2017年2月4日(土)に東京都文京区にある白山神社(はくざんじんじゃ)にいってきました。
白山神社の創建は、天暦年間(947年~957年)に石川県の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)から勧請を受けて本郷一丁目の場所に創建されました。
その後、元和年間(1615年~1624年)に徳川2代将軍・秀忠の命令で、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移設されましたが、明暦元年(1655年)に徳川5代将軍・綱吉が将軍職に就く前の屋敷が造営されることになり、現在の場所に再度移設されました。
その由縁から、徳川綱吉と生母桂昌院の厚い崇敬を受け、それ以降は徳川将軍家から信仰されました。
ご祭神は、以下3神です。
・菊理姫命(くくりひめのみこと)
・伊弉諾命(いざなぎのみこと)
・伊弉冉命(いざなみのみこと)
菊理姫命は、伊弉諾命と伊弉冉命を仲直りさせた由縁から縁結び・復縁のご利益があります。
神名の「くくり」は「括り」の意味で、ご縁を括ることからも縁結び・復縁のご利益の他に、商談成立のご利益もあります。
伊弉諾命と伊弉冉命は日本国土・日本国民を生み出した偉大な神様で、開運・所願成就のご利益があります。
このような理由から白山神社は、縁結び・復縁・商談成立・開運・所願成就のパワースポットとしても有名です。
また毎年6月上旬から中旬ごろ行われる白山神社の「文京あじさい祭り」も有名で、白山神社と白山公園に植えられた合計3000株にのぼる紫陽花が場所ごとに色鮮やかに咲き誇り、目を楽しませてくれます。
白山神社の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約30分でした。
白山神社へのアクセス
電車でアクセス
・都営三田線「白山駅」A3出口から徒歩約4分
・東京メトロ南北線「本駒込駅」出口1から徒歩約6分
白山神社参拝
とても立派な石碑と、明神鳥居が見えてきます。
鳥居をこえて石段をのぼって門をくぐります。
まっすぐ進むと拝殿・本殿、右手には社務所と福受稲荷神社があります。
手水舎でしっかりと清めてから参拝へ進みます。
拝殿・本殿です、緑と花に囲まれた美しい神社です。
移設を何度か行っていますが、創建は天暦年間(947年~957年)でとても歴史ある神社です。
この辺りの地名の由来にもなっています。
金色の目をした狛犬はとても珍しいですね!
狛犬の形は巻いたあごひげや獅子鼻等、江戸風狛犬の特徴があります。
商談成立のご利益がありそうですね♪
金色の目をした狛犬が神社を悪い気から守っていました。
境内は街中にありますが、とても静寂で神聖な雰囲気がありました。
地元の方の参拝も絶えず、地元の方にもとても密着した愛されている神社だと感じました。
とても立派な金文字ですね、仕事の商談成立のご利益を願ってしっかり祈願しました。
拝殿の彫刻が見事で見ごたえがありますよ。
彫刻の中でも特に欄間の龍の彫刻は迫力があって見ごたえがあります!
木造の拝殿で、木のぬくもりが伝わってきてとても落ち着きました。
摂末社に参拝
拝殿隣には関東松尾神社があります。
京都の松尾大社(まつおたいしゃ)の分霊を江戸時代に勧請して創建されました。
開運のご利益がありますのでしっかりと参拝しました。
福受稲荷神社です。
鳥居をくぐってすぐ右側にあります。
所願成就のご利益があるのでこちらもしっかりと祈願してきました。
八幡神社です。
八幡様は勝負運・所願成就のご利益があるので、試験に合格できるようしっかり参拝しました。
江戸三大桜の白旗桜
白旗桜で、江戸三名桜※と呼ばれたの後継樹です。
白旗桜の名前の由来は、源義家が奥州征伐に向かう途中に源氏の白旗を立てて戦勝祈願したことからこのような名がついています。
※江戸三名桜は以下の通りです。
・新宿の円照寺の右衛門桜
・渋谷の金王八幡宮の金王桜
・文京の白山神社の白旗桜
おわりに
白山神社は、天暦年間(947年~957年)に創建されたとても歴史ある神社でした。
ご祭神の菊理姫命(くくりひめのみこと)は「括る」ことから縁結び・復縁・商談成立のご利益があります。
江戸三名桜の「白旗桜」や、6月に開催される「文京あじさい祭り」も大変見ごたえがあります。
白山神社はご利益だけでなく、境内も四季ごとに美しく彩られます。
白山神社の近くには井原西鶴の名作『好色五人女』で有名なお七の墓がある円乗寺がありますので一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 東京都文京区白山5丁目5-31-26 |
電話番号 | 03-3811-6568 |
拝観料 | 無料 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・都営三田線「白山駅」 A3出口から徒歩約4分 ・東京メトロ南北線「本駒込駅」 出口1から徒歩約6分 |
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