2022年6月21日(火)に千葉県千葉市中央区にある千葉県最強のパワースポットとして有名な千葉神社に行ってきました。2019年8月13日(火)に放送された「マツコの知らない世界」でもパワースポットとして紹介された神社で、「妙見本宮」「千葉大妙見」とも呼ばれています。
千葉神社の主祭神で妙見様と呼ばれる北辰妙見尊星王は、人間の厄を取り除き、善い運命へ導いてくれる厄除開運・八方除で有名で、日本全国から参拝者が訪れています。
今回千葉神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス、駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
千葉神社の概要
千葉神社は関東南部を統治していた千葉氏の3代目当主・平忠常によって長保2年(1000年)に「北斗山金剛授寺」として創建されました。
御祭神(守護神)は北辰妙見尊星王(天之御中主大神)で妙見様と呼ばれます。
妙見様は天の中心の定位置にある北極星や北斗七星天の御神霊のことで、全ての星の中心であることから厄除開運・八方除のご利益があると言われています。
歴史上の人物からの崇敬を集め、千葉氏と縁の深かった源頼朝も平家打倒を祈願し自筆の願文・太刀・武具を奉納しました。平家打倒が叶った後は手厚く保護しました。
天正19年(1591年)、徳川家康が関東に入部する際には参詣して寺領の安堵と太刀一振を寄進しました。更に朱印地200石と将軍との謁見が許される格式10万石を与えました。
明治2年(1869年)、神仏分離令により「千葉神社」へと改称されました。
千葉神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・千葉モノレール「栄町駅」下車、千葉神社まで800m、徒歩で約6分
・千葉モノレール「葭川公園駅」下車、千葉神社まで500m、徒歩で約7分
・JR線「東千葉駅」下車、千葉神社まで650m、徒歩で約9分
・JR線「千葉駅」下車、千葉神社まで900m、徒歩で約12分
自動車を利用
・カーナビに千葉神社の電話番号「043-224-2211」を入力
駐車場
千葉神社には無料駐車場はありません。周囲のパーキングを利用します(徒歩10分圏内に合計1000台駐車可能なパーキング有)。境内の周囲に大きなパーキングの看板が出ていますのでパーキングを探すのに困ることはないと思います。料金の相場は平日が20分毎/100円、土日祝が30分毎/300円です。
千葉神社の参拝と見どころ
星のパワーが頂ける尊星殿
千葉神社の入口にある「尊星殿」と呼ばれる楼門を潜って境内に進みます。元の山門は昭和20年(1945年)の戦災で焼失しました。平成12年(2000年)に再建された楼門は社殿との複合建築物となっており大変珍しいものです。尊星殿の前では狛犬一対が境内を悪い気から守っています。
福徳殿・日天楼・月天楼・開運殿
社殿から尊星殿を見たところです。中央が「福徳殿」、東に「日天楼」、西に「月天楼」、上階が「開運殿」と呼ばれる建物に別れています。日天楼の「陽明柱」に触れると精神・生活上の加護が、月天楼の「光輝柱」に触れると身体・生命上の加護が得られると言われ、パワースポットとなっています。
尊星殿の中央にある「福徳殿」には、八角形の形をした柱の各部屋に各星宮が配置されています。それぞれの部屋に御神徳・方位・十二支・五行・身体部について書かれていますので祈願したいところで参拝します。もちろん全て参拝しても良いそうです。
故事を表現した唐獅子像
尊星殿を潜り右側には昭和4年(1929年)に建立された唐獅子像があります。獅子が我が子を千尋の谷に落として鍛錬した物語を表現した像で躍動感があります。またかなりの大きさがあり迫力もありました。
唐獅子像の周辺では美しい紫陽花が境内を飾っていました。
戦火を免れた手水舎
尊星殿から参道を進むと左側に手水舎があります。こちらの手水舎は昭和20年(1945年)の戦災で唯一焼失から免れた貴重なものです。手水石には宝暦5年(1755年)とあり、江戸時代中期に作られたことがわかります。
上下に2つの拝殿を有する重層社殿
元の社殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失し、昭和29年(1954年)に木造で社殿が再建されました。その後、「平成の大造営」により上下に2つの拝殿を有する現在の重層社殿で建立されました。重層社殿は日本初の建築物で、旧社殿は千葉天神として境内の西側に移築されました。
学業と幸運・勝運のご利益がある千葉天神
こちらが旧社殿で現在は千葉天神として鎮座されています。御祭神は学問の神様である菅原道真公で、学業成就・合格祈願のご利益で知られます。元は千葉神社の旧社殿で、妙見様の御神力も同時にいただけることや、神紋・月星に由来して「ツキ(月)を呼び、勝(星)を拾う」という縁起のよさからご利益を求めて多くの参拝者が訪れています。お賽銭箱には神紋の三光紋と社紋の九曜紋が見られます。
一願成就の霊泉「妙見延寿の井」
重層社殿近くにある「妙見延寿の井」は古来より一願成就の霊泉として知られるパワースポットです。御神水は神水祐気(九星気学の秘伝)による吉方に当たっている為、関東各地から「お水取り」に訪れる参拝者が絶えません。お水取りは本殿参拝後にいただきましょう。お水取りの時間は午前6時から午後6時までとなっています。
妙見池
「妙見延寿の井」の隣には御神水を水源とした「妙見池」があり、池には「ねがい橋・かない橋」と呼ばれる朱色の橋が架かっています。
勧請年代が古い末社14社
千葉天神へ続く参道沿いや池の周りには末社である14社(①姥神社、②星神社、③石神社、④稲荷神社、⑤金刀比羅宮、⑥西之宮、⑦八幡神社、⑧天神社、⑨日枝神社、⑩三峰神社、⑪神明社、⑫御嶽神社、⑬厳島神社、⑭美寿之宮)が並んでいます。いずれも勧請された年代は古く古来よりこの地にお祀りされてきました。
御朱印について
御朱印は通常の御朱印が千葉神社と千葉天神の2種類で、お正月の期間はそれぞれ特別御朱印になり、合計4種類の御朱印を頂くことが可能です。初穂料は各300円となっています。
8月18日
千葉神社(千葉)、参拝。#御朱印#親子三代夏祭り#千葉神社#千葉天神 pic.twitter.com/rbxipXekoA— ナルイサ (@naruisa_brother) August 18, 2019
おわりに
千葉神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。
千葉神社に参拝してみて、星のパワーが頂ける尊星殿や一願成就の霊泉「妙見延寿の井」はパワースポットで、上下に2つの拝殿を有する重層社殿は迫力ある見事な建造物でした。学業と幸運・勝運のご利益がある千葉天神も必ず参拝しましょう。勧請年代が古い末社14社や故事を表現した唐獅子像、戦火を免れた唯一現存している手水舎も必見です。
見どころいっぱいの千葉神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
千葉神社 | |
住所 | 千葉県千葉市中央区院内1-16-1 |
電話番号 | 043-224-2211 |
営業時間 | 午前6時~午後6時 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・千葉モノレール「栄町駅」下車、千葉神社まで800m、徒歩で約6分 ・千葉モノレール「葭川公園駅」下車、千葉神社まで500m、徒歩で約7分 ・JR線「東千葉駅」下車、千葉神社まで650m、徒歩で約9分 ・JR線「千葉駅」下車、千葉神社まで900m、徒歩で約12分 ■自動車を利用 ・カーナビに千葉神社の電話番号「043-224-2211」を入力 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |