2016年 六義園(りくぎえん)の紅葉に行ってきました!

六義園13
2016年11月20日(日)に東京都文京区にある「六義園(りくぎえん)」紅葉を見にいってきました。

「六義園」は、元禄15年(1702)年に徳川五代将軍「徳川綱吉」の信任が厚かった側用人の「柳沢吉保」が、自らの下屋敷として築園した「回遊式築山庭園」の大名庭園です。

「六義園」の名称は、中国の詩の分類法(詩の六義)に習ってかかれた『古今和歌集』の序文の「六義(むくさ)」という和歌の分類の六体に由来しています。
六義園は和歌の心が息づく庭園で、和歌山県の和歌の浦の景勝や、和歌に詠まれた名勝の景観が庭園で表現されています。

江戸時代の大名庭園でも代表的なもので、徳川綱吉も頻繁に「六義園」を訪れ、記録に残っているだけでも58回にのぼります。

明治時代に入って、三菱の創業者の岩崎弥太郎の別邸となりました。
その後、昭和13年(1938年)に岩崎家より東京都に寄付され、昭和28年(1953年)に国の特別名勝に指定されました。

秋の夜「紅葉と大名庭園のライトアップ」が行われており、2016年は11月19日(土)~12月7日(水)までおこなわれていました。

六義園所要時間ですが、ゆっくり散策した場合で約1時間でした。

六義園へのアクセス

電車でアクセス

・JR山手線「駒込駅」より徒歩約7分
・東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩約7分
・都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩約10分

六義園の園路を歩く

紅葉の時期の混雑状況

「六義園」には開園時間の9時より10分前に到着しました。
紅葉の時期ということもあり、かなりの混雑を見込んでしましたが、行列もなくそれほど混雑はしていませんでした。
ただし、12時頃や、夜間ライトアップ時は行列ができていました。
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正面入り口の拝観券購入受付です。
Suicaが利用できるので、とても便利でした。
開園時間は午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)で、入園料は大人300円、65歳以上は150円になります。
「紅葉と大名庭園のライトアップ」は日の入りから午後9時(入園は午後8時30分まで)までとなっていました。
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とても風情があっていいですね♪
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内庭大門(ないていだいもん)から「シダレザクラ」の大木へ

拝観受付を済ませて、内定大門を通って庭園へと進みます。
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「シダレザクラ」の大木があり、春はとても綺麗で幻想的な風景が広がります。
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「シダレザクラ」の周りの木々も美しく紅葉していました。
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庭園全部が真っ赤というわけではありませんが、木々の色が緑、黄色、赤と絶妙に混ざり合っていて調和がとても美しいです。
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「回遊式築山庭園」を散策

妹山・背山(いものやま・せのやま)と田鶴橋です。
池の中に築山され、古くは女性を妹(いも)、男性を背(せ)と呼び、この島は男女の間柄をあらわしています。
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右手の建物は「吹上茶屋」で、お茶等をいただきながら庭園を見ることができます。
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池の周りの園路を歩きながら、移り変わる景色を楽しみます。
色の調和が美しいと感じます。
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「渡月橋(とげつきょう)」です。
「和歌のうら 芦部の田鶴の鳴声に 夜わたる月の 影ぞさびしき」の歌から名付けられたはしで、空に広がる紅葉の軽量感と石の橋の重量感が絶妙ですね!
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「藤代峠(ふじしろとうげ)」です。
標高は35メートルある築山で、園内で一番高いです。
いただきから庭園の風景は絶景ですので是非見てみてください。
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「藤代峠」側の紅葉も真っ赤に色づいてとても綺麗です。
六義園15

「渡月橋」から「蛛道(ささがにのみち)」を通って進むと、「山陰橋」が見えます。
「蛛」とは、クモの事で、道がクモの糸のように細いことから名付けられています。
「山陰橋」がかかる水面には紅葉がくっきり写っており、なんとも幻想的な風景です。
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「山陰橋」から先に進むと「つつじ茶屋」があります。
明治時代に、つつじの古木材を用いて建てられたもので、紅葉がとても綺麗ですね♪
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歩を進めると、奥に「滝見茶屋」が見えてきます。
こちらも紅葉と相まってなんとも幻想的な風景が広がっていました。
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「滝見茶屋」です。
こちらで座りながら、庭園を眺めたり、奥には滝が流れていますので、滝の音に耳を傾けるのもとても良かったです。
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「心泉亭(しんせんてい)」で、春と秋の年2回だけオープンします。
和菓子とお抹茶を510円でいただく事ができます。
午前中は行列もなく、すぐ入ることができました。
美しい秋の風景を楽しみながら、「心泉亭」で過ごす。最高の贅沢だと思います!
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おわりに

「六義園」「和歌の庭」として設計されており、実際に園内をあるいてみると、和歌から連想された風景が至る所にちりばめられていました。
紅葉の時期は、特に美しく感じられ、夜間ライトアップは一層幻想的な風景になります。
紅葉の時期でも午前中に来園するとゆっくりみて回れますし、園内でお茶や和菓子をいただきながら贅沢な時間を過ごすことができました。
是非一度「六義園」で和歌に思いを馳せながら散策してみてはいかがでしょうか。
「六義園」の近くには、和と洋が調和する大正の庭「旧古河庭園」もありますので、是非一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

場所 東京都文京区本駒込6丁目16
電話番号 03-3941-2222
拝観料 一般300円、65歳以上150円
開園時間 午前9時から午後5時
(入園は午後4時30分まで)
「紅葉と大名庭園のライトアップ」は
午後9時まで(入園は午後8時30分まで)
交通 ・JR山手線「駒込駅」より
徒歩約7分
・東京メトロ南北線「駒込駅」より
徒歩約7分
・都営地下鉄三田線「千石駅」より
徒歩約10分

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