3.重要文化財「山門」
総門を過ぎて見えてくるのが「山門」です。
寛政7年(1795年)に彦根藩・井伊家の援助を受けて7年かけて再建されました。
こちらは重要文化財に指定されています。
山門の楼上には「釈迦牟尼佛」「文殊菩薩」「普賢菩薩」並びに「十六羅漢」が祀られています。
山門から見る境内も風情があって素敵ですね♪
山門をでて順路に従い、左の石段を登ります。
石段を登ると御朱印所、本堂が見えてきます。
4.葭葺大屋根が珍しい「本堂」
本堂は、明和二年(1765年)に井伊家の援助により建立されました。
屋根は珍しい葭(よし)葺大屋根となっています。
境内にはほとんど人はおらず貸切状態でした。
本堂に上がって参拝可能で、本堂には子授け・子孫繁栄のご利益があるご本尊「世継観世音菩薩」がお祀りされています。
5.鐘楼
本堂近くにある鐘楼は安永元年(1772年)に再建されました。
鐘楼と紅葉の組み合わせもいいですね♪
左が本堂、正面が法堂、右が禅堂になります。
本堂前の紅葉も一面真っ赤に色づいて綺麗です。
参道に従って先に進みます。
まっすぐのびる参道沿いも見事に紅葉しています。
6.法堂
本堂から進んだ先にある「法堂(はっとう)」で、享保13年(1728年)に再建されました。
後水尾天皇より寄進された「釈迦牟尼佛」「迦葉尊者」「阿難尊者」が祀られています。
法堂から開山堂までの参道は特に見事に紅葉しており、苔むした石との調和も大変風情があります。
7.開山堂
こちらは「開山堂(かいざんどう)」です。
享保10年(1725年)に彦根城主である「井伊直惟(なおのぶ)」から能舞台の寄進を受けて再建しました。
永源寺を開山した「寂室元光(じゃくしつげんこう)」禅師が祀られています。
8.経堂
開山堂前には「経堂(きょうどう)」があります。
延宝4年(1676年)に南嶺禅師が再建されました。
中には中国で譲り受けられた明版大蔵経が納められています。
経堂前の紅葉は真紅色ですね♪
本堂から経堂までの参道には紅葉が色とりどりに色づいて大変見ごたえがありました。
9.お土産は「永源寺こんにゃく」
永源寺は「永源寺こんにゃく」が有名です。
永源寺を開山した寂室元光禅師が、大陸からこんにゃくいもを持ち帰ったのが起源とされています。
手作りのこんにゃくが入り口付近のお店で食べれます、とってもおいしいですよ♪
お土産には名物である「赤こんにゃく」がおすすめ!
おわりに
永源寺に紅葉の時期に朝8時から参拝してみて、駐車場の待ちもなく、境内も人がまばらでゆっくり紅葉観光できました。
境内までは石段を登る必要がありますが、湖東三山に比べると歩きやすい境内でした。
永源寺名物のこんにゃくは手作りで、赤こんにゃくは珍しさとおいしさでお土産におすすめです。
滋賀県屈指の紅葉スポットで、ゆっくり参拝できる永源寺に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
永源寺(えいげんじ) | |
場所 | 滋賀県東近江市永源寺高野町41 |
電話 | 0748-27-0016 |
休日 | 無休 |
拝観時間 | ・通常の参拝時間:午前9時~午後4時 ・紅葉のシーズン:午前8時~午後8時30分 |
拝観料 | 大人:500円 中学生以下:無料 |
駐車場 | 近隣に1回300~500円の駐車場あり |