2016年5月1日(日)に奈良県桜井市の談山神社(たんざんじんじゃ)にいってきました。
談山神社は、大化の改新発祥地と言われており、桜と紅葉の名所です。
東殿「恋神社」は縁結びのパワースポットとしても有名です。
重要文化財も多く、見どころいっぱいの談山神社をご紹介します。
談山神社の所要時間ですが、ゆっくり参詣した場合で約2時間になります。
談山神社の由緒・概要
談山神社の創建は天武天皇7年(678年)で、藤原氏の祖である中臣鎌足の死後、唐から帰国した長男で僧の定恵が、父の墓を摂津国安威山(現在の大阪府高槻市)から大和のこの地に移し、十三重塔を造立したのが発祥であると伝わっています。
談山の名前の由来は、飛鳥板蓋宮で蘇我入鹿を討った大化の改新(645年)の談合をこの多武峰で行ったことから「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼ばれるようになり、談山神社の名前の由来になりました。
ご祭神は藤原氏の祖である中臣鎌足公です。
談山神社の見どころ
談山神社は見どころがたくさんありますが、中でも
1.日本唯一の木造十三重塔
2.縁結びのパワースポット東殿「恋神社」
3.本殿、及び拝殿
4.けまりの庭
が特に見どころとなっています。
談山神社本殿へのアクセス
電車・バスでアクセスする場合
JR・近鉄 桜井駅南口より奈良交通バスで約25分、終点「談山神社」下車、徒歩約5分。
自動車でアクセスする場合
・西名阪自動車道 郡山I.C.より約22km
・南阪奈道路 葛城I.C.より約22km
・名阪国道 天理I.C.より約21km
・名阪国道 針I.C.より約28Km
駐車場の空き状況・おすすめ駐車場所
駐車場は300台駐車可能で、第1~第5駐車場まであり、全て駐車料金は無料となっています。
こちらは第1駐車場です。
おすすめは第5駐車場で、正面入山入り口に一番近く、お土産屋さんや軽食がとれるお店も近くにありますので大変便利です。
お土産屋さんや軽食がとれるお店がならんでいます。
右に曲がると談山神社に入山することができます。
談山神社入山・参拝
談山神社の正面入山入り口です。
鳥居の左手で入山料(大人500円・小学生250円)を納めます。
入山時間は午前8時30分から午後4時30分までとなっています。
とても大きな朱色の鳥居で、石段を登った先に本殿や十三重の塔があります。
鳥居の石段途中で左に曲がると、総社本殿と総社拝殿があります。
重要文化財の末社・総社本殿で、延長4年(926年)の勧誘で、日本最古の総社(そうじゃ)といわれています。
現在の本殿は寛文8年(1668年)に談山神社本殿を移築したものになります。
重要文化財の権殿(ごんでん)で、創建は天禄元年(970年)、摂政右大臣藤原伊尹(これただ)によって創建されました。
現存のものは室町後期に再建されたものになります。
閼伽井屋(あかいや)で、元和5年(1619年)に造営されました。
閼伽(あか)とは、仏教において仏前などに供養される水のことです。
こちらには、摩尼法井(まにほうい)と呼ばれる井戸があり、定慧(じょうえ)和尚が法華経を講じたときに、龍王の出現があったと伝えられています。
蹴鞠の庭
蹴鞠の庭で、毎年4月29日と11月3日に「けまり祭り」がここで行われています。
藤原鎌足と中大兄皇子が飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)で出会い、大化の改新へ進んだ故事にちなんで行われています。
重要文化財の神廟拝所です。
履物を脱いで中で参拝することができます。
内部には藤原鎌足御神像や頭をなでて祈願すると願いが叶う狛犬がいますので、是非祈願しましょう!
重要文化財の権殿です。
紅葉の時期は一面紅葉で真っ赤に彩られます♪
重要文化財の比叡神社です。
こちらを右手に曲がって進むとパワースポットの竜神社があります。
古神道を今に伝える竜神社
こちらがパワースポットの「岩くら」と「竜神社」です。
古神道は神聖な岩に天上から髪を迎え、祭祀を行いました。
この場所はその姿を今に伝える強力なパワースポットとなっています。
しっかりご参拝しましょう!
現存する唯一の木像十三重の塔
権殿を右に曲がると十三重塔があります。
建立は678年で、藤原鎌足の追福の為に建立されたものです。
現在の塔は、享禄5年(1532年)の再建で、木造十三重の塔としては唯一のものになります。
高さは約17メートルになります。
本殿・拝殿内部参拝
こちらは楼門で、履物を脱いでこちらから本殿や拝殿に入ることができます。
こちらの受付では恋の成就に効果がある「恋むすび守」を購入することができますよ♪
本殿や拝殿では、写真撮影が可能となっています!
紅葉の時期にこちらから境内を見渡すと絶景が広がっており、素晴らしい写真が撮ることができます♪
履物を脱いだ場所から撮影したところで、左手に見えるのが本殿になります。
拝殿内部には展示物もたくさん展示されており、見ごたえがありますよ!
秋は混雑しますが、それ以外の時期は比較的すいています。
ゴールデンウィークに訪れましたが私たち以外に2組ほどが参拝していました。
拝殿より境内を見た風景です。
遠くの山々まで見渡すことができ、眼前には紅葉の木が一面に広がります。
秋の景色もよいですが、新緑の季節の風景もいいですよね♪
拝殿から本殿を参拝です。
しっかり参拝しました。
拝殿内部に入れたり、拝殿内部から本殿を参拝する機会はめったにないので貴重な体験をさせていただきました!
縁結びのパワースポット・東殿
本殿・拝殿の近くに縁結びのパワースポット東殿があります。
東殿も重要文化財にしていされています。
談山神社は古来より縁結び信仰がありました。
こちらの像は鏡女王(かがみのおおきみ)の像で、藤原鎌足の妻です。
恋の神様で信仰されています。
恋の成就で有名な「恋むすび守」は本殿受付で販売されていますので、是非手に入れましょう!
むすびの岩座(いわくら)も強力なパワースポットです。
1300年以上も前に、談山神社の前身の妙楽寺を建立時に光る石として発見されました。
それ以来、縁結びにとどまらず、人間関係の結び神としてもご利益があります。
岩をなでて心に思うことを祈願すると願いが叶うとされています!
おみくじを引いたり、お守りをいただくとより願いが叶うとされています。
参道の手作りこんにゃくは絶品
談山神社の参道で軽食もおすすめです。
なかでもおすすめは、生産者手作りのこんにゃく(左)です。
歯ごたえはスーパーのこんにゃくよりしっかりしていて、「ゆずみそ」と「うめみそ」のせていただきました!
通常はみそは1種類乗せですが、お願いすると2種類のせてくれました♪
ほんとにおいしいくて100円ですので、とってもおすすめ!
古代米を使用した古代米餅(右)も中に包まれている黒餡との相性が絶品でこちらもおすすめします!
おわりに
談山神社に訪れた際は、本殿、十三重塔、蹴鞠の庭、縁結びのパワースポットである東殿は必ず訪れたいところです。
紅葉の名所としても有名ですが、どの季節に訪れても美しい境内が迎えてくれます。
参道の軽食の手作りこんにゃくは絶品で100円と安くて大変おすすめします。
珍しいたまねぎの奈良漬も販売されており、普段奈良漬はあまり食べないのですがとてもおいしかったのでお土産で購入しました。
談山神社の魅力をご紹介してきましたが、大変見どころ・おいしいところが多くて、是非足を運んでゆっくり見て回ってみてくださいね♪
場所 |
奈良県桜井市多武峰319
|
電話番号 | 0774-49-0001 |
拝観料 | 500円 |
拝観時間 | 午前8時30分から午後4時30分 |
拝観日 | 無休 |
交通 | ・JR・近鉄 桜井駅南口から 奈良交通バスで約25分 「談山神社」下車徒歩約5分 ・駐車場は無料、約300台駐車可能 |
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