2023年9月20日(水)に大阪府吹田市高浜町にある高浜神社に行ってきました。
今回、実際に高浜神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
高浜神社の概要
創建は不詳ですが、古文書によると約1,300年の天平7年(735年)には「吹田の大宮」として存在してたと伝わります。
平安時代の貞観11年(869年)、付近で疫病が流行した際に素戔嗚大神をお祀りしたところ流行を免れました。御神徳に感謝した村民が社殿を造営して素戔嗚大神をお祀りし、後に高浜神社に合祀されました。
鎌倉時代の寛喜元年(1229年)から藤原氏の別邸がいくつか建設され、中でも神社の前面御所の内牛丸付近には太政大臣藤原氏の「吹田殿」が営まれました。建長3年(1251年)、後嵯峨上皇が吹田殿に御遊幸されると高浜神社にもご参拝され「来て見れば千代もへぬべし高浜の松に群れいる鶴の毛衣」と歌を詠まれました。
太政大臣・藤原氏代々、足利将軍家代々、吹田の領主・竹中氏代々、郷土橋本氏代々、及び遠近衆諸の崇敬や篤い信仰を集めてきました。古来より、病気災難除けの神・和合の神・学問智慧の神・福の神の大社として有名です。
高浜神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎阪急京都線「相川駅」下車、高浜神社まで600m、徒歩で約8分
◎JR京都線「吹田駅」下車、高浜神社まで650m、徒歩で約9分
◎阪急千里線「吹田駅」下車、高浜神社まで850m、徒歩で約12分
自動車を利用
◎カーナビに高浜神社の電話番号「06-6381-0494」を入力、または高浜神社の住所「大阪府吹田市高浜町5-34」を入力し検索
駐車場
高浜神社には普通自動車が約60台駐車可能な無料駐車場(20分まで)があります。祈祷や授与品を受けた場合は社務所で駐車場のチケットを見せるとその時間が無料になります。
高浜神社の参拝と見どころ
高浜神社の参拝開始
高浜神社の入口には昭和6年(1931年)に造立された「高濱神社」の社号碑が建ち、その後方には年号の銘は確認できませんでしたが歴史を感じる石造明神鳥居が建っています。参道は石畳で高浜神社の社殿まで真っすぐ続いています。参道の右側が高浜神社参拝者専用駐車場で、左側は神社の駐車場ではありませんのでご注意下さい。
参道を進むと右側に手水舎があり、手水舎の左手前には「福なで兎」、右側には「神馬」像があります。
撫でると福が訪れる「福なで兎」
境内社の高浜えびす神社にお祀りされている大国主大神は「因幡の白兎」伝説で知られます。こちらの「福なで兎」を願いを込めて撫でると、開運・無病息災・病気平癒・良縁・安産子授け・飛躍・商売繁盛・健脚などの様々なご利益があるといわれます。うさぎの周囲に置かれている石は「福の石」「願い石」「叶い石」です。
石は、白い石に「福」「願」「叶」と朱色で書かれた石が3個と金色2個の合計5個で初穂料は600円となっています。
境内の複数個所に置かれているうさぎの像の傍に奉納しても、家に持って帰ってもご利益がありますよ♪
手水舎にも「見ざる、言わざる、聞かざる」の姿をした白色と金色のうさぎの置物があります。こちらに石を奉納している参拝者も多くいました。手水舎に水は張られていませんがこちらで心身をしっかり清めて参拝へ進みます。
手水舎から社殿を見た光景です。社殿の左側には「高浜えびす神社」、参道左側には「奥津比古神社・奥津比賣神社」「天満天神 ・豊受大神 」「布留魂大神」「稲荷神社」、社殿右側には社務所があります。
社殿の前にはユニークな表情が可愛い阿吽狛犬が境内を清浄に保っていました。
社殿(拝殿・幣殿・本殿)、御祭神、ご利益
社殿は拝殿・幣殿・本殿から構成され、江戸時代の元禄6年(1693年)に建立されました。
主祭神に素戔嗚尊(厄除・招福開運・生産・家内安全)・天照大神(国家鎮護)・春日大神(国土安穏・学業成就・家内安全)・住吉大神(交通安全・健康長寿)・菊理媛大神(縁結び・安産・夫婦和合・命名)・吹田祖神二座(農業産業開発・開拓)がお祀りされています。
拝殿には精緻な龍や獏の彫刻が施され、中央には大注連縄が掛かっています。多くの御神燈が吊り下げられていることから篤い崇敬と信仰を集めていることが分かります。
高浜えびす神社
社殿の左側に隣接するのは「高浜えびす神社」です。
御祭神は大黒さんの別称で知られる事代主大神と、恵比寿さんで知られる大国主大神です。事代主大神は商売繁盛・開運除災・招福家内安全、事大国主大神は開運招福・商売繁盛・縁結びの御神徳で有名です。
稲荷神社
高浜えびす神社の近くには「稲荷神社」が鎮座しています。御祭神は宇迦御魂大神で、五穀豊穣・商売繁盛のご利益で有名です。伏見稲荷大社を連想させる鳥居群から篤い信仰を集めていると感じます。
稲荷神社の近くでは可愛い猫が気持ちよさそうに過ごしていました♪
奥津比古神社・奥津比賣神社、天満天神 ・豊受大神、布留魂大神
稲荷神社の左側には「奥津比古神社(奥津彦大神)・奥津比賣神社(奥津姫大神)」「天満天神(菅原道真公) ・豊受大神(豊受皇大神) 」「布留魂大神(石上大神)」が合祀されています。
御神木「鶴の松」
合祀殿の近くにあるのは御神木「鶴の松」で、天明6年(1786年)の台風で倒れました。現在は「和加久寿大明神」がお祀りされ信仰されています。かつて境内には多くの松の大木があり、鶴が巣を作ったと伝わります。豊臣秀吉公が大坂城を築城する際はこちらの木を用いたといわれます。
撫で牛
天満天神に菅原道真公がお祀りされているされているので境内には「撫で牛」がいます。撫で牛の頭を撫でると頭が良くなり、自分の体の悪いところを撫でると良くなると信仰されています。
吹田最古の石燈籠
社務所の近くにある石燈籠は江戸時代初期の元和6年(1620年)に建立された吹田最古といわれるものです。
御朱印
御朱印は境内の社務所で書置きを頂くことが可能です。高浜神社の参拝者用駐車場を利用する場合、こちらでチケットを見せると駐車場が無料になります。
おわりに
高浜神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約25分でした。高浜神社の境内は綺麗に整備・維持されており、境内にある幸福を招く「福なで兎」や「見ざる、言わざる、聞かざる」の可愛いうさぎの像に癒されました。社殿は江戸時代の元禄6年(1693年)に建立された貴重な建築物で、江戸時代初期の元和6年(1620年)に建立された石燈籠も保存・展示されています。御神木「鶴の松」からはかつてこの地に鶴がいたことや豊臣秀吉公が大坂城に木を用いた歴史を感じることができました。見どころいっぱいの高浜神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
高浜神社 | |
住所 | 大阪府吹田市高浜町5-34 |
電話番号 | 06-6381-0494 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎阪急京都線「相川駅」下車、高浜神社まで600m、徒歩で約8分 ◎JR京都線「吹田駅」下車、高浜神社まで650m、徒歩で約9分 ◎阪急千里線「吹田駅」下車、高浜神社まで850m、徒歩で約12分 ■自動車を利用 ◎カーナビに高浜神社の電話番号「06-6381-0494」を入力、または高浜神社の住所「大阪府吹田市高浜町5-34」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約60台駐車可能な無料駐車場あり |