2022年9月24日(土)に富山県高岡市大手町にある奈良大仏、鎌倉大仏と共に日本三大仏に数えられる大佛寺の高岡大仏に行ってきました。
初代の大仏は承久3年(1221年)、源義勝が高岡市の北西約7kmに位置する二上山山麓に高さ約4.8mの木造大仏を造立したと伝わります。慶長14年(1609年)、高岡の開祖である前田利長公が城下に大仏を移転しますが焼失してしまいます。
2代目の大仏は天保12年(1841年)、極楽寺の極楽寺第26世・謙誉上人の発願によって金色木造大仏が再建されました。しかし明治33年(1900年)に発生した高岡大火によって焼失してしまいます。
3代目の大仏は昭和8年(1933年)、木造大仏が幾度となく焼失したことから高岡銅器で知られる高岡の職人によって青銅製で火に強い大仏が造立されました。
今回高岡大仏に参拝してきましたので見どころや歴史、ご利益、御朱印、所要時間、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
高岡大仏へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR線、万葉線「高岡駅」下車、高岡大仏まで650m、徒歩で約9分
自動車を利用
・カーナビに高岡大仏の電話番号「0766-23-9156」を入力、または高岡大仏の住所「富山県高岡市大手町」を入力し検索
駐車場
高岡大仏には①大仏様の背後に普通自動車が8台、②境内横に4台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は駐車しやすく、午前に訪れた際も混雑なく駐車することが可能でした。
高岡大仏の参拝と見どころ
高岡大仏の参拝開始
高岡大仏の入口です。入口の両端には仁王像が立っており、手前のブロンズ碑には「日本三大佛 高岡大佛」と書かれています。高岡大仏は屋外に安置されており、遠目からでもその大きさがわかります。
スリムな仁王像
入口の阿吽の仁王像は他の寺院に比べると筋肉質なのは変わりませんがスリムな像となっています。
時鐘(高岡市指定文化財)
仁王像を過ぎて左に見える時鐘は江戸時代の文化3年(1806年)に完成したもので、高岡市指定文化財となっています。
参道を進むと右側に手水があるのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
高岡のランドマーク高岡大仏
参道を直進すると台座(回廊)があり、高岡大仏はその上に鎮座しています。現在の大仏は3代目で昭和8年(1933年)に高岡銅器で知られる高岡の職人によって青銅製で造立されました。総高は15.85m、像高は7.43mにもなる大仏は高岡のランドマークとなっています。
高岡市は銅像製作の街で知られ、全国に設置されている銅像の90%以上が高岡市で作られています。その為、銅像の街である高岡市内には様々な銅像が設置されていて楽しみながら散策することができますよ♪
かつて歌人・与謝野晶子も昭和8年(1933年)に高岡大仏を訪れ、「鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」という歌を詠んでいます。歌の意味は「鎌倉大仏より一段と美男子」と褒めている歌で、昔から端正な顔立ちの大仏様としてしられています。参拝時は交通安全運動の期間でしたので黄色い交通安全のタスキをかけられていました。
台座(回廊)の内部は見学可能
台座(回廊)の内部に入ると先代(2代目)の高岡大仏の仏頭が安置されています。木製だったため、明治33年(1900年)の高岡の火災で佛頭以外は焼失しました。
回廊の壁面には地獄絵などの仏画13作が展示されています。
回廊には絵馬掛け所があり、5種類ある絵馬では良縁招来・勝運上昇・開運招福・金運上昇・無病息災を祈願することが出来ます。
絵馬は1枚500円で大佛寺(寺務所)で頂くことが可能です。
かわいいデザインとやさしいメッセージが書かれたおみくじもその隣にありますよ♪
大佛寺
高岡大仏の隣にあるのが大佛寺です。こちらで御朱印やお守り、絵馬を頂くことができます。
学業成就や金運御守等、様々な御守りが並んでいます。その中でもかわいい猫の肉球がデザインされたペットのお守りは珍しいと思います。
御朱印
御朱印は境内の社務所で直書きで頂くことが可能です。
富山県高岡市にある大佛寺の御朱印です。
直書きでいただきました。
2回目の参拝ですが、高岡大仏はやっぱり見入っちゃいます。 pic.twitter.com/rX7ZxmhHv5— 御朱印たまご (@0DVkMoixxZzy1ng) July 21, 2022
おわりに
高岡大仏の所要時間ですが、境内は広くありませんのでゆっくり参拝した場合でも約15分あれば全て参拝することができます。高岡大仏は屋外に安置されており、高岡のランドマークとなっていました。端正なお顔立ちの3代目の高岡大仏や、台座(回廊)に安置されている2代目の高岡大仏の仏頭、高岡市指定文化財の時鐘が見どころとなっています。見どころいっぱいの高岡大仏に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
高岡大仏 | |
住所 | 富山県高岡市大手町11-22 |
電話番号 | 0766-23-9156 |
営業時間 | 午前6時~午後5時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 志納 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR線、万葉線「高岡駅」下車、高岡大仏まで650m、徒歩で約9分 ■自動車を利用 ・カーナビに高岡大仏の電話番号「0766-23-9156」を入力、または高岡大仏の住所「富山県高岡市大手町」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が12台駐車可能な無料駐車場あり |