2018年9月25日(火)に石川県金沢市尾張町にある近江市場の守護神で京都市姫売宮を勧請して創建された「市姫神社(いちひめじんじゃ)」に行ってきました。
創建は戦国時代の天文年間(1532~1555年)に近江国の人が京都の五条にある市姫売宮を勧請して創建されたと伝わっています。
ご祭神は、大市比売命・事代主神・大国主神で商売繁盛のご利益があります。
創建後、近江町市場の守護神になり近江町市姫神社とも呼ばれました。
江戸時代、金沢城の防御施設である内惣構堀の内側の神社があったため、元和9年(1623年)に卯辰観音院の境内に替地となりました。
明治12年(1879年)に復座しますが、明治37年(1904年)に災害により社殿を焼失します。
明治39年(1906年)から大正8年(1919年)にかけて社殿が復興されました。
今回市姫神社に参拝してきましたのでご紹介したいと思います。
市姫神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。
市姫神社へのアクセス・駐車場
バス・徒歩でのアクセス
・JR線「金沢駅」下車、香林坊方面行バスで「武蔵ヶ辻」下車徒歩5分
・JR金沢駅から徒歩で1.1km・約14分
駐車場
市姫神社の境内に車が数台駐車可能なスペースがあります。
市姫神社参拝
市姫神社のすぐ側には近江町市場があります。
市姫神社は近江町市場の守護神で商売繁盛のご利益があります。
交通量の多い大通り沿いに市姫神社はあります。
手前の神明鳥居、奥の明神鳥居の先に見えるのが拝殿です。
境内には手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝に進みます。
拝殿です。
拝殿の屋根の上部にある千木が土地と水平になっていることから女神様の大市比売命を祀っていることがわかります。
ちなみに男神様の場合は千木のカットが地面と垂直になっています。
拝殿前には狛犬が悪い気から境内を守っていました。
狛犬の耳が折れ、立派な獅子鼻があることから畿内型の狛犬の特徴がみられます。
畿内型の狛犬の特徴として尻尾が団扇型のようになっているのも特徴の一つです。
狛犬の場所から拝殿を正面に右手に進むと社務所があります。
こちらで呼び鈴を鳴らして御朱印をもらうことができます。
社務所から見た景色で、拝殿奥には立派な本殿があります。
市姫神社は大通りに面した場所にありますが境内は静寂で心落ち着ける空間でした。
おわりに
市姫神社は近江町市場から徒歩数分の場所にあり、商売繁盛のご利益があります。
社殿も歴史を感じさせる立派な社殿で、大通りに面しているにも関わらず境内はとても静かで心落ち着ける神社です。
JR金沢駅の近くにある金沢情緒ある市姫神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
市姫神社(いちひめじんじゃ) | |
場所 | 石川県金沢市尾張町2丁目2-22 |
電話 | 076-221-4957 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 |
駐車場 | 境内にスペースあり |
交通 | JR線「金沢駅」下車、香林坊方面行バスで「武蔵ヶ辻」下車徒歩5分 |