塚青龍殿大展望台や、ガラスの茶室、庭園があったりと見どころいっぱいでした。
少しアクセスしづらい京都東山山頂にありますが、そのため京都が一望できる絶景があったり、紅葉のライトアップ時期も混雑なく回れたりと大変見ごたえある景色を楽しむことができます。
将軍塚青龍殿大展望台からの景色や紅葉ライトアップ時の光景は、感動を覚えるほど素敵ですので是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
場所 |
京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
|
拝観料 | 大人 500円 高校生 400円 中学生 400円 小人 200円 |
拝観時間 | 午前9時分から午後5時まで (午後4時30分受付終了) ※ライトアップは日没より開始 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・JR「京都駅」より タクシー 約20分 ・京阪電車「京阪三条駅」より タクシー 約15分 ・地下鉄東西線「蹴上駅」より タクシーで約10分 |
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