【宮城県】仙台総鎮守で伊達政宗公によって創建された大崎八幡宮!歴史や見どころ、ご利益、御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2022年10月7日(金)に宮城県仙台市青葉区八幡にある仙台総鎮守で社殿が国宝に指定されている大崎八幡宮おおさきはちまんぐうに行ってきました。

大崎八幡宮は慶長12年(1607年)、仙台藩祖・伊達政宗公の命によって創建されました。国宝に指定されている社殿は棟札より豊臣家召抱えの大工城州日向守家次・棟梁梅村三十郎頼次・刑部左衛門国次(左甚五郎のモデルの一人)など当代一流の名匠によって造営されました。

創建当初から現在と同じ「大崎八幡宮」と称されていましたが、明治4年(1871年)に「大崎八幡神社」に改称されました。平成9年(1997年)に再び「大崎八幡宮」の名称に戻して現在に至ります。

御祭神は、応神天皇仲哀天皇神功皇后で、ご利益厄除開運・必勝祈願・除災招福・安産祈願で知られています。

今回、実際に大崎八幡宮に参拝してきましたので歴史や見どころ、ご利益、御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

大崎八幡宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎JR線「仙台駅」下車、仙台駅西口のバス乗り場10番・15番からバスに乗車し約20分、「大崎八幡宮前」バス停下車、大崎八幡宮まで徒歩すぐ

自動車を利用

◎カーナビに大崎八幡宮の電話番号「022-234-3606」を入力、または大崎八幡宮の住所「宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1」を入力し検索

駐車場

大崎八幡宮には普通自動車が40台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は広く空いていますが、駐車場の出入口の道路は狭く左右にカーブしていますのでご注意下さい。

大崎八幡宮の参拝と見どころ

一之鳥居

大崎八幡宮の表参道は国道48号線沿いにあり、入口には朱塗りの一之鳥居があります。扁額には「八幡宮」と書かれ八は鳩で表現されています。参道沿いには奉納提灯が並び、参道を進むと二之鳥居があります。
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二之鳥居(宮城県指定有形文化財)

二之鳥居宮城県指定有形文化財)は江戸時代の寛文8年(1668年)、仙台藩4代藩主・伊達綱村だてつなむら公によって寄進されました。
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二之鳥居を潜ると「大崎八幡神社」の社号碑があります。明治4年(1871年)に「大崎八幡宮」から「大崎八幡神社」に改称され、その後再び「大崎八幡宮」に戻りました。
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大石段(仙台市登録有形文化財)

二之鳥居の先にある大石段おおいしだん仙台市登録有形文化財)は大崎八幡宮が創建された慶長12年(1607年)のもので98段とも100段ともいわれています。石段沿いの石灯籠には伊達政宗のトレードマークである三日月がデザインされています。
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三之鳥居

三之鳥居は享保3年(1718年)、仙台藩5代藩主・伊達吉村だてよしむら公によって寄進されたもので扁額の「八幡宮」の文字は吉村公によって書かれたものです。
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神馬舎(国指定登録有形文化財)

表参道を社殿に向かって進むと右に大正時代に建立された神馬舎国指定登録有形文化財)があります。現在は木馬ですが昭和20年(1945年)頃までは御神馬がいました。
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神馬舎の左に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の左には例大祭等の祭典の前に祓い清める祓所はらえどがあります。

金刀比羅社

祓所の左に鎮座するのは昭和54年(1979年)に香川県の金刀比羅宮より分祀された金刀比羅社ことひらしゃです。御祭神は大物主神おおものぬしのかみで、海上守護・航海安全・商売繁盛・病気平癒のご利益で知られています。
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沼田豊前正藤原茂密石像

金刀比羅社の隣には沼田豊前正藤原茂密石像ぬまたびぜんのしょうふじわらのしげみつせきぞうがあります。石像が造られた年代は不明ですが、茂密は大崎八幡宮の境内を整備した中興の祖として知られています。石像の向かいには戦没者慰霊のための殉国碑があります。

長床(重要文化財)

石像近くの石段を上ると入母屋造でこけら葺屋根の長床ながとこ重要文化財)があります。長床の建立年は不詳ですが貞享3年(1686年)の図に長床が記載されており、寛文年間(1661年~1673年)頃と考えられています。建物の中央に通路が通る「割拝殿」の形式となっており、通路の先には国宝の御社殿があります。
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長床の前の石段両側には阿吽狛犬が境内を悪い気から守っていました。巻き毛は螺髪のようになっており、目がギョロッとした特徴的で可愛い姿をしています。

境内を歩くニワトリ

ニワトリは神社に由緒深い鳥で、天照大御神が天の岩戸に御隠れになった時にニワトリの声によってお姿を現した伝説や、ニワトリの止まり木が鳥居の語源となったともいわれています。大崎八幡宮境内の西側には洪水を鳴いて知らせたニワトリの逸話から「鶏橋」と名付けられた橋があります。このようなご縁から境内に可愛い鳥が歩いているのですがこれはニワトリではなくチャボとのことです。

御社殿(国宝)

長床の後方にあるのが国宝御社殿(拝殿・石の間・本殿)で、慶長12年(1607年)に造営されました。安土桃山時代の絢爛豪華な建築様式が見られる権現造の社殿には随所に精緻で見事な彫刻や鮮やかな彩色が見られます。御祭神には応神天皇仲哀天皇神功皇后がお祀りされ、ご利益厄除開運・必勝祈願・除災招福・安産祈願で知られています。
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神輿庫

神輿庫には江戸中期に造られた神輿が保管・展示されています。六角形の鳳輦形ほうれんがたをしており、重量は約500kg、霊代を遷すと1t以上になると言われています。
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龍神社・稲荷社・北辰社・鹿島社・諏訪社・太元社

参道の左には龍神社(龍神)・稲荷社(宇迦之御魂神うかのみたまのかみ)・北辰社(天御中主神あめのみなかぬしのかみ)・鹿島社(武甕槌大神たけみかづちのおおかみ)・諏訪社(建御名方神たけみなかたのかみ)・太元社(太元師明王だいげんすいみょうおう)の順で並んで鎮座しています。

御朱印

御朱印は本殿の御朱印と境内社4社の計5種類になります。


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おわりに

大崎八幡宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。大崎八幡宮に参拝して、伊達政宗公が創建した頃の大石段や御社殿が現存しており、国宝に指定されている御社殿には精緻で見事な彫刻が施されていました。江戸時代に建立された重要文化財の長床や二之鳥居、三之鳥居も必見です。境内には多くの境内社が鎮座しています。見どころいっぱいの大崎八幡宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)
住所 宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1
電話番号 022-234-3606
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎JR線「仙台駅」下車、仙台駅西口のバス乗り場10番・15番からバスに乗車し約20分、「大崎八幡宮前」バス停下車、大崎八幡宮まで徒歩すぐ
■自動車を利用
◎カーナビに大崎八幡宮の電話番号「022-234-3606」を入力、または大崎八幡宮の住所「宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1」を入力し検索
駐車場 普通自動車が40台駐車可能な無料駐車場あり

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