【京都府】嵐山最強のパワースポットで酒造の神様として有名な松尾大社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年9月22日(金)に京都府京都市西京区嵐山宮町にある酒造の神様として有名で本殿は重要文化財指定松尾大社に行ってきました。松尾大社は「まつおたいしゃ」と呼ばれますが正式には「まつのおたいしゃ」と称します。

松尾大社は月読神社櫟谷宗像神社と共に松尾三社巡りの一社にも数えられています。

今回、実際に松尾大社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

松尾大社の概要

創建は上代にも遡るといわれ、松尾山の磐座で祭祀を行っていたことが起源と伝わります。大宝元年(701年)、文武天皇の勅命により秦忌寸都理はたのいみきとりが松尾山の神霊を現在地に勧請して社殿を造営しました。

御祭神には大山咋神おおやまぐいのかみ中津島姫命なかつしまひめのみこと市杵島姫命いちきしまひめのみこと)の2柱がお祀りされ、延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳にも「松尾神社二座」と2柱が記載されています。

平安時代には「東(賀茂)の厳神、西(松尾)の猛霊」と並び称され、皇城鎮護の神として朝廷や周囲の人々から崇敬と信仰を集めました。中世以降は酒の神として信仰を集め、現在も酒造家より篤い信仰を集めています。

現在の本殿は室町時代の応永4年(1397年)に再建されたもので、平安時代の木造神像3躯とともに国の重要文化財に指定されています。

「松尾神社」と呼ばれてきましたが、昭和25年(1950年)に「松尾大社」へ改称し現在に至ります。

松尾大社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎阪急嵐山線「松尾大社駅」下車、松尾大社まで170m、徒歩で約3分

自動車を利用

◎カーナビに松尾大社の電話番号「075-871-5016」を入力

駐車場

松尾大社には普通自動車が約100台駐車可能な無料駐車場があります。金曜日の午後に参拝に訪れましたが駐車場は混雑もなく空いていました。
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松尾大社の参拝と見どころ

太古の風俗を残す「赤鳥居」

松尾大社の境内入口には鳥居の原始様式を残す赤鳥居が建っており、上部にさかきの小枝を束ねたものが12本吊るされています。これを「脇勧請わきかんじょう」と呼び、太古より農作物の出来具合を占った風俗をそのまま現在に伝えています。鳥居の中央には有栖川宮幟仁親王が書かれた「松尾大神」の扁額が掛かっています。
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楼門

赤鳥居を潜り直進したところにある楼門は江戸時代の 寛文7年(1667年)に建立されました。楼門の左右には随身が神域を清浄に守っています。楼門は和様系で高さは約11m、間近で見ると迫力があります。
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楼門を潜り右側に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
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拝殿

楼門を潜り正面にある拝殿は入母屋造・檜皮葺で、大祓式や様々な神事で利用されています。
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松尾造りの本殿(国指定重要文化財)

拝殿の後方に中門があり、その先に本殿国指定重要文化財)があります。本殿は室町時代の応永4年(1397年)に再建され、天文11年(1542年)に大改修されています。本殿は松尾造りと呼ばれる珍しい三間社両流造檜皮葺となっており、御祭神には大山咋神おおやまぐいのかみ中津島姫命なかつしまひめのみことの2柱がお祀りされています。ご利益は土木建築・健康長寿・交通安全・安産などがありますが、特に酒造祖神としてお酒の製造業や販売業を営む方々より篤い信仰を集めています。
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パワースポット「霊亀の滝」と「亀の井」

本殿の周囲を囲む回廊へ続く廊下の下は潜ることが出来ます。
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こちらを潜ると無料拝観の「亀の井」と「霊亀の滝」、有料拝観(500円)の「神像館」「松風苑(曲水の庭・上古の庭)」へ行くことが出来ます。亀の井は「よみがえりの水」とも呼ばれ、お酒の仕込みで使うと酒が腐らくなるといわれ、現在も酒造りの際は酒造家が水を求めて訪れます。霊亀の滝では昔珍しい亀が見つかったといわれ、吉兆として元号を「霊亀」に改元したと伝わります。
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拝殿周囲のご利益3スポット

幸運の双鯉

古来より松尾大社では「」と「」は神の使いと考えられてきました。「幸運の双鯉そうり」と呼ばれる像に祈願すると恋愛成就・夫婦円満・立身出世が成就するといわれています。
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相生の松

拝殿の左側にあるのは「相生の松」と呼ばれる恋愛成就・良縁・夫婦和合にご利益があるご神木です。授与所では「相生の松むすび守」も頒布されています。
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幸運の撫で亀

その近くには「幸運の撫で亀」さんがいます。亀は古来より健康長寿の御神徳で知られ、撫で亀に触れながら祈願するとご利益を授かるといわれます。
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全国から奉納された酒樽

境内には全国から奉納された酒樽が並んでいます。様々な意匠を凝らしたデザインで、見ているだけで楽しくなります♪
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お酒の資料館

楼門の近くには日本酒の歴史やお酒が出来るまでを展示した「お酒の資料館」やお漬物屋さん「京つけもの もり」、京風のおいしいみたらし団子が頂ける「団ぷ鈴」もありますよ♪
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。

おわりに

松尾大社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。松尾大社の赤鳥居には太古の風俗が残っており、室町時代に再建された松尾造りの本殿は国指定重要文化財です。本殿の右側にある霊亀の滝はパワースポットで、近くの亀の井には現在も酒造家が酒造りの際に水を求めて訪れています。有料ですが名園の松風苑や、国指定重要文化財の木造神像3躯が展示されている神像館も必見です。お酒の資料館もお酒が出来るまでや日本酒について分かりやすくされていておすすめです。見どころいっぱいの松尾大社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

松尾大社(まつのおたいしゃ・まつおたいしゃ)
住所 京都府京都市西京区嵐山宮町3
電話番号 075-871-5016
営業時間 ■平日・土曜
午前9時~午後4時
■日曜・祝日
午前9時~午後4時30分
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎阪急嵐山線「松尾大社駅」下車、松尾大社まで170m、徒歩で約3分
■自動車を利用
◎カーナビに松尾大社の電話番号「075-871-5016」を入力
駐車場 普通自動車が約100台駐車可能な無料駐車場あり

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