2016年3月18日に京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町にある祇王寺(ぎおうじ)に行ってきました。
祇王寺の見どころは、美しい苔や緑色の風景や、平家物語に登場する舞台の尼寺でお寺全体が見どころとなっています。
祇王寺はもともとの往生院の境内にありました。
往生院は法然上人の門弟良鎮によって創建されたそうです。
往生院は広大な寺域を誇りましたが、荒廃が進み、尼寺として残り、その後祇王寺と呼ばれるようになりました。
今回ゆっくり参拝して、所要時間は約60分でした。
祇王寺へのアクセス・駐車場
電車の場合、JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅から徒歩約20分で到着します。
京福電鉄・嵐山駅からも徒歩約20分で到着します。
車の場合は祇王寺に6台駐車できる無料駐車場がありますが、土日に駐車しづらいのと、祇王寺までの道中の道が細くて対向が困難ですのでおすすめしません。
おすすめは、祇王寺から徒歩約10分のところにある清涼寺の駐車場です。
こちらの駐車場は1日駐車して800円(周囲の駐車場は2時間500円位が相場)で土日もあいています。
下の写真は、清涼寺の駐車場ですが、かなり駐車スペースに余裕があります。
また、清涼寺の駐車場管理人の方が清涼寺周りのお寺の回り方や道順、時間などとても丁寧に説明してくれて、迷うことなく参詣できました!
祇王寺到着
祇王寺入り口です。
緑がとても豊かで、まわりは静寂で鳥の鳴き声がよく聞こえます。
こちらの石段を登って拝観受付へと向かいます。
こちらの石段を登った先に拝観受付があります。
拝観時間は午前9時~午後5時までで、拝観料は300円でした。
大覚寺500円、祇王寺300円の計800円の通常拝観料が、600円になる大覚寺・祇王寺(2カ寺)共通拝観券を購入することができますので、大覚寺※に行く場合は購入することをおすすめします!※祇王寺~大覚寺までの所要時間は徒歩約25分かかります。
祇王寺参道へと進みます。
滝口寺は別のお寺で、参詣する場合は別途拝観料が必要です。
入ってまず目に入るのはとっても美しい緑の苔!
これほど見事な苔はなかなか見ることができないと思います。
門のかやぶき屋根と、緑の苔がとても風情があって良かったです。
参道の両側には緑の苔が続きます。
ここからですと、かやぶき屋根の草庵と、美しい苔の両方を写真に収めることが出来ますので、写真撮影スポットとしておすすめします!
嵯峨野・祇王寺で見る竹林も絶景だと思います。
風が吹くとさらさらと心地よい音が聞こえてきます。
苔の緑も美しいですが、竹林の緑もまたとても美しい。。
祇王寺に生息している苔をわかりやすく展示してくれています。
色々な苔によって、同じ緑でも濃淡がうまれているのですね。
参道を進むと草庵が見えてきます。
草庵にある大きな窓で吉野窓といいます。窓の格子と外の竹やぶが交差し、光の入り方によって影が虹色に映るそうです。
草庵はかやぶき屋根のになっており、草庵内部には尊大日如来、清盛公、祇王、祇女、母刀自、仏御前の木像が安置されている仏間があります。
草庵内部では、スピーカーから平家物語の祇王寺の箇所の説明や、関与した木像の説明、美しい庭園についての説明が約10分位で聞くことができます。
理解深まり、より当時の情景を思い浮かべることができるので是非聞いて、参詣してほしいです!
内部の吉野窓から外の景色を眺めることができますよ!
草庵内部では、庭園の四季折々の風景も展示されています。
草庵から見る苔の庭園も美しいですね。
秋の紅葉、冬の雪景色の風景もとても美しいので、四季折々楽しむことができます。
祇王寺の特徴は、色とりどりの苔と、まっすぐ伸びた木々の庭園風景が特徴的だと思います。
鎌倉時代に作られた宝筐印塔です。
左の宝筐印塔が祇王、祇女、刀自の宝筐印塔です。
右の五輪塔は平清盛の供養塔になります。
祇王寺付近には食事処も多く、今回は「つれづれ」さんで食事しました。
京都といえば、にしんそば!
「つれづれ」さんのにしんそばは、そばの硬さや、にしんの味付け、何よりとっても気持ちの良い接客が印象的なお店でした。
値段もリーズナブルなので、祇王寺での食事におすすめのお店です。
おわりに
祇王寺は平家物語にも出てくる尼寺で当時を思いながら参詣することができます。
境内の草庵では、スピーカーで平家物語の解説や庭園の解説などしていますので、聞いて理解を深めるとより深く情景を感じることが出来ます。
苔が美しい庭園は四季折々姿を変えますが、紅葉の時期は緑と赤のコントラストが一層美しくなりますので、再訪しようと思います。
祇王寺の徒歩圏内には、二尊院、清凉寺、常寂光寺、化野念仏寺、愛宕念仏寺、落柿舎もありますので、一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32 |
電話番号 | 075-861-3574 |
拝観料 | 大人300円 |
拝観時間 | 午前9:00〜午後5:00 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・JR嵯峨野線・嵯峨嵐山駅より 徒歩約20分 ・京福電鉄・嵐山駅より 徒歩約20分 ・無料駐車場6台有 |
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