2017年11月17日(金)に京都府京都市左京区にある「南禅寺(なんぜんじ)」にいってきました。
南禅寺は、石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」と名台詞が有名な「三門」や、明治時代に琵琶湖疎水を通す為造られた「水路閣」が有名です。
南禅寺の創建は正応4年(1291年)、亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創されました。
山号は瑞龍山で宗派は臨済宗南禅寺派になります。
開創後すぐに無関普門禅師が亡くなられ、後を継いだ「南院国師」により伽藍が建立され、永仁7年(1299年)頃に整備されました。
当初「龍安山禅林禅寺」と呼ばれていましたが、この頃から整備した南院国師の「南」をとり「太平興国南禅禅寺」となり、南禅寺と呼ばれ始めました。
境内には国宝の「方丈」を始め、重要文化財の「山門」「勅使門」、琵琶湖疎水の水道橋「水路閣」等貴重な建築物が多数あります。
南禅寺は京都の紅葉の名所としても有名で、今回午前8時30分から9時10分まで紅葉を見てきました。
見どころや混雑状況等ご紹介したいと思います。
南禅寺の紅葉を見学した場合の所要時間ですが、約40分でした。
南禅寺の紅葉シーズンの見どころ
南禅寺の紅葉シーズンの見どころ・おすすめは以下の通りとなっています。
・道中の螺旋状レンガ造りのトンネル「ねじりまんぽ」
・重要文化財指定の「勅使門」
・石川五右衛門の名台詞が有名「三門」
・「法堂」周辺の紅葉も見ごたえあり
・赤レンガ造りの巨大アーチ橋「水路閣」
拝観料・拝観時間
今回ご紹介する場所は全て無料で拝観可能です。
拝観料が必要な場所は「方丈庭園」「三門」「南禅院」です。
・方丈庭園:一般500円、高校生400円、小中学生300円
・三門:一般500円、高校生400円、小中学生300円
・南禅院:一般300円、高校生250円、小中学生150円
アクセス
交通機関を利用
・地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約500m・6分
南禅寺参拝開始
道中の螺旋状レンガ造りのトンネル「ねじりまんぽ」
蹴上駅から南禅寺に向かう途中「ねじりまんぽ」と呼ばれるレンガ造りのトンネルをくぐります。
こちらのトンネルのレンガは負荷を軽減し強度を高める為に螺旋状にねじって組まれています。
「まんぽ」はトンネルの事を指し、このようなトンネルの事をねじりまんぽと呼びます。
美しいレンガ積みのトンネルでトンネルを抜けるとタイムスリップした気持ちになります♪
トンネルを抜けると美しい古都の町並みと紅葉が南禅寺まで続きます。
重要文化財指定の「勅使門」
道なりに進むと重要文化財に指定されている「勅使門」が見えてきます。
勅使門は、寛永18年(1641年)に御所の「日の御門」を移築したものになります。
勅使門の辺りも一面真っ赤に紅葉しています。
勅使門からまっすぐ三門まで参道が続きます。
石川五右衛門の名台詞が有名「三門」
重要文化財に指定されている「三門」です。
石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」と名台詞が有名ですが、現在の三門は石川五右衛門が亡くなってから30年以上たって再建されたものになります。
京都三大門(知恩院三門、東本願寺御影堂門、南禅寺三門)のひとつに数えられています。
三門の高さは約22mにもなり、2階からは京都を遠望できます。
拝観料を納めれば一般の参拝者でも2階に登ることが可能です。
紅葉と三門が入るおすすめの撮影スポットです!
午前8時40分位の光景ですが、人もまばらで自分のペースで拝観することができます。
山門を通って進みます、柱に歴史を感じますね。
三門付近の紅葉も真っ赤に色づいていてとても綺麗です。
三門の周りの紅葉は特に色鮮やかで美しく感じました。
「法堂」周辺の紅葉も見ごたえあり
山門から直進すると「法堂(はっとう)」があります。
法堂は慶長11年(1606年)に建立されましたが、明治28年(1895年)に焼失し、明治42年(1909年)に再建されました。
法堂と紅葉も風情が感じられて素敵ですね♪
法堂から山門を見たところです。
境内の参道付近は紅葉が立ち並び見ごたえがあります。
法堂の周辺も一面紅葉していました。
赤レンガ造りの巨大アーチ橋「水路閣」
琵琶湖疎水を引いている「水路閣」です。
明治23年(1890年)に造られたもので、古代ローマの水道橋を参考に造られました。
赤レンガ造りの巨大なアーチ橋で、テレビやドラマ、アニメ等様々なところで登場する有名な水路閣です。
写真撮影スポットになっていますので、紅葉と水路閣を入れて撮影すると素敵ですよ♪
午前8時50分位に訪れましたが人もおらずゆっくり見学することができました。
おわりに
京都屈指の紅葉の名所「南禅寺」に紅葉シーズン真っ只中に訪れたのでかなりの混雑を覚悟しましたが、午前8時30分~9時10分の時間帯は人もまばらでゆっくり見学することができました。
南禅寺にはご紹介した以外にも、国宝の「方丈」や名勝に指定されている「方丈庭園」、塔頭の「金地院」「天授庵」等見ごたえのある場所がたくさんあります。
また南禅寺は湯豆腐発祥の地といわれ、湯豆腐の有名店「順正」や「奥丹」が南禅寺の近くにあります。
次は今回拝観できなかった場所や湯豆腐を楽しみに再訪したいと思います。
南禅寺(なんぜんじ) | |
場所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町 |
電話 | 075-771-0365 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約500m・6分 |
非公開 | 12月28日~12月31日 |
公開時間 | ・12月1日~2月28日:午前8時40分~午後4時30分 ・3月1日~11月30日:午前8時40分~午後5時 |
拝観料 | ・方丈庭園:一般500円、高校生400円、小中学生300円 ・三門:一般500円、高校生400円、小中学生300円 ・南禅院:一般300円、高校生250円、小中学生150円 |
駐車場 | 2時間以内1000円、2時間以上1時間毎500円の有料駐車場あり |