2015年12月10日に東京都目黒区下目黒にある天恩山五百羅漢寺(ごひゃくらかんじ)に行ってきました。
五百羅漢寺の見所は、松雲元慶(しょううんげんけい)禅師(1648~1710)が彫刻した現存305体の五百羅漢像等の仏像が見所です。
羅漢とは、修行して煩悩などを取り除き、人として生き抜く知恵や人格を持った人のことだそうです。
羅漢は他の仏と違い、実在していた生身の人間です。
その為、親しみを込めてらかんさんと呼ばれています。
本堂ではらかんさんに囲まれて本尊釈迦如来の説法を聞くことができるのが魅力だと思います。
目黒区の天恩山五百羅漢寺までは、JR山手線・目黒駅西口より徒歩約12分、東急目黒線不動前駅より徒歩約8分で行くことができます。
隣には目黒不動尊で有名な瀧泉寺があります。
天恩山五百羅漢寺の概要
天恩山五百羅漢寺は、元禄8年(1695)鉄眼禅師を開山として江戸本所(現、江東区大島羅漢寺)に創建された黄檗宗の寺でした。
当時、境内には「さざい堂(三匝堂)」という建物があり、内部が螺旋階段になっていて、一堂に諸仏像を拝見できると人気を博しました。
明治41年(1908)ここ下目黒の地へ移り、現在は浄土宗系単立の寺です。
本堂および回廊に安置されている五百羅漢像等はそのほとんどが、松雲元慶禅師が各方面から寄進を受け、十余年かけて自ら彫刻したものです。
木造釈迦三尊及び五百羅漢像の305体の像(都指定文化財)は、それぞれ姿の違った人間像として巧みに表現されており、しかもこのような大型の像が多量かつ一堂に安置されていることは珍しく、近世彫刻史上注目すべき貴重なものです。
書院屋上にある梵鐘は安永3年(1774)田中丹波守藤原重行作で、他にあまり類例のない特徴を持ち、国の重要美術品の認定を受けています。
平成21年3月
(天恩山五百羅漢寺 目黒区教育委員会掲示より引用)
五百羅漢寺入口です。
羅漢寺は、徳川五代将軍綱吉、八代将軍吉宗から援助を受けて羅漢寺は繁栄を誇りました。
徳川家の家紋、三つ葉葵・三つ葵(みつばあおい・みつあおい)が目を引きます。
入口を通り、階段を上がると受付があります。
こちらで拝観料を払います。
■拝観料
大人 300円
高校生以上 200円
中学生以下 無料
■入館時間
9時00分~17時00分(受付終了は16時30分)
■拝観日
年中無休
こちらできちんと清めてから拝観します。
写真には写っていませんが、すぐ左にらかんさんがおられる羅漢堂に入って見学出来ます。
※室内の撮影、また仏像の撮影は禁止です。
こちらは本堂です。
本尊釈迦如来とその弟子である羅漢さんが一堂にいました。
こちらの本堂は土足厳禁で、靴をぬいで本堂に上がります。
本堂には椅子が用意されており、お釈迦様が説法されている様子が再現されていました。
人はほとんどいませんでしたので、お釈迦様に向き合って、説法を約1時間、椅子にすわって聞いていました。
非常に貴重な時間をすごせました!
説法のCD(1,500円)と羅漢さんの言葉が書かれた本(300円)がありました!
本堂ではお守りも売っていました。
購入代金はお賽銭箱に入れて購入します。
お守りもありました、幸せをわしづかみです!!
順路を回ってくると、受付に戻ってきて、目の前にらかん茶屋が出てきます。
ランチもやっていて、喫茶メニューもあるので、お昼や少し小腹がすいたら利用したいです。
私的にはそばが気になります!
目黒の五百羅漢寺にいってみて、羅漢さんそれぞれ貴重な言葉を発していて、どれも人生を生きていく上で大切な言葉だと思います。
自分により響く言葉を発している羅漢さんを探すのも楽しかったです。
本堂ではお釈迦様の説法を羅漢さんに囲まれて、静寂な中聞けて非常に良かったです。
お釈迦様の説法と、鳥の声以外は静寂に包まれていました。
普段の日常がリセットされ、明日から仕事を頑張ろうという気持ちになりました。
結構な頻度でリピートするだろうなと思います。
場所 | 東京都目黒区下目黒3丁目20番11号 |
電話番号 | 03-3792-6751 |
交通 | JR山手線・目黒駅西口より徒歩約12分 東急目黒線不動前駅より徒歩約8分 |
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