2023年9月23日(土)に大阪府守口市橋波東之町にある天乃神社に行ってきました。
天乃神社の境内には梅の花が植えられており、春が近づくと淡いピンクの花を咲かすことで知られています。境内に鎮座する道開き芸能神社は諸芸上達や良い方向へ導いてくれる神様がお祀りされ、菅原道真公の神使で撫で牛信仰で有名な神牛も境内におられます。
今回、実際に天乃神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
天乃神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
◎京阪本線「西山荘駅」下車、天乃神社まで400m、徒歩で約6分
自動車を利用
◎カーナビに天乃神社の住所「大阪府守口市橋波東之町2-11-18」を入力し検索
駐車場
天乃神社に参拝者専用の無料駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
天乃神社の参拝と見どころ
天乃神社の参拝開始
天乃神社の境内周辺には多くの奉納玉垣が並び、境内は綺麗に維持・管理されています。天乃神社の創建は不詳ですが、奈良時代に橋波集落(現在地周辺)が開発された頃に創建されたと思われます。鎌倉時代には信仰を集めていたと伝わります。
入口には石造の明神鳥居が建ち、中央には「天乃神社」と書かれた扁額と大注連縄が掛かっています。
鳥居を潜り参道の左側に精緻に彫刻された龍の吐水口がついた手水舎があります。こちらでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。
参道の右側に撫で牛がおり、その後方に社務所があります。
撫で牛
御祭神の菅原道真公の神使である牛は「撫で牛」信仰として広まり、撫で牛の頭を撫でると頭が良くなり学業が成就する、自分の体の悪い場所を撫でると治ると信仰されています。
社殿、御祭神、ご利益
鳥居を潜り参道の突き当りにある社殿は正平2年(1347年)、「四條畷の戦い」で楠木正成の子である楠木正行が天乃神社を本陣としたため焼失しました。その後、寛文10年(1670年)に竹内門主良尚親王より菅原道真公の木像を下賜と共に社殿が再建され、素盞鳴尊と誉田別尊を合祀しました。ご利益は菅原道真公が学業成就・試験合格、素盞鳴尊が厄除け・縁結び、誉田別尊が勝運向上で知られています。昭和51年(1976年)に再建された現在の本殿内部には杮葺の一間社春日造で向拝に蟇股2個を並べた桃山時代や江戸時代初期の特徴が残る旧本殿が安置されています。
社殿の前には文政8年(1825年)の台座に乗った可愛い阿吽狛犬一対がおられます。
祖霊社
社殿の右側には祖霊社が鎮座しています。
稲荷社
社殿の左側には稲荷社が鎮座しています。御祭神は八助大神と権太夫大神の2柱がお祀りされ、ご利益は五穀豊穣・商売繫盛です。
道開き芸能神社
入口鳥居に左側に鎮座するのは「道開き芸能神社」です。社殿へ続く奉納鳥居の数からも篤い信仰を集めていることが感じられます。
鳥居を潜った先にある社殿には猿田彦命と天之宇受売命の2柱が御祭神にお祀りされています。猿田彦命はすべて良い方向へ導いてくれる道開きの神様で、方位除け・厄除開運・諸願成就などで知られています。天之宇受売命は天照大神 が天の岩屋の御隠れになった時、その前で踊り大神を誘い出した神様です。その為、特に芸能上達の御神徳で有名です。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。
大阪府守口市橋波東之町の天乃神社にお参りして御朱印(書置き)頂きました。#御朱印#天乃神社 pic.twitter.com/3KvHxjV3t3
— HiroB (@HiroBhiro) January 23, 2024
おわりに
天乃神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約10分でした。天乃神社は奈良時代には創建されていたと推測される古社で、境内に植えられた梅は春が近づくと淡いピンクの花を咲かせます。社殿内部に保存されてる旧本殿は桃山・江戸初期の建築様式を残す貴重な建築物です。末社の「道開き芸能神社」には道開きの猿田彦命と芸能上達の天之宇受売命がお祀りされ、社殿前の鳥居群からは篤い崇敬と信仰を集めていることが分かります。撫で牛信仰で知られる撫で牛も社殿前におられます。見どころいっぱいの天乃神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
天乃神社(あまのじんじゃ) | |
住所 | 大阪府守口市橋波東之町2-11-18 |
電話番号 | 06-6992-1706 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ◎京阪本線「西山荘駅」下車、天乃神社まで400m、徒歩で約6分 ■自動車を利用 ◎カーナビに天乃神社の住所「大阪府守口市橋波東之町2-11-18」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |