2018年9月12日(水)に東京都江東区亀戸にある学問のご利益がある菅原道真公がご祭神で、都内随一とも言われる梅や藤の名所である亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)にいってきました。
創建は江戸時代の寛文2年(1662年)、九州の太宰府天満宮の神官で菅原道真の末裔であった「菅原大鳥居信祐」が道真ゆかりの飛梅で天神像を刻み、江戸の本所亀戸村に元々あった天神の小さな祠に天神像を祀ったのが始まりと伝わっています。
創建当時、江戸の大半は明暦の大火の被害からの復興を目指しており、天神様を篤く信仰していた徳川四代将軍「徳川家綱」によって復興開発事業の土地として現在の社地が寄進されました。
そして太宰天満宮に倣い、地形を初め社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋などが整備され、現在に至る350年間に渡り東国天満宮の宗社として崇敬されてきました。
ご祭神は「天満大神(菅原道真公)」「天菩日命(菅家の祖神)」です。
ご利益は、学業向上が学業成就、受験合格のご利益があります。
亀戸天神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。
亀戸天神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用したアクセス
1.JR総武本線「亀戸駅」下車北口より約1.1km・徒歩約14分
2.浅草線・京成押上線・東京メトロ半蔵門線「押上駅」下車B1出口より約1.4km・徒歩約17分
駐車場
亀戸天神社の駐車場は亀戸天神社東門から入ります。
午前8時から午後5時頃までで、料金は無料となっています。
こちらが駐車場です。
今回平日の14時頃に訪れましたが、半分以上空きがありました。
梅まつり・藤まつり・菊まつりの期間中は大変込み合うとのことですのでご注意ください。
亀戸天神社の見どころ
亀戸天神社の見どころ・おすすめスポットは以下の通りになります。
・過去・現在・未来を表す3つの橋
・社殿は湯島天神と並ぶ都内屈指の合格祈願のスポット
・身体の悪い場所を治し知恵を授けてくれる「撫で牛」
・幸運を招く「うそのお守り」はデザインも素敵でおすすめ
・境内にある4つの境内社も忘れず参拝
・亀戸天神社の「藤まつり」「梅まつり」
亀戸天神社参拝
亀戸天神社の正面入口にある大鳥居で、鳥居越しに社殿が見えます。
大鳥居をくぐると心字池があり、九州の太宰府天満宮に倣い3つの橋がかかっています。
3つの橋は人の一生の「過去・現在・未来」を表しています。
過去・現在・未来を表す3つの橋
大鳥居をくぐり最初の橋は「太鼓橋(男橋)」です。
男橋は過去を表しています。
橋の向こうには東京スカイツリーが綺麗に見えます。
次に見えるのが「平橋(ひらばし)」で、現在を表しています。
最後に社殿にかかる「太鼓橋(女橋)」は希望の未来を表しています。
3つの橋を渡ることによって心が清められ神前へ進むことができます。
心字池では亀が気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました♪
「太鼓橋(男橋)」からの景色です。
社殿までまっすぐ参道があり、左前方には東京スカイツリーが見えます。
境内が一望できるほど橋の傾斜と高さがあります。
太鼓橋(女橋)を渡るとすぐ右手に手水舎があります。
こちらで心身をしっかりと清めて神前へと進みます。
手水舎の前方には5歳の頃の「菅原道真公の像」と「鷽(うそ)の碑」があります。
「鷽」は全長15-16cm程のスズメ科の鳥で、古来より幸運を招く鳥とされてきました。
また「鷽」という文字が「學」と似ていることから天神様と深い関りがあると考えられています。
社殿は湯島天神と並ぶ都内屈指の合格祈願のスポット
朱色が美しい社殿は戦後の再建になります。
学問の神様「菅原道真公」が祀られており、湯島天神と並び合格祈願のスポットとして人気を集めています。
身体の悪い場所を治し知恵を授けてくれる「撫で牛」
社殿を正面にして左側には「撫で牛」がいます。
撫で牛を触ると身体の悪い場所が良くなったり、知恵を授かると言われています。
社殿となりには社務所がありますので、参拝後にお守りや御朱印をいただきましょう。
幸運を招く「うそのお守り」はデザインも素敵でおすすめ
亀戸天神社と言えば合格祈願のお守りが有名ですが、開運・出世・幸運を招く「うそ守り」もおすすめです!
うそは幸運を招く鳥と言われています。
お守りのデザインもとっても可愛いので持ってるだけで幸せな気持ちになれますよ♪
境内にある4つの境内社も忘れず参拝
「太鼓橋(女橋)」から社殿に渡る手前の右側に、境内社の「弁天社」があります。
開運出世・芸能成就のご利益があります。
「弁天社」から池を渡り進むと「花園社(はなぞのしゃ)」があります。
亀戸天神社の創建と同時期に創建されたと伝わり、安産・子宝・育児・立身出世のご利益があるとされています。
「太鼓橋(女橋)」から社殿に渡る手前で左側に曲がり池を超えたところに「紅梅殿(こうばいでん)」があります。
菅原道真公が京都から九州の太宰府へ渡った時に慕って飛んできた飛梅(とびうめ)の実生(みしょう)がお祀りされています。
社殿東側には「御嶽神社(みたけじんじゃ)」で、商売繁盛・開運のご利益があります。
亀戸天神社の「藤まつり」「梅まつり」
亀戸天神の境内には藤が至る所に植えられています。
江戸時代から藤の名所として有名で、現在は「新東京百景」にも選ばれています。
毎年見頃を迎える4月中旬から5月上旬には「藤まつり」が行われ、多くの人で賑わいます。
また境内には約300本の紅白の梅が植えられており、梅の名所としても有名です。
毎年2月上旬から3月上旬には「梅まつり」が開かれ梅を見に訪れる人で大変賑わいます。
おわりに
亀戸天神社に参拝してみて福岡の太宰天満宮に倣って造られたので、地形や心字池・太鼓橋など雰囲気がそっくりで思い出しながら参拝しました。
学問の神様「菅原道真公」がご祭神に祀られており、都内でも湯島天神と並ぶ屈指の合格祈願スポットでした。
境内には藤や梅の木が多数植えられており、次回参拝時は「藤まつり」や「梅まつり」の時期に参拝してみたいと思います。
亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ) | |
場所 | 東京都江東区亀戸3-6-1 |
電話 | 03-3681-0010 |
拝観時間 | 午前6時~午後5時 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | 1.JR総武本線「亀戸駅」下車北口より約1.1km・徒歩約14分 2.浅草線・京成押上線・東京メトロ半蔵門線「押上駅」下車B1出口より約1.4km・徒歩約17分 |
駐車場 | 無料駐車場あり 午前8時~午後5時の間開放 |
休日 | 無休 |