2017年5月3日(水)に京都府京都市東山区にある「摩利支尊天堂 禅居庵(まりしそんてんどう ぜんきょあん)」にいってきました。
摩利支尊天堂 禅居庵は建仁寺の塔頭(たっちゅう)寺院で、鎌倉時代後期に元国から来日した大鑑清拙正澄禅師(だいかんせいせつしょうちょう)を開基として小笠原貞宗が開きました。
摩利支天(まりしてん)とは、仏教の守護神である天部(毘沙門天、吉祥天、弁財天等)の一柱に数えられ、摩利支天は陽炎が神格化した女神様です。
摩利支天はイノシシに乗っている神様ですので、境内ではイノシシの狛犬やお守りなどイノシシにちなんだものを数多く見かけることができます。
開運・勝運のご利益があるとされ、日本では昔武士の間で摩利支天信仰がありました。
信仰していた有名な武士だと「楠木正成」や「前田利家」がおり、「毛利元就」や「立花道雪」は「摩利支天の旗」を旗印として用いていました。
現在は開運・勝運のご利益を求め多くの参拝者がおとずれ、「日本三大摩利支天」の一つにも数えられています。
摩利支尊天堂 禅居庵の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。
摩利支尊天堂 禅居庵へのアクセス
電車でアクセス
・京阪電車京阪本線「祇園四条駅」から約650メートル、徒歩約8分
・京阪電車京阪本線「清水五条駅」から約700メートル、徒歩約9分
駐車場情報
建仁寺に有料駐車場があり、普通車を45台駐車することができます。
駐車料金は30分200円で、建仁寺を拝観すると1時間無料になります。
摩利支尊天堂 禅居庵で参拝
摩利支尊天堂 禅居庵の入り口です。
参拝時には工事をしていました。
門には「摩利支尊天」とかかれた大きな赤い提灯がかかっています。
境内には神使のイノシシがいっぱい
門をくぐって参道をまっすぐ進むと「摩利支尊天堂」が正面にあります。
その参道両端には全国でも珍しい狛犬ならぬ狛イノシシがいます。
凛々しいイノシシが境内を悪い気から守ります。
境内には数多くのユニークなイノシシがいますので探してみるのもよいかと思います♪
手水舎もイノシシが!全国でも大変珍しいですね。
京都ですと護王神社(ごおうじんじゃ)の手水舎もイノシシですね♪
手水舎で心身を清めたのち「摩利支尊天堂」で参拝します。
大きな提灯と、こちらにも狛イノシシがいます。
狛イノシシは「あ・うん」の口になっています。
先ほどのイノシシよりも丸みを帯びていて愛嬌があってかわいいです♪
欄間にもイノシシがいました♪
別の入り口にも狛イノシシがおり、「摩利支尊天堂」まで続くこちらの参道にもイノシシがいます。
授与所には開運・勝運お守りやイノシシお守り・おみくじが多数
「摩利支尊天堂」のとなりには、授与所があり、お守り・おみくじ・おふだ等を授かることができます。
まわりは綺麗に整備された庭が広がっており、とても心が癒される空間でした。
開運きんちゃく(500円)はとってもかわいくておすすめ!
表情がとてもかわいいです!
常に身に付けることによってご利益を得ることができますが、こんなにかわいいとバックやカバンにつけるのがとっても楽しみですね♪
開運のご利益も有名ですので、勝負事などの際は肌身から離さず持っておきたいお守りです。
おみくじもイノシシの形をしていて可愛いですね。
イノシシの中におみくじが入っています♪
おわりに
建仁寺に訪れたことは何度もありますが、「摩利支尊天堂 禅居庵」ははじめて参拝しました。
「摩利支尊天堂 禅居庵」は「日本三大摩利支天」の一つにも数えられ、摩利支天は戦国時代の有名な大名や武将に厚く信仰され、開運・勝運のご利益で有名です。
境内や授与所では、摩利支天の神使であるイノシシを多数みることができます。
とても落ち着いた癒される境内で、近くに来た際は是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146 |
電話 | 075-561-5556 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 建仁寺に自家用車45台駐車できる有料駐車場有 |
交通 | ・京阪電車京阪本線「祇園四条駅」から 約650メートル、徒歩約8分 ・京阪電車京阪本線「清水五条駅」 から約700メートル、徒歩約9分 |