2017年5月3日(水)に京都府京都市東山区にある若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)にいってきました。
若宮八幡宮の創建は平安時代の天喜(てんぎ)元年(1053年)に、後冷泉天皇の勅願により、源頼義(よりよし)が六条醒ヶ井(さめがい)※に創建したのが始まりと伝わっています。
※現在の西本願寺の北東辺り
当初は六條(ろくじょう)八幡、左女牛(さめがい)八幡とも呼ばれました。
武家からの信仰が厚く、源氏一族や、室町時代には足利歴代将軍の崇敬を集めました。
しかし応仁の乱により荒廃し、社地を転々とした後、慶長10年(1605年)に現在の場所に移りました。
ご祭神は、仲哀(ちゅうあい)天皇、応神(おうじん)天皇、神功(じんぐう)皇后を祀り、相殿(あいどの)には仲恭(ちゅうきょう)天皇、椎根津彦命が祀られています。
若宮八幡宮の見どころは
・京都市指定文化財で承応3年(1654年)に造られた本殿
・足利尊氏が献上した「蓬莱石」
・縁結びのパワースポット「ハートストーン」
が見どころとなっています。
若宮八幡宮の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で所要時間は約15分でした。
若宮八幡宮へのアクセス
・京阪線「清水五条駅」から徒歩約7分。
・JR京都駅からは市バス100、202、206、207系統で「五条坂」下車後、徒歩約3分。
若宮八幡宮参拝
若宮八幡宮の入り口です。
右側に手水舎がありますので、しっかりと心身を清めて参拝へ向かいます。
神社は参拝者もそれほどおらず、道路から少し入ったところにありますので静かな境内でした。
石段のを登ると拝殿があります。
拝殿でしっかりと参拝します。
陶祖神として椎根津彦命(しいねつねひこのみこと)が合祀されていることから拝殿の提灯には「若宮八幡宮」と「陶器神社」の文字が確認できます。
拝殿の左側に「蓬莱石」、右側に「ハートストーン」があります。
京都市指定文化財の本殿
本殿は三間社流造銅板葺となっており、京都では珍しい形となっています。
昭和59年(1984年)に京都市指定文化財になりました。
足利尊氏が献上した「蓬莱石」
室町将軍・足利尊氏が奉納した「蓬莱石(ほうらいせき)」です。
足利尊氏は若宮八幡宮を深く信仰しており、病気にかかった際に祈願し、病がなおったことから奉納したと伝わっています。
縁結びのパワースポット「ハートストーン」
御神木と縁結びのパワースポット「ハートストーン」です。
石の形が完全なハート型となっており、ご利益が期待できそうですね♪
絵馬もハート型で、恋愛祈願の絵馬がたくさんかかっていて、縁結びの神社としてとても人気があることがわかります。
おわりに
京都の若宮八幡宮に参拝してみて、武家の崇敬を集めた神社で足利尊氏が献上した「蓬莱石」を見ることができる神社でした。
境内の「ハートストーン」や、奉納されたハート形の絵馬の多さから縁結びのパワースポットとしても近年有名であることが確認できました。
社務所では「美貌御守」や「縁結び御守」も授けていただけますので是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
場所 | 京都府京都市東山区五条通東5-480 |
電話 | 075-561-1261 |
拝観料 | 無料 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・京阪線「清水五条駅」から徒歩約7分 ・JR京都駅から市バス100、202、206、 207系統「五条坂」下車後、徒歩約3分 |
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