【北海道】江戸時代の松前の町並みを再現した松前藩屋敷!所要時間や見どころ、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年4月21日(金)に北海道松前郡松前町字西舘にある江戸時代の松前の町並みを再現したテーマパーク松前藩屋敷に行ってきました。

幕末の頃、松前は大阪と北海道を結んだ北前船の交易で栄え、8,000戸、30,000人の人々が暮らす仙台以北最大の都市といわれました。松前藩屋敷では、その頃の松前を再現した14棟の建物が建ち、足を踏み入れると江戸時代へタイムスリップしたような体験ができます。

今回実際に松前藩屋敷に訪れましたので所要時間や見どころ、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

松前藩屋敷へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・北海道新幹線、道南いさりび鉄道「木古内駅」下車、函館バス「松前出張所行き」バスに乗車約1時間30分、「松城」バス停下車、松前藩屋敷まで1.1km・徒歩約14分

自動車を利用

・カーナビに松前藩屋敷の電話番号「0139-43-2439」を入力、または松前藩屋敷の住所「北海道松前郡松前町字西舘68番地」を入力し検索

駐車場

松前藩屋敷には普通自動車が約50台駐車可能な無料駐車場があります。4月下旬から5月中旬にかけて開催されるさくらまつりの期間中は1回500円になります。

松前藩屋敷の見どころ

松前藩屋敷受付

松前藩屋敷の開館期間は4月上旬~10月下旬営業時間は午前9時~午後5時までとなっています。入口となる表門の左に受付窓口があります。
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入館料

松前藩屋敷の入館料は大人360円、小人240円です。歩いて約10分のところにある松前城資料館(松前城天守)の入館料は大人360円、小人240円です。松前城資料館受付で松前城資料館・松前藩屋敷共通入館券が大人620円、小人420円で販売されており別々に購入する場合より大人100円、小人60円お得になるのでおすすめです!
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入口から一歩入ると幕末の松前の町並みにタイムスリップします♪写真の左に「沖の口奉行所」、右に「商家」、その後方の白い蔵が「商家土蔵」です。
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沖の口奉行所

沖の口奉行所は松前藩の出入りする船を改めたり税役を徴収する役所です。白洲では入国者を裸にして刀傷や入れ墨、身元引受人について調査が行われ、問題が見つかった場合は本州へ出帆する船で帰らせました。

商家・商家土蔵

沖の口奉行所の正面にあるのが商家、左の白い土蔵が商家土蔵です。松前城下には北前船で財を築いた近江商人や北陸地方の商人が多く住んでいました。「商家土蔵」では松前杉を使った全て手作りの民芸品が販売されています。
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髪結床

商家土蔵の隣にあるのは髪結床です。当時、男性は必ずまげを結い、女性の多くも島田髷しまだまげを結いました。しかし個人で髷を結う作業は難しく髪結を利用しました。店には待合室があり将棋を指したり四方山話をする社交場でもありました。

民家

髪結床の隣にあるのは民家です。民家は棟割長屋が主流で、居間と寝室の二間程度の広さでした。長屋の奥には井戸があり女性が炊事洗濯をしながら世間話をする社交場でした。
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旅籠

髪結床の正面にあるのは旅籠はたごです。旅籠とは旅館のことで表入口と帳場が再現されています。
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漁家

旅籠の近くにあるのは漁家ぎょかです。中流漁家を表現しており、2、3人の出稼者を雇いにしん漁を行っていました。一漁期で30両程度の利益がありました。当時の江戸庶民の年間生活費が10両程度ですので収入の高さに驚きます!松前藩屋敷20

廻船問屋・廻船問屋土蔵

左の白壁の土蔵が廻船問屋土蔵、右が廻船問屋です。北前船から松前の産物や生活物資の荷物の上げ降ろしが行われました。当時、10~15棟の問屋がありました。
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お土産屋「あさみ商店」

廻船船問屋土蔵の近くにあるお土産屋「あさみ商店」さんの松前漬けはすべて手作りです。試食も可能で色々試食させてもらいました。コーヒーやアイスクリームもあるので休憩することもできますよ♪
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自身番小屋

廻船問屋の向かいにあるのは自身番小屋じしんばんごやです。自身番小屋は松前市街の火の見番所でした。夜は火の番所が「火の用心」と子木を叩きながら町内を見回り、火事を発見すると半鐘を叩いて町内に知らせました。
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番屋

自身番小屋の隣にあるのは番屋です。蝦夷地の特産物はにしんで、3月~5月の漁期になると出稼ぎ漁夫が入って番屋で寝泊まりしました。にしんが郡来すると寝る暇もなく、食事も立ったままするほどでした。
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自身番小屋の前には燈籠や朱色の端が掛かり、周囲には桜が咲き誇っていました。
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武家屋敷

朱色の橋を渡って直進したところにある建物は武家屋敷です。松前藩士の武家屋敷を再現しており、武家門の周囲を武者塀で囲んでいます。桜も満開で風情があって素敵でした。内部の見学も可能で、茶の間、台所、来客の間が再現されていて当時の生活を知ることが出来ます。松前藩屋敷31

おわりに

松前藩屋敷所要時間ですが、ゆっくり見学した場合で約50分でした。北前船で栄えた松前の様子が再現されたテーマパークで町中に入ると江戸時代にタイムスリップしたような感じがします。建物は外観だけでなく内部も再現されていますので当時の武士や町民の生活を知ることが出来ます。甲冑着付け体験や松前漬けづくり体験も出来ます。見どころいっぱいの松前藩屋敷に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

松前藩屋敷
住所 北海道松前郡松前町字西舘68番地
電話番号 0139-43-2439
営業時間 午前9時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
定休日 4月上旬~11月上旬(期間中は無休)
入館料 大人360円、小人(小中学生)240円
アクセス ■交通機関を利用
・北海道新幹線、道南いさりび鉄道「木古内駅」下車、函館バス「松前出張所行き」バスに乗車約1時間30分、「松城」バス停下車、松前藩屋敷まで1.1km・徒歩約14分
■自動車を利用
・カーナビに松前藩屋敷の電話番号「0139-43-2439」を入力、または松前藩屋敷の住所「北海道松前郡松前町字西舘68番地」を入力し検索
駐車場 普通自動車が50台駐車可能な無料駐車場あり※
※4月下旬から5月中旬にかけて開催されるさくらまつりの期間中は1回500円