2016年12月29日(木)に広島県尾道市生口島(いくちじま)にある耕山寺(こうざんじ)にいってきました。
耕山寺は地獄絵や石仏群が並ぶ地下道「千仏洞地獄峡」や、白大理石のモニュメントが並ぶ「未来心の丘」が有名なお寺です。
創建は、昭和11年(1936年)で金本耕三(のちの耕山寺耕三)によって創建されました。
宗派は、浄土真宗本願寺派のお寺です。
日光東照宮の日光東照宮陽明門を模して造られた「孝養門」をはじめ、日本各地の古建築を模して造られており「西の日光」とも呼ばれ、瀬戸内海の観光地として有名です。
平成に入り、建築物の特殊性が認められ、登録有形文化財にも登録されました。
耕山寺の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約1時間30分でした。
見どころ
耕山寺の見どころは、
・京都御所紫宸殿の門を模して作られた「山門」
・日光東照宮陽明門を模して造られた「孝養門」
・地獄絵や1000体の石仏がならぶ地下道「千仏洞地獄峡」
・白大理石のモニュメントが並ぶ「未来心の丘」
・重要文化財「快慶作・宝冠阿弥陀如来坐像」が展示されている「金剛館」
となっています。
耕山寺の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約1時間30分でした。
耕山寺へのアクセス・駐車場
自動車でアクセス
・尾道IC ⇒ 西瀬戸尾道IC ⇒ 生口島北IC ⇒ 耕三寺(50分)
・福山西IC ⇒ 西瀬戸尾道IC ⇒ 生口島北IC ⇒ 耕三寺(40分)
※生口島北ICより13分
駐車場
耕山寺隣には有料駐車場がありますが、耕山寺から徒歩約2分のところに、普通自動車が40台駐車できる無料駐車場があります。
無料駐車場は写真の通り空きスペースがかなりあったので、無料駐車場※がおすすめです!
※無料駐車場の場所の詳細はこちらから。
耕山寺に到着・参拝
京都御所紫宸殿の門を模して作られた「山門」
「耕山寺」の入り口である「山門」です。
こちらの山門は、明治天皇即位の時に京都御所に建てられた屏中門を模したもので、鋼鉄で造られています。
お寺ではあまり見られない極彩色豊かな色どりに目を奪われます。
こちらは「中門」で、法隆寺中門を模したものです。
建築物の造形は模した通り、そっくりですね!登録有形文化財に指定されています。
法隆寺中門には仁王像がいますが、耕山寺にはいないのでこの辺りが異なっていますね。
「中門」をすぎると入館受付があります。
入館料は、大人1,400円、大学生1,000円、高校生800円、中・小学生以下無料となっています。
開館時間は、午前9時から午後5時までとなっています。
入館受付後、順路に従って進むと「手水舎」があるので、しっかり清めて先へ進みます。
石段を上った先に「五重塔」があります。
「五重塔」は、奈良県の室生寺五重塔を模したもので、昭和30年(1955年)に完成しました。
室生に滞在して、実測を行い建立されたもので、「大慈母塔」と名付けられています。
耕三和上の俳句「世の母はみな観世音花の春」が石碑に刻まれていました。
境内は季節によって、桜、つつじ、紫陽花、百日紅、紅葉等、四季折々の姿に変化します。
耕山寺は俳句の世界を境内で再現しているお寺だなぁと石碑をみて感じました。
日光東照宮陽明門を模して造られた「孝養門」
日光東照宮陽明門を模して造られた「孝養門」です。
「西の日光」と呼ばれているとおり、日光東照宮陽明門と同様に彫刻が大変素晴らしいですね!
唐獅子や龍の彫刻も日光東照宮陽明門と似ていますね!
孝養門は昭和28年(1953年)に耕山寺耕三が文部省に1組だけあった図面を申し入れ入手し、10年の歳月をかけて完成されたものです。
豪華さと緻密さを併せ持った建築物で、実際に見てみると圧倒される美しさがありました!
「孝養門」の前には、京都府宇治にある平等院鳳凰堂をもとに建立された本堂があります。
あいにく工事中で全景をみることが出来ませんでしたが、左右対称形の翼廊等から雰囲気がとても似ていると感じました。
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