2023年5月6日(土)に滋賀県甲賀市土山町北土山にある甲賀市のパワースポットで開運厄除・交通安全のご利益で有名な田村神社に行ってきました。
田村神社の創建は平安時代の弘仁3年(812年)、鈴鹿峠に出没し旅人を苦しめていた悪鬼を退治した坂上田村麻呂公を嵯峨天皇の勅命で御祭神にお祀りしたのが起源と伝わります。
同年、この地で疫病が流行したため田村神社で厄除けの大祈祷が行われたことから厄除けのご利益で崇敬されるようになりました。鈴鹿峠の悪鬼を退治し、交通を安全にしたことから交通安全のご利益でも知られています。
今回、実際に田村神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
田村神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR草津線「貴生川駅」下車、南口バスターミナルより「[土山本線]鮎河口」行きバス乗車約35分、「田村神社」バス停下車、田村神社まで350m、徒歩で約4分
自動車を利用
・カーナビに田村神社の電話番号「0748-66-0018」を入力、または田村神社の住所「滋賀県甲賀市土山町北土山469」を入力し検索
駐車場
田村神社には境内西側に約800台、道路を挟んで南側に約700台駐車可能な無料駐車場があります。おすすめは境内にアクセスしやすい境内西側の駐車場です。田村神社の入り口鳥居の左側に駐車場へアクセスできる道路があります。看板も出ているので迷うことはないと思います。
境内西側の駐車場は広く、土曜日に参拝しましたが混雑もなく駐車しやすい駐車場です。
田村神社の参拝と見どころ
一の鳥居
田村神社の一の鳥居を潜って境内へ進みます。鳥居の前には「田村神社」の社号碑があり、文字は東郷平八郎の書です。
参道沿いには奉納石燈籠と矛杉が並ぶ心地の良い神域です。
二の鳥居
二の鳥居は珍しい銅の明神鳥居で、鳥居の近くには歴史を感じる石燈籠や狛犬があります。二の鳥居の前にはかつて東海道が通っており、右に進むと安藤広重の『東海道五十三次』にも描かれ平成17年(2005年)に復元された「海道橋」があります。左に進むと所に参拝者専用駐車場があります。
三の鳥居
二の鳥居を潜ると三の鳥居があり、前方に拝殿が見えてきます。
正面に見えるのが拝殿、拝殿の左側の建物が授与所になります。
拝殿
拝殿の前では狛犬が境内を悪い気から護っています。拝殿の横から奥に進めるようになっており、本殿へと進みます。
神明鳥居
拝殿の後方にある石造神明鳥居を潜って進むと厄落し太鼓橋があります。
厄落としのパワースポット「厄落し太鼓橋」
「厄落し太鼓橋」の下には御手洗川が流れており、橋から「厄落とし福豆」を川に流すと厄を落として幸福を招くといわれています。
「厄落とし福豆」は社務所で頂くことが可能(初穂料200円)で、自分の年齢の数の福豆を袋に入れてもらいます。
橋から川を見ると多くの人が厄落としをしており、厄落としのパワースポットとして有名です。祠には田村大神の御分神がお祀りされています。
橋を渡り「一願成就の清め道」と呼ばれる参道を進み石段を上ると本殿です。石段の左に矢竹、右に吉崎稲荷社があります。
本殿・御祭神・ご利益
本殿には御祭神の坂上田村麻呂公・嵯峨天皇・倭姫命がお祀りされており、厄除け・交通安全のご利益が有名です。
本殿は平成23年(2011年)に造替されたもので、旧本殿と同じ銅板葺き三間社流造の建築様式となっています。
坂上田村麻呂公の不思議な逸話が残る「矢竹(厄除矢)」
本殿を正面に左にあるのは「矢竹(厄除矢)」です。坂上田村麻呂公が鈴鹿峠で旅人を苦しめていた悪鬼を退治した際に「今や悪鬼も平定され無くなった。これからはこの矢の功徳を以て万民の災いを除くこととする。この矢の落ちた場所に社殿を建てて私を祀れ。」と言って矢を放ちました。その矢がこの場所に落ち、そこから青々とした芽が出て育ち、現在の矢竹になったと伝わります。
吉崎稲荷神社
本殿を正面に右に鎮座するのは吉崎稲荷神社です。御祭神に稲荷大神がお祀りされ、五穀豊穣・商売繁盛のご利益で知られています。
本殿の左奥は禊場となっています。本殿の周囲には水が張り巡らされ、木々の緑や色鮮やかな花々に包まれ心地よい神域となっています。本殿の左に架かる橋を渡って先に進みます。
祝谷神社・天満神社
橋を渡ると左に祝谷神社、右に天満神社が鎮座しています。祝谷神社の御祭神は祝谷大神で子授け・安産・子育てのご利益があります。天満神社の御祭神は菅原道真公で学業成就・入試合格・就職成就のご利益で知られています。道なりに参道を進むと授与所に到着します。
御朱印
御朱印は境内の授与所で直書きを頂くことが可能で、初穂料は300円となっています。
おわりに
田村神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。一の鳥居から三の鳥居までの参道は多くの奉納石燈籠や矛杉が並ぶ神秘的な参道でした。二の鳥居の前にはかつて東海道が通っており、右に流れる田村川には安藤広重の『東海道五十三次』にも描かれた「海道橋」が復元されています。厄落し太鼓橋は厄除けのパワースポットで、坂上田村麻呂公がお祀りされている本殿や伝説が残る矢竹(厄除矢)も必見です。見どころいっぱいの田村神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
田村神社 | |
住所 | 滋賀県甲賀市土山町北土山469 |
電話番号 | 0748-66-0018 |
営業時間 | 午前9時~午後4時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR草津線「貴生川駅」下車、南口バスターミナルより「[土山本線]鮎河口」行きバス乗車約35分、「田村神社」バス停下車、田村神社まで350m、徒歩で約4分 ■自動車を利用 ・カーナビに田村神社の電話番号「0748-66-0018」を入力、または田村神社の住所「滋賀県甲賀市土山町北土山469」を入力し検索 |
駐車場 | 境内西側に約800台、南側に約700台駐車可能な無料駐車場あり |