2019年12月21日(土)に和歌山県伊都郡高野町高野山にある高野山にいってきました。
高野山は、1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地全体が金剛峯寺というお寺の境内であると考えの元に平安時代の弘仁7年(816年)、空海(弘法大師)によって修繕道場として開かれました。
公共機関を使用して今回午後2時から午後5時までの約3時間で高野山観光をしてきました。
高野山は広大ですので全部を見て回ると1日かけても観光できませんが、観光名所をおさえてまわると半日でも観光することが可能です。
観光名所は2大聖地の「壇上伽藍(だんじょうがらん)」、「金剛峰寺(こんごうぶじ)」、「奥之院(おくのいん)」です。
今回3時間以内で高野山観光をしてきましたので公共機関を利用して3時間以内に観光するモデルコースをご紹介したいと思います。
高野山の見どころ
高野山で特に有名な観光名所は3つですべて世界遺産に指定されています。
1.19もの建造物が建ち並び2大聖地の1つ「壇上伽藍」
2.金剛山真言宗の総本山で2大聖地の1つ「金剛峰寺」
3.弘法大師御廟や戦国武将の供養塔がある「奥之院」
アクセス
交通機関を利用(難波駅発の場合)
・南海高野線・橋本行「難波駅」発⇒「橋本駅」着⇒南海高野線・極楽橋行「橋本駅」発⇒「極楽橋」着⇒南海高野山ケーブル・高野山行「極楽橋」発※⇒「高野山」着
※時間帯によっては1時間程度の待ち時間が発生します。事前に待ち時間の短い時間帯を調べて行かれることをオススメします!今回調べずに行ったので1時間ほど極楽橋で待ちました(涙)
車を利用
・カーナビにMAPCODE「205 460 253*12」を入力(金剛峰寺)
駐車場情報
金剛峰寺の前には写真の通り大きな無料駐車場があります。
広くて駐車しやすく、土曜日でも空きがありました。
高野山観光開始
交通機関で高野山観光する場合は高野山駅よりバスを利用します
バスを利用した場合のモデルコースは以下のようになります。
「高野山駅」⇒バス約12分⇒「壇上伽藍」⇒徒歩約5分⇒「金剛峰寺」⇒バス約10分⇒「奥之院」
バスですが一日フリー乗車券(840円)がかなりお得でオススメです!
1日乗車フリーでさらに拝観料2割引きやお土産・飲食1割引きもついています。
なおフリー乗車券は高野山駅前バス営業所窓口のみで販売されています。
19もの建造物が建ち並び2大聖地の1つ「壇上伽藍」
14:30 壇上伽藍到着
14時に「高野山駅」につきフリー乗車券を購入しバスを利用してまず「壇上伽藍」へ向かいました。
立派な中門に圧倒されます!
中門を過ぎるとまず目に飛び込んでくるのが「金堂(こんどう)」。
伽藍の中央にあり高野山の総本山です。
拝観料200円で拝観することも可能です。
金堂から左を見ると「六角経蔵」があります。
この経蔵は回すことができますがかなりの力が必要です!
経蔵から奥に目を向けると「山王院」や「御社(みやしろ)」があります。
「御社」は弘法大師が開山した時に丹生明神、高野明神を守護神として勧請したお社で高野山の神仏習合を今に伝える貴重な建造物です。
「御社」辺りから「根本大塔(こんぽんだいとう)」を見たところです。
左には「御影堂」、右に「金堂」、金堂と根本大塔の間には「三鈷の松」が見て取れます。
根本大塔は根本道場のシンボルとして建設され、高野山といえば根本大塔を思い浮かべる方も多いと思います。
落雷などの火災で5回焼失しましたが、昭和12年(1937年)に再建されました。
高さは48.5mで拝観料200円を納めれば内部を拝観することも可能です。
根本大塔を通り過ぎ「不動堂」付近からの景色です。
不動堂は建久8年(1197年)に鳥羽天皇の皇女院の願いによって行勝上人が建てたと伝わります。
平安時代の寝神殿の面影が残った建物で国宝に指定されています。
金剛山真言宗の総本山で2大聖地の1つ「金剛峰寺」
15:00 金剛峰寺到着
金剛峰寺は高野山真言宗の総本山で立派な参道を進んで内部へ向かいます。
門を通り過ぎると立派な主殿が見えてきます。
金剛峰寺にある国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」は主殿の右側に入り口があります。
拝観料は500円で狩野派の襖絵などを見ることが出来ます。
今回は時間の関係上残念ながら拝観していません。。
別の角度からの景色です。
森に包まれた境内でとても気持ちのよい空間でした。
金剛峰寺から奥之院までのバスの本数はそれほど多くないので事前に調べておくことをオススメします。
弘法大師御廟や戦国武将の供養塔がある「奥之院」
15:40 奥之院前到着
奥之院前に到着です。
バス停は「奥之院口」と「奥之院前」の2ヶ所ありますが、奥之院前で降車しました。
奥之院口から奥之院前までは結構距離があるので半日コースでは奥之院までたどりつけません。
降車場所を間違えないようにご注意下さい。
奥之院弘法大師御廟までの参道途中には戦国時代の武将の供養塔があります。
奥之院前から向かった場合「織田信長墓所」や「豊臣家墓所」を見ることができます。
こちらが豊臣家墓所です。
「奥之院口」バス停で降車し弘法大師御廟へ向かった場合は「上杉謙信」「伊達政宗」「武田信玄」「石田三成」の供養塔を見ることができます。
奥之院口から約20分歩くと「御廟橋(ごびょうばし)」に到着します。
橋は36枚の橋板と橋全体を1枚として37枚と考え、金剛界37尊を表していると言われています。
前方に見えるのが「弘法大師御廟」です。
この橋から先は霊域の為、脱帽し服装を正して一礼してから橋の先に進みます。
写真撮影も橋の先からは禁止です。
弘法大師御廟は静かで厳かで、また天井いっぱいに吊るされた灯篭で神秘的な雰囲気を一層強く感じました。
16:30 奥之院口バス停到着、バス出発
弘法大師御廟から奥之院口バス停に戻ってきたのは16:30でちょうどバスが止まっていました。
そこから高野山駅までバスに乗って帰りました。
16:45 高野山駅到着
高野山駅に到着してケーブルが動くまでの間、待合室からの景色を楽しみました。
おわりに
今回午後2時から午後5時までの約3時間で公共機関を使用して高野山の有名な観光名所「壇上伽藍」「金剛峰寺」「奥之院」を観光してきました。
ご紹介したモデルコースで観光することは可能ですが、かなりのハイペースで回っています。
また今回金剛峰寺の蟠龍庭や奥之院口からの参拝をカットしています。
高野山の有名な観光地をまずは観光してみたい場合は3時間、ゆっくり観光したい場合は5時間必要だと思います。
今回ご紹介した以外にも世界遺産の「大門(だいもん)」「徳川家霊台(とくがわけれいだい)」「金剛三昧院(こんごうさんまいいん)」等見どころは多く、全て回る場合は高野山で宿泊して観光されるのが良いと思います。
次回は宿泊して高野山をゆっくり観光したいと思います♪
高野山金剛峰寺(こうやさんこんごうぶじ) | |
場所 | 和歌山県伊都郡高野町大字高野山132 |
電話 | 0736-56-2011 |
休日 | 年中無休 |
拝観料 (蟠龍庭) |
一般:500円 小学生:200円 |
参拝時間 | 通年:午前8時30分~午後5時00分 受付は午後4時30分まで |
駐車場 | 無料駐車場あり |
交通 | ・南海高野線「難波駅」発、南海高野山ケーブル「高野山駅」着(所要時間100分) ・カーナビにMAPCODE「205 460 253*12」を入力 |