【日本100名城第90番】天守閣からの眺めが絶景で海に囲まれた平戸城!見どころや日本100名城スタンプ設置場所や御城印、所要時間やアクセス、駐車場を徹底解説!

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2017年9月22日(金)に日本100名城第90番で、 長崎県平戸市にある「平戸城(ひらどじょう)」に行ってきました。平戸城は別名「亀岡城(かめおかじょう)」とも呼ばれています。

平戸城は慶長4年(1599年)に松浦鎮信(まつらしげのぶ)によって築城されました。
平戸城の城郭構造は平戸島の最東端の三方を海に囲まれた丘に築城された平山城です。
慶長18年(1613年)の火災により建物の大部分を消失し、宝永元年(1704年)に復元されるまで城を持ちませんでした。
明治4年(1871年)の廃城令により、現存する狸櫓北虎口門(搦手門)以外は破却されました。
昭和35年(1960年)から昭和37年(1962年)にかけて天守閣を始め、各櫓が復元され現在に至ります。

今回平戸城を見学してきましたので見どころや日本100名城スタンプの設置場所や御城印、所要時間やアクセス、駐車場等ご紹介したいと思います。

「平戸城」へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

・松浦鉄道西九州線「たびら平戸口駅」下車、「平戸口駅前」バス停で[平戸桟橋経由平戸高校前行き]バス乗車約15分、「平戸市役所前」バス停下車、平戸城まで約550m、徒歩で約7分

自動車を利用

・カーナビで平戸城を検索

駐車場

平戸城には普通自動車が50台収容可能な無料駐車場があります。
平戸城は亀岡公園として整備されており、公園入口の丘の下から丘の上まで複数個所に無料駐車場があります。
おすすめは三ノ郭近くや亀岡神社近くの無料駐車場です。

日本100名城スタンプ設置場所

日本100名城スタンプは、令和2年(2020年)3月31日までは平戸城乾櫓にありましたが、4月1日以降は「平戸観光案内所」に設置場所が変更となっていますのでご注意下さい。

「平戸城」の見学と見どころ

平戸城の見学開始

平戸城の三ノ郭(亀岡運動広場)近くの駐車場に車をとめ、平戸城の見学を開始します。
平戸城は無料エリア有料エリアでそれぞれ見どころがあり、無料エリアでは乾櫓・亀岡神社、有料エリアでは北虎門・地蔵櫓・狸櫓・天守閣・見奏櫓・懐柔櫓が見どころとなっています。
おすすめの見学順序は無料エリアを見学し、有料エリアを見学する方法です。

乾櫓

乾櫓は乾の方角(北北西)の方角にある櫓であることからそのように呼ばれます。
二ノ丸を守るために建てられた櫓で、昭和37年(1962年)に復元されました。
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松浦藩主が祀られている亀岡神社

亀岡神社は松浦藩主を祀った神社で、秋の大祭「平戸おくんち」で有名な神社です。
また社宝の「環頭(かんとう)の太刀」は、国の重要文化財に指定され、平戸城で展示されています。
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現存木造建築の北虎口門と復元の地蔵櫓

北虎門前口から先は有料エリアになりますので、入場券(大人520円)を購入して見学をはじめます。
北虎口門は平戸城で唯一現存する木造建築で、石垣の間を渡す渡り櫓の構造となっています。
北虎口門の近くには昭和37年(1962年)に復元された地蔵櫓もあります。
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藩政時代の唯一の狸櫓

北虎口門の先に狸櫓(たぬきやぐら)と呼ばれる藩政時代の唯一の櫓があります。
正しい名称は多門櫓ですが、天保初年(1830年)頃に行われた櫓の修理際に狸が小姓に化けて松浦藩主の寝床に来て、このまま棲ませて欲しいと懇願したことから狸櫓と呼ばれるようになりました。
藩政時代の唯一の櫓
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狸櫓から立派な本丸石垣を見学しながら道なりに登城します。
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復興天守の展示と絶景

しばらく歩くと目の前に天守閣が見えてきます。昭和37年(1962年)に復元されました。
天守閣は5階建てで、1階は受付、2階から4階は展示、5階からは平戸の街を一望できます。平戸城10

天守閣5階からの景色で、見奏櫓(左)、懐柔櫓(右)が見えます。
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平戸の観光名所、平戸ザビエル記念教会も見えます。
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海を挟んだ先には観光名所のオランダ商館跡も見ることができます。平戸城23

見奏櫓

天守閣近くにある見奏櫓(けんそうやぐら)は二の丸北部を守る為の櫓で、昭和37年(1962年)に復元されました。
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内部は1階が展示、2階が休憩スペースになっています。
急な崖の上に建つ見奏櫓の2階の休憩スペースからは絶景を楽しみながら休憩することができます。
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懐柔櫓

懐柔櫓(かいじゅうやぐら)は二の丸東側を守るための櫓で、昭和37年(1962年)に復元されました。
懐柔櫓は現在予約すれば宿泊することが可能で、櫓からは平戸島の海を見渡すことができます。
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御城印

御城印は平戸城の天守閣窓口(有料エリア)で頂くことが可能で、料金は350円となっています。
オリジナル御城印帳はヒノキを利用した木の御城印帳でとてもかっこいいです。料金は5,000円となっています。

おわりに

平戸城所要時間ですが、ゆっくり見学した場合で約1時間30分でした。
平戸城を見学してみて、現存木造建築の北虎口門や藩政時代の唯一の狸櫓は当時の平戸城を知ることができる貴重な建築物です。
その他復元された櫓も見ごたえがあり、往時の平戸城の姿を想像することができました。
懐柔櫓は宿泊が可能で可能であれば一度宿泊してみたいです。
見どころいっぱいの平戸城に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

平戸城(ひらどじょう)
住所 長崎県平戸市岩の上町1458
電話番号 0950-22-2201
営業時間 4月1日~9月30日:午前8時~午後6時
10月1日~3月31日:午前8時30分~午後5時
定休日 年中無休
見学料 大人520円、高校生310円、小中学生200円
アクセス ■交通機関を利用
・松浦鉄道西九州線「たびら平戸口駅」下車、「平戸口駅前」バス停で[平戸桟橋経由平戸高校前行き]バス乗車約15分、「平戸市役所前」バス停下車、平戸城まで約550m、徒歩で約7分
■自動車を利用
・カーナビで平戸城を検索
駐車場 普通自動車が50台収容できる無料駐車場あり