2023年5月27日(土)に千葉県千葉市中央区蘇我にある蘇我のルーツでパワースポットの蘇我比咩神社に行ってきました。
蘇我比咩神社の創建は不詳ですが、約1,500年前に日本武尊命が東国遠征の際にお亡くなりになったのでこの地の里人が社殿を建て御祭神にお祀りしたのが起源と伝わります。
この行為に感激した応神天皇は蘇我氏一族を下総国造に任命し、蘇我氏の氏神である「春日神社」と「比咩神社」を勧請し「蘇我比咩神社」を創建したと伝わります。
平安時代の延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳』にも記載されている古社で、天正19年(1591年)には徳川家康から社領10石が寄進されました。
明治5年に郷社となり皇族からも篤い崇敬や参拝がありましたが、明治の大火災で御手植えの松・神社・社宝・古文書を全て焼失します。その後再建され現在に至ります。
御祭神は、主祭神に千代春稲荷大神と蘇我氏の祖である蘇我比咩大神、天照皇大神・春日大明神(経津主神・武甕槌神・天児屋根神・天児屋根比売神)・応神天皇が配祀されています。
ご利益は、海難防止・民政安定・家運繁栄・五穀豊穣・諸病消除・延命息災の御神徳で崇敬を集めています。
今回、実際に蘇我比咩神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
蘇我のルーツとなった逸話
伝承によると日本武尊命が天皇の勅命を受けて東国遠征に向かう途中、相模から千葉沖に差し掛かった際に暴風雨によって船を進めることが出来ず沈没の危機になりました。
それを鎮める為に日本武尊の后であった弟橘姫が入水し、一緒に付き添ってきた5人の姫達も海中に身を投じました。
その内の一人であった蘇我比咩※は浜に打ち上げられ、里人の看護によってが「我、蘇(よみがえ)り」と言って蘇生しました。その為「蘇我」という地名となったといわれています。
※弟橘姫との伝承も有り
蘇我比咩神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎JR線(京葉線・内房線・外房線)「蘇我駅」下車、蘇我比咩神社まで1.1km、徒歩で約14分
自動車を利用
◎カーナビに蘇我比咩神社の電話番号「043-261-3450」を入力、または蘇我比咩神社の住所「千葉県千葉市中央区蘇我2-2-7」を入力し検索
駐車場
蘇我比咩神社には普通自動車が3台駐車可能な無料駐車場が境内入口の鳥居左にあります。
蘇我比咩神社の参拝と見どころ
蘇我比咩神社の参拝開始
蘇我比咩神社の入口には石造神明鳥居が立っており、大きな注連縄が掛かっています。参拝者専用の無料駐車場は鳥居左のスペースです。
八幡神社から移築された手水舎の彫刻
鳥居を潜ると手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
手水舎には見事な龍の彫刻が施されていますが、こちらは近くの八幡神社の解体に伴いこちらに移築されたものです。大切に歴史が保存されていて嬉しくなります。
手水舎の近くに大正15年(1926年)に奉納された阿吽の狛犬一対が鎮座しています。阿形が子持ち、吽形が玉持ちとなっています。
境内全域がパワースポット
境内は綺麗に整備・維持され、緑に包まれた心地の良い空間です。蘇我比咩神社は住宅街の中に鎮座していますが、遠くからでも境内の御神木の巨樹が確認できる蘇我のパワースポットです。社殿前や右の境内末社付近に御神木があります。
社殿・御祭神・ご利益
社殿は明治の大火災後に再建されたもので、御祭神は、主祭神に蘇我比咩大神と千代春稲荷大神、天照皇大神・春日大明神(経津主神・武甕槌神・天児屋根神・天児屋根比売神)・応神天皇が配祀されています。ご利益は、海難防止・民政安定・家運繁栄・五穀豊穣・諸病消除・延命息災の御神徳で崇敬を集めています。
参道の両側には境内末社や忠魂碑
参道の左には境内末社が並んでいます。写真左は古神納所、その隣から右にかけて「大三輪神社・大山阿夫利神社」「天照八幡宮」「八大龍王社」と並びます。
「大三輪神社・大山阿夫利神社」の前には狛犬一対が鎮座しています。左の狛犬の顔は第二次世界大戦の爆撃によって損傷してしまいましたが今も大切に保管されています。
天照八幡宮です。
八大龍王社です。
参道の右には「浅間大神」やこの地域の第二次世界大戦の戦没者をお祀りする「忠魂碑」があります。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、初穂料はお気持ちとなっています。
こちらは蘇我比咩神社さんの御朱印#御朱印 #千葉県 #蘇我比咩神社 pic.twitter.com/PaslKcv9vm
— みったん (@marble_Papillon) June 18, 2022
おわりに
蘇我比咩神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。境内は綺麗に維持・管理されており緑に包まれた心地の良いパワースポットでした。蘇我のルーツとなった逸話が残る神社で、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』にも記載されている古社です。八幡神社から移設された手水舎の龍の彫刻や、第二次世界大戦で爆撃を受けて顔が損傷した狛犬が今も大切に保管されており嬉しくなりました。見どころいっぱいの蘇我比咩神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
蘇我比咩神社(そがひめじんじゃ) | |
住所 | 千葉県千葉市中央区蘇我2-2-7 |
電話番号 | 043-261-3450 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎JR線(京葉線・内房線・外房線)「蘇我駅」下車、蘇我比咩神社まで1.1km、徒歩で約14分 ■自動車を利用 ◎カーナビに蘇我比咩神社の電話番号「043-261-3450」を入力、または蘇我比咩神社の住所「千葉県千葉市中央区蘇我2-2-7」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が3台駐車可能な無料駐車場あり |