【東京都港区】鳥居の四神の彫刻が見事で縁結びのパワースポット虎ノ門金刀比羅宮!見どころや御朱印、アクセスをご紹介

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2022年1月30日(日)に東京都港区虎ノ門にある鳥居の四神の彫刻が見事で縁結びのご利益でも有名金刀比羅宮ことひらぐうに行ってきました。金刀比羅宮は高層ビルが立ち並ぶオフィス街の一画に鎮座しており、境内社の結神社むすびじんじゃは江戸時代から良縁を求める女性から篤い信仰を集めており、良縁成就のパワースポットとなっています。

今回金刀比羅宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス、駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

金刀比羅宮の概要

創建は万治3年(1660年)、讃岐丸亀藩の城主であった京極高和きょうごくたかかずが藩内の金刀比羅宮を芝・三田の江戸藩邸に金毘羅大権現を勧請して創建されました。

延宝7年(1679年)、丸亀藩江戸藩邸が虎ノ門に移転される際、共に現在地に遷座されました。江戸市民の要望により毎月10日に邸内が開かれ、参拝を許可し繁栄したと伝わります。

創建当初は「金毘羅大権現」と呼ばれていましたが、明治2年(1869年)の神仏分離令により「事比羅神社」へ、明治22年(1889年)には金刀比羅宮に社号を改称しました。

御祭神は大物主神おおものぬしのかみ崇徳天皇すとくてんのうで、海上守護・大漁満足・五穀豊穣・殖産興業・招福除災のご利益で知られています。

金刀比羅宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」下車、金刀比羅宮まで2a出口より110m、徒歩で約1分
・東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」下車、A1・A2出口より金刀比羅宮まで350m、徒歩で約4分
・東京メトロ丸ノ内線「霞ケ関駅」下車、A13番出口より金刀比羅宮まで400m、徒歩で約5分
・東京メトロ千代田線「霞ケ関駅」下車、A13番出口より金刀比羅宮まで400m、徒歩で約5分

自動車を利用

・カーナビに金刀比羅宮の電話番号「03-3501-9355」を入力

駐車場

金刀比羅宮には参拝者用の駐車場はありません。周辺のパーキングを利用をします。

金刀比羅宮の参拝と見どころ

金刀比羅宮の参拝開始

金刀比羅宮の社殿へは虎ノ門琴平タワー1階にある正面鳥居から進みます。正面鳥居の横には「金刀比羅宮」と刻まれた社号碑があります。
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正面鳥居を潜ると右手に手水舎がありますので心身を清めて参拝へ進みます。
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手水舎の隣にある神楽殿では毎月10日に里神楽が奉納されています。奉納時間は11時40分~、14時~、15時~、16時~となっています。
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神楽殿の正面に社務所があります。お守りや御朱印はこちらで頂くことが可能で、営業時間は平日が午前9時から午後5時、土日祝日が午前9時から午後4時までとなっています。
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参道に沿って進むともう一つ手水舎があります。こちらでも心身を清めて先に進みます。
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四神の彫刻が見事な江戸時代建立の銅鳥居(港区指定有形文化財)

社殿の手前の銅鳥居は江戸時代の文政4年(1821年)に建立されました。左右の柱上部には、四方の守護神である四神(東・青龍、西・白虎、南・朱雀、北・玄武)の見事な彫刻が施されています。こちらの鳥居は『江戸名勝図会』の「虎ノ門」で歌川広重によって四神の彫刻を含め描かれています。
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四神の彫刻が施された鳥居は珍しく、また江戸時代から現存する貴重な鳥居です。平成13年(2001年)に港区指定有形文化財に指定されました。見事な彫刻ですので是非じっくり見てみて下さいね♪

百度石(港区文化財総合目録)

銅鳥居側にある「百度石」も港区内では珍しく貴重な遺構で、平成9年(1997年)に港区文化財総合目録に登録されました。100回お参りして祈願すると願いが成就すると言われ、百度石の背面には「大願成就」と刻まれています。江戸時代の人々もこちらで祈願していたと思うと感慨深いものがあります。
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拝殿・幣殿・本殿

社殿拝殿幣殿)は昭和20年(1945年)の戦災で焼失しましたが、昭和26年(1951年)に総尾州檜造り、銅板葺きの権現造りで再建されました。超高層ビルが立ち並ぶ虎ノ門でこれほど立派な社殿が鎮座していることに驚きます。拝殿には金刀比羅宮の丸金の社紋も見られます。
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拝殿・幣殿の奥に鎮座する本殿は昭和58年(1983年)に再建されました。
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拝殿を正面に右側に喜代住稲荷神社と結神社の2社の境内社が鎮座しています。
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金運アップのご利益で知られる「喜代住稲荷神社」

喜代住稲荷神社きよすみいなりじんじゃは金運アップのご利益があると言われ、参拝時には宝くじが当たるよう祈願する参拝者や土地柄ビジネスマンが参拝に訪れていました。
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江戸時代から良縁祈願で有名な「結神社」

喜代住稲荷神社の隣に鎮座している結神社むすびじんじゃは江戸時代から良縁祈願を求めて多くの女性参拝者が訪れたと明治時代に編纂された『新撰東京名所図会』に記されています。江戸時代、自分の髪や折り紙を持参し、社殿の格子や木々に物を結び付け(=縁を結び付け)良縁を祈願しました。
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良縁祈願の作法のご案内

現在でも良縁祈願の風習が行われています。
良縁祈願の作法は、①最初に社務所で「良縁祈願紐」と「えんむすびお守り」がセットになった「良縁祈願セット(初穂料800円)」を授与していただきます。②結神社の御神前で良縁を祈願して台に結び付けます。②結神社の正面に立ち、二拝二拍手一拝の作法で良縁成就を祈願します。
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おすすめのお守り

おすすめの御守りは、金刀比羅宮の丸金の社紋がデザインされた白錦御守(初穂料700円)と、結神社が良縁祈願で有名ですので縁結御守(初穂料500円)をおすすめします。

御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、初穂料はお気持ちとなっています。
今回、初穂料を500円納めて御朱印をいただきました。

おわりに

金刀比羅宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
金刀比羅宮に参拝してみて、虎ノ門琴平タワーに併設された神社で、江戸時代に建立され歌川広重が描いた銅鳥居や社殿との融合が素敵な神社だと感じました。
銅鳥居の四神の彫刻は見事で貴重なもので、港区指定有形文化財に指定されています。
江戸時代から良縁祈願で有名で、結神社は現在も良縁を求め多くの女性参拝者から篤い信仰を集めています。
見どころいっぱいの金刀比羅宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

金刀比羅宮
住所 東京都港区虎ノ門一丁目二番七号
電話番号 03-3501-9355
営業時間 ■平日
午前9時~午後5時
■土日祝日
午前9時~午後4時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」下車、金刀比羅宮まで2a出口より110m、徒歩で約1分
・東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」下車、A1・A2出口より金刀比羅宮まで350m、徒歩で約4分
・東京メトロ丸ノ内線「霞ケ関駅」下車、A13番出口より金刀比羅宮まで400m、徒歩で約5分
・東京メトロ千代田線「霞ケ関駅」下車、A13番出口より金刀比羅宮まで400m、徒歩で約5分
■自動車を利用
・カーナビに金刀比羅宮の電話番号「03-3501-9355」を入力
駐車場 駐車場なし、周辺のパーキングを利用

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