世田谷区 学問のご利益があり吉田松陰が祀られている神社 松陰神社(しょういんじんじゃ)

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2016年12月3日(土)に東京都世田谷区にある松陰神社(しょういんじんじゃ)にいってきました。

松陰神社の創建は、明治15年(1882年)で、吉田松陰を祀る神社です。
ご祭神は、吉田松陰、吉田松陰の門人の伊藤博文や山県有朋等、松下村塾の生徒がご祭神です。

吉田松陰は、私塾「松下村塾」で明治維新の原動力となる重要な人物に思想的な影響を与えた人物として有名です。
しかし、倒幕につながる思想と危険視され、当時江戸幕府の大老「井伊直弼」の「安政の大獄」により、投獄され、志半ばで刑死します。享年30(満29歳没)。

吉田松陰の故郷は萩で、山口県にも松陰神社があります。
なぜ東京都世田谷にも松陰神社があるかというと、元々この地には長州藩(今の山口県)の藩主の別邸がありました。
その地に、「松下村塾」の門下生であった「高杉晋作」達によって、「安政の大獄」の4年後の文久3年(1863年)に松陰の墓が現在の地に改装されました。
その後、明治15年(1882年)に門下生によって、墓の側に神社が創建された為、東京都世田谷区にも松陰神社があります。

松陰神社のご利益は、明治維新で重要な人物を輩出した「松下村塾」を開いた吉田松陰ゆかりの神社ですので、学力向上や合格祈願のご利益があります。
京都の北野天満宮と同じように、学力向上が合格祈願で大変有名な神社です。
2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」を見ていて、是非参拝したいと思っていました。

松陰神社所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約30分でした。

松陰神社へのアクセス・駐車場

電車でアクセス

・東急世田谷線「松陰神社前駅」より徒歩約3分

駐車場

駐車場は車が約20台止められる無料駐車場があります。
お手洗いもこちらにあり、とても綺麗なウォシュレットもついている洋式トイレがありました。
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松陰神社に参拝

「松陰神社前駅」より松陰神社通り商店街を北へ歩くと松陰神社の入り口が見えてきます。
駐車場は左手にある自動車道から入ります。
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鳥居を通ってまっすぐ社殿へと進みます。
写真左手にすすむと「吉田松陰墓所」、左斜め前に「社務所」、正面が「社殿」、右斜め前に「松下村塾」があります。
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まずは、手水舎でしっかり清めます。
手水舎にかかる紅葉がとても美しかったです。
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境内の紅葉が参拝者の目を楽しませてくれます。
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手水舎前には「吉田松陰像」があります。
明治23年に製作された石膏から鋳造されたブロンズ像で、平成24年4月に完成したものです。
松陰神社所蔵の石膏像の調査修復からほぼ1年かけて、ブロンズ像がつくられました。
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とても青空が綺麗な日で、しっかりと社殿で参拝してきました。
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社殿隣には社務所があり、お守りを販売しています。
おすすめは、「勝守(かちまもり)」と、「志守(こころざしまもり)」です。
両方のお守りには文字が入っており、吉田松陰直筆文字の写しになります。
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こちらが「勝守」で、1000円になります。
自分の弱い心に負けないように購入しました。
勢いがある「勝」という文字が刺繍されています。
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こちらは「志守」で、こちらも1000円になります。
初志を忘れず困難に立ち向かっていけるようにこちらも購入しました。
白いお守りに赤の刺繍で「志」と入っているのがとてもお気に入りです。
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吉田松陰門下生より奉献された石燈籠

手水舎と社殿の間には石燈籠があります。
こちらは吉田松陰の門下生、伊藤博文、山縣有朋等によって奉献されたもので、全部で32基あります。
とても貴重な文化財ですので、是非見てみましょう。
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吉田松陰墓所

「吉田松陰墓所」へ行くには、社殿手前の手水舎を過ぎて左に曲がり直進します。
とても静かな場所で、参拝道の紅葉が美しかったです。
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吉田松陰の墓所は、看板が出ているのですぐにわかります。
文久3年(1863年)正月に、高杉晋作、伊藤博文、山尾庸三、白井小助、赤根武人等によって、千住小塚原回向院からこの地に改装されました。
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「松下村塾」は土・日・祝日雨戸開放

社殿右手には「松下村塾」のレプリカがあります。
山口県萩の松陰神社境内に保存されている「松下村塾」のレプリカで、土・日・祝日は雨戸が解放され中の様子を見ることができます。
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時代をタイムスリップしたような感じがします。
今すぐ講義が始まりそうな気がしました。
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吉田松陰が「松下村塾」で指導したのは、2年余りと短かったですが、松陰の指導を受けた門下生は幕末・明治時代で大きく活躍しました。
講義室を見学しましたが、思っていたより小さく、その為、師である吉田松陰や門下生達の距離が近く、日本の将来について語りあったり、とても濃密で重要な時間を過ごしたのではないかと思いました。
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おわりに

松陰神社に参拝してみて、なぜ山口県出身の吉田松陰のお墓が世田谷区にあるのかわかりました。
境内には、「松下村塾」や、伊藤博文、山縣有朋等によって奉献された「石燈籠」があり、当時の講義の様子や、そこから近代日本へとつながっていく大きな流れを感じることができました。
松陰神社の近くには、招き猫発祥の地豪徳寺」や、勝運アップのパワースポット世田谷神社」もありますので、是非参拝してみてはいかがでしょうか。

場所 東京都世田谷区若林4-35-1
電話番号 03-3421-4834
拝観料 境内無料
拝観日 無休
拝観時間 午前9時から午後5時
駐車場 約20台駐車できる
無料駐車場有
交通 ・東急世田谷線「松陰神社前」
より徒歩約3分