【京都府】キリシマツツジや八条ヶ池が有名な長岡天満宮!見どころ・御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

長岡天満宮5
2022年1月3日(月)に京都府長岡京市天神にあるキリシマツツジや八条ヶ池が有名長岡天満宮ながおかてんまんぐうに行ってきました。地元では天神さんの愛称で親しまれています。

境内入り口鳥居付近のキリシマツツジは4月下旬になると境内を真紅に染め上げ、境内東にある八条ヶ池は江戸時代の寛永15年(1638年)に八条宮智忠親王によって築造されました。智忠親王はは桂離宮を造営したことで知られています。

今回長岡天満宮に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス、駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

長岡天満宮の概要

創建は不詳ですが、長岡天満宮の周辺は平安時代に菅原道真公の所領であったとされ、道真公が在原業平公と共に詩歌管弦を楽しんだ場所であったと伝わります。
昌泰4年(901年)、道真公が太宰府に左遷になった際、現在地の長岡天満宮の地に立ち寄り「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しみ、その後道真公自作の木像をお祀りしたのが始まりと伝わります。

御祭神は菅原道真公で、学業成就・受験合格のご利益があります。

応仁の乱(1467年~1477年)の兵火で社殿を消失し、明応7年(1498年)に再建されたと伝わります。

江戸時代の寛永15年(1638年)、長岡天満宮の東の地の領主であった八条宮智忠親王によって「八条ヶ池」されました。

明治時代に宮司の中小路宗城によって境内の整備が進められ、村社から郷社、更に府社へ社格を揚げました。

昭和16年(1941年)、京都の平安神宮の社殿を拝領移築し現在の社殿(本殿、祝詞舎、透塀)が建立され、現在の姿となりました。

平成23年(2011年)、本殿が京都府の有形文化財に指定されました。平成24年(2012年)、祝詞舎、透塀、手水舎等が長岡京市の有形文化財に指定されました。

長岡天満宮へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・阪急京都線「長岡天神駅」下車、長岡天満宮まで450m、徒歩で約6分
・JR線「長岡京駅」下車、長岡天満宮まで1.1km、徒歩で約15分

自動車を利用

・カーナビに長岡天満宮の電話番号「075-951-1025」を入力

駐車場

長岡天満宮には第一駐車場、第二駐車場の2箇所の駐車場があります。
おすすめは境内に近い第一駐車場で、長岡天満宮の参拝所要時間は約40分ですので時間内に参拝できれば無料で駐車することが可能です。
※春の観光シーズンと正月期間は特別料金となりますのでご注意下さい

・第一駐車場の収容台数は20台で、最初の40分無料、以降30分100円

・第二駐車場の収容台数は30台で、30分毎に100円(1日最大600円)

長岡天満宮の参拝と見どころ

長岡天満宮の大鳥居

長岡天満宮の正面入口の石造の大鳥居を潜って境内に入ります。平成10年(1998年)に建立されたもので高さは9.75mにもなります。鳥居の扁額には天満宮の文字と紅白梅の意匠が施されています。
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加賀藩が寄進した太鼓橋

大鳥居と過ぎると石造の太鼓橋があり、太鼓橋の先にキリシマツツジ、右手(東側)に八条ヶ池が見えてきます。太鼓橋は加賀藩の寄進と伝わります。
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境内の東に位置する八条ヶ池

八条ヶ池は寛永15年(1638年)に長岡天満宮の東の地の領主であった八条宮智忠親王によって造営されました。智忠親王は京都市西京区にある桂離宮の書院は茶室などを造営したことで知られています。
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4月末頃が見頃のキリシマツツジ

参道沿いに並ぶキリシマツツジの樹齢約170年で市の天然記念物に指定されています。毎年4月末頃には真紅の花を咲かせ、参拝者を楽しませてくれます。
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江戸時代奉納の二の鳥居

参道沿いに進むと平成30年(2018年)に倒壊した二の鳥居があります。補修が困難であった為、このような形で残されています。こちらの鳥居は元禄5年(1692年)に寄進された鳥居2基の内の1基で、もう1基の一の鳥居は府道柳谷道からの参道に現在も設置されています。
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参道に沿って境内奥へと進みます。こちらの石段を上ると錦景苑と呼ばれる庭園があります。
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紅葉や大銀杏が見事な錦景苑

錦景苑は平成19年(2007年)に造営された紅葉庭園で、秋になると大小の紅葉や大銀杏の赤や黄色の見事なコントラストが楽しめます。庭園中央の弁天池に架かる石橋は2トンにもなり、庭園は散策して楽しめる池泉回遊式庭園となっています。紅葉のシーズンには期間限定でライトアップが行われます。
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かつて祝詞舎だった手水舎

更に参道沿いに奥に進むと手水舎がありますので心身を清めて参拝へ進みます。立派な手水舎は、平安神宮の社殿が移築する前まで祝詞舎として使われていました。手水舎は長岡京市の有形文化財に指定されています。
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神使の撫で牛

境内には御祭神の菅原道真公の神使いであった牛の像が複数個所に鎮座しています。撫で牛信仰として伝わり、頭を撫でると賢くなり、体の悪いところを撫でると良くなるとされます。仔牛の像がかわいいですね♪

平安神宮から移築された社殿

社殿の前は開けた空間となっており、社殿を正面に左側には社務所(授与所)や末社の稲荷社が鎮座しています。1月3日に参拝しましたので多くの参拝者でにぎわっていました。小高い丘の上にある社殿は、昭和16年(1941年)に京都の平安神宮から本殿祝詞舎透塀が移築されたもので、そこに素木・檜皮葺の拝殿が加えられました。本殿は三間社流造、素木の建造物で、現在の拝殿は平成10年(1998年)に既存の素木の拝殿を朱塗りにして増改築されたものです。長岡天満宮22

長岡天満宮がある地はかつて長岡京と呼ばれ、平安神宮がある平安京を開いた桓武天皇によって都が開かれたご縁から社殿の移築が実現しました。平成23年(2011年)、本殿が京都府の有形文化財に指定され、平成24年(2012年)に祝詞舎、透塀、手水舎(旧祝詞舎)等が長岡京市の有形文化財に指定されました。
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長岡稲荷大明神

本殿を正面に左側に鎮座している長岡稲荷大明神の御祭神は、倉稲魂命 ・猿田彦命・大宮女神で五穀豊穣・商売繁盛のご利益があります。
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御朱印

御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、通常御朱印の初穂料は300円となっています。
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通常の御朱印の他に季節で絵柄が変わる「いろどり御朱印」もあります。
いろどり御朱印は、紅白梅(1~3月)・きりしまつつじ(4~6月)・新緑の杜(7~9月)・紅葉(10~12月)の4種類で、初穂料は各500円になります。

おわりに

長岡天満宮所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約40分でした。
長岡天満宮の境内の入口にありシンボルとなっている大鳥居、その周囲にある八条ヶ池や4月末頃が見頃のキリシマツツジ、紅葉や大銀杏が見事な錦景苑、平安神宮から移築された社殿等、見どころがたくさんありました。
今回1月3日に参拝に訪れましたが駐車場や境内は混んでおらずゆっくり参拝することができました。
見どころいっぱいの長岡天満宮に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

長岡天満宮
住所 京都府長岡京市天神2丁目15-13
電話番号 075-951-1025
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・阪急京都線「長岡天神駅」下車、長岡天満宮まで450m、徒歩で約6分
・JR線「長岡京駅」下車、長岡天満宮まで1.1km、徒歩で約15分
■自動車を利用
・カーナビに長岡天満宮の電話番号「075-951-1025」を入力
駐車場 第一駐車場(20台)、第二駐車場(30台)あり