2023年3月5日(日)に東京都豊島区駒込にあるソメイヨシノ発祥の地に鎮座する染井稲荷神社に行ってきました。
創建は不詳ですが社伝によると江戸時代の延宝2年(1674年)以前に西福寺の境内社として創建されたと伝わります。かつては地名の由来となった「染井」と呼ばれる泉がありましたが、安永2年(1773年)に編纂された『江戸図説』では既に泉が枯渇している様子が描かれています。
元は農村でしたが、江戸時代になると造園師や植木職人が集落を形成しました。そして歴代将軍が遊覧に訪れる花園のような名所となりました。この造園師や植木職人によって幕末から明治初期にかけて「染井吉野」の生産が始まり、明治以降に全国に広まりました。
御祭神は保食神で、ご利益は五穀豊穣・子宝・安産で知られています。
今回染井稲荷神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
染井稲荷神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR山手線、東京メトロ南北線「駒込駅」下車、染井稲荷神社まで600m、徒歩で約8分
自動車を利用
・カーナビに染井稲荷神社の電話番号「03-3918-1073」を入力、カーナビに染井稲荷神社の住所「東京都豊島区駒込6-11-5」を入力し検索
駐車場
染井稲荷神社には参拝者専用駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
染井稲荷神社の参拝と見どころ
染井稲荷神社の参拝開始
染井稲荷神社の入口の明神鳥居を通って境内に進みます。鳥居には「染井稲荷神社」と書かれた扁額が架かっています。鳥居の先にある朱色の屋根が特徴の建物が社殿です。
鳥居の近くには「染井稲荷神社」の社号碑も立っています。
鳥居近くにある手水舎で心身をしっかりと清めて参拝へ進みます。
染井の里の石碑
現在は染井の地名は残っていませんが、かつて「染井の里」であったことが偲ばれる石碑が手水舎の近くにあります。
境内社の稲荷社
参道の右側には境内社の稲荷社が鎮座しています。
関東大震災、東京大空襲を免れた社殿
社殿(拝殿・本殿)は大正12年(1923年)の関東大震災の被災を免れ、昭和6年(1931年)に改築されました。昭和20年(1945年)の東京大空襲でこの辺り一体は焼け野原となりましたが社殿は戦火を免れたことから火防のご利益でも崇敬を集めています。
社殿の前には小ぶりのかわいい狛犬一対が悪い気から護っています。稲荷神社ですが狛犬が鎮座しています。
伊藤博文の扁額
拝殿には伊藤博文が書いた「神徳惟馨」の扁額が掛かっています。
貴重な「韓信の股くぐり」の額
拝殿内部には奉納舞につかわれた古い締太鼓と胴長鼓、貴重な「韓信の股くぐり」の額が掛かっています。
絵馬、お守り
拝殿前にはかわいい絵柄の絵馬やお守りが並んでいます。
御朱印
御朱印は社殿左手にある建物の2階の社務所でお声がけすると頂くことができます。
天気もよいので豊島区の駒込近辺を桜見しながらお散歩。染井稲荷神社で御朱印いただきました。手水舎の桜一輪が素敵でした。 pic.twitter.com/5zjso1Bj96
— かなさか (@sakasession1) March 24, 2018
おわりに
染井稲荷神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。染井稲荷神社はソメイヨシノ発祥の地に鎮座する神社で、向かいにある「染井よしの桜の里公園」にはソメイヨシノが美しい花を咲かせていました。社殿は関東大震災や東京大空襲の火災を免れた貴重な建造物で、火防のご利益もあります。かわいい絵馬やお守りもたくさんありますので参拝後も選ぶのが楽しかったです。見どころいっぱいの染井稲荷神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
染井稲荷神社 | |
住所 | 東京都豊島区駒込6-11-5 |
電話番号 | 03-3918-1073 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR山手線、東京メトロ南北線「駒込駅」下車、染井稲荷神社まで600m、徒歩で約8分 ■自動車を利用 ・カーナビに染井稲荷神社の電話番号「03-3918-1073」を入力、カーナビに染井稲荷神社の住所「東京都豊島区駒込6-11-5」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |