2017年9月21日(木)に日本100名城スタンプラリー89番で、佐賀県佐賀市にある「佐賀城(さがじょう)」に行ってスタンプを押してきました。
佐賀城をゆっくり見学した場合で、所要時間は1時間でした。
佐賀城の概要
佐賀城は佐賀県佐賀市にある平山城で、江戸時代初期の慶長7年(1602年)に築城されました。
築城主は「鍋島直茂(なおしげ)・勝茂(かつしげ)」親子で竜造寺氏の居城であった村中城を拡張して佐賀城としました。
城のまわりの堀を土塁で築き、本丸、二の丸、三の丸、西の丸、五層の天守閣があったとされますが享保11年(1726年)の大火で焼失しました。
享保13年(1728年)に御殿が二の丸に完成し、以後の藩政は二の丸で行われました。
天保6年(1835年)に佐賀城が再び大火に見舞われ二の丸を焼失します。
天保9年(1838年)に佐賀城本丸御殿が再建され、現存する鯱の門・続櫓もこの時再建されたものです。
明治7年(1874年)に佐賀の乱が発生し、建造物の多くが焼失します。
平成16年(2004年)に天保年間の本丸御殿を忠実に復元した佐賀県佐賀城本丸歴史館が完成し現在公開されています。
佐賀城の見どころ
佐賀城の見どころは
・重要文化財で佐賀の乱の痕跡が残る「鯱の門」
・古写真などをもとに再現された「佐賀城(佐賀城本丸歴史館)」
・天守台の立派な石垣
となっています。
電車でアクセス
・JR長崎本線「佐賀駅」下車、市営バス「博物館前」下車徒歩約11分。
佐賀城の駐車場
佐賀城には普通車が145台駐車できる無料駐車場があります。
駐車場は広くて半分以上空きがありましたのでとてもとめやすい駐車場です。
日本100名城スタンプ設置場所・料金所
佐賀城の100名城スタンプは入館料が無料(募金の協力をお願いされています)の「佐賀城本丸歴史館(さがじょうほんまるれきしかん)」入口に設置されています。
佐賀城見学開始
駐車場から道路を渡ると前方左手に「鯱の門」、右手に「天守台」があります。
10代藩主の「鍋島直正」公の像があります。
現在の佐賀城本丸歴史館は鍋島直正公が天保9年(1838年)に再建した本丸御殿を忠実に再現した日本で最大級の木造建築になります。
重要文化財で佐賀の乱の痕跡がある「鯱の門」
「鯱の門」で、建築された天保9年(1838年)の姿で残っており国の重要文化財に指定されています。
正面からみたところです。
江戸時代からの姿をとどめており、当時を知ることが出来る貴重な建築物です。
門を見てみると銃弾の跡を複数確認することができます。
これは明治7年(1874年)に「江藤新平(えとうしんぺい)」「島義勇(しまよしたけ)」が明治政府に起こした「佐賀の乱(さがのらん)」の痕跡です。
天守台跡の立派な石垣
天守台跡で、立派な石垣が見どころをなっています。
石垣は、高さ約9メートル、南北31メートル、東西27メートルとなっており巨大な天守台です。
5層の天守閣がありましたが、享保11年(1726年)に焼失後は再建されず、現在は石垣のみ残っています。
天守台には登ることもできます。
今は跡地となっていますが、かつてはこちらに5層の天守閣があり、佐賀の街が一望できたと思います。
天守台からは佐賀城本丸歴史館の全景をみることができます。
佐賀城本丸歴史館はかつての「本丸御殿」を忠実に再現された、日本最大級の木造建築で、天守台跡からその姿を確認することができます。
佐賀城本丸歴史館は本丸御殿を忠実に再現
佐賀城本丸歴史館の「御玄関」です。
こちらの入口に100名城のスタンプがあります。
歴史館では紹介ビデオの放映や歴史資料が並んでおり、約30分で見て回ることが出来ます。
おわりに
佐賀城を訪れてみて江戸時代から残る鯱の門や、かつて5層の天守閣があった天守台の石垣は見ごたえがありました。
江戸時代の天保9年(1838年)に再建した本丸御殿を忠実に再現して造られた日本最大級の木造建築物の佐賀城本丸歴史館も見ごたえがあります。
所要時間は約1時間で駐車場も無料で利用しやすいので是非近くを訪れた際は見学してみてはいかがでしょうか。
佐賀城(佐賀城本丸歴史館) | |
住所 | 佐賀県佐賀市城内2-18-1 |
電話番号 | 0952-41-7550 |
アクセス | ・JR長崎本線「佐賀駅」下車、市営バス「博物館前」下車徒歩約11分 |
スタンプ設置場所 | 佐賀城本丸歴史館入り口 |
営業時間 | 午前9時30分から午後6時まで |
定休日 | 年末(12月29日~31日) |
入館料 | 無料(募金の協力を依頼されています) |
駐車場 | 普通車145台駐車可能な無料駐車場あり |