2023年5月22日(月)に神奈川県海老名市上郷にあるパワースポットでパンダ宮司やネギ禰宜が有名な有鹿神社に行ってきました。
有鹿神社の創建は不詳ですが、天智天皇3年(664年)に国家的な祭礼を行い、天平勝宝8年(756年)には郷司の藤原廣政からの寄進で神領となり、貞観11年(869年)に相模国従五位下から従五位上を授けられたと記録が残ります。平安時代に編纂された『延喜式神名帳』には式内小社として記載されている古社です。
平安中期から鎌倉時代にかけて海老名氏の庇護を受け広大な境内を持つ大神社でした。しかし鎌倉幕府が滅亡すると室町時代の戦乱の兵火によってことごとく灰燼に帰し広大な社領も略奪されます。その後、海老名氏が滅亡すると再度戦災によって荒廃し衰退しました。
戦国時代後期から海老名総鎮守として復興が始まり、天正19年(1591年)に徳川家康より朱印十石の寄進を受けました。元和8年(1622年)には海老名郷の領主であった高木主水の内室により社殿が再建されました。
明治時代には郷社に列せられました。その後も海老名の総鎮守として篤い信仰を集めており、境内の整備が進められ現在に至ります。
今回、実際に有鹿神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
有鹿神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR相模線「海老名駅」下車、有鹿神社まで1.3km、徒歩で約16分
・小田急線小田原線/相鉄本線「海老名駅」下車、有鹿神社まで1.4km、徒歩で約18分
・JR相模線/小田急線小田原線「厚木駅」下車、有鹿神社まで1.4km、徒歩で約18分
自動車を利用
・カーナビに有鹿神社の電話番号「046-234-4763」を入力、または有鹿神社の住所「神奈川県海老名市上郷1-4-41」を入力し検索
駐車場
有鹿神社には境内に普通自動車が25台駐車可能な無料駐車場があります。駐車場は混雑もなく空いていました。
有鹿神社の参拝と見どころ
有鹿神社の参拝開始
有鹿神社の入口には神明鳥居があり、その前に狛犬一対が鎮座しています。鳥居の右には明治時代に郷社に列しましたので「郷社有鹿神社」と書かれた社号碑があります。社号の「有鹿(あるか)」は古代語の「水」を意味すると有鹿神社に伝わっています。
鳥居の前に鎮座する阿吽の狛犬は歴史を感じるもので、流れるような美しいたてがみや尾を持った江戸流れの特徴を持った狛犬です。
鳥居を潜ると右に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎は平成23年(2011年)に台風で倒壊し、同年に再建されました。
鳥居を潜り左には昭和53年(1978年)に再建された鐘楼と再鋳された宮鐘があります。
パンダ宮司とネギ禰宜
鐘楼の右にあるのは参心殿で宮司の頭がパンダになった「パンダ宮司」のパネルが設置されています。パンダ宮司は有鹿神社オリジナルキャラクターで、親しみやすい神社とパンダのキャラクターがあっていることからパンダ宮司になったそうです。
その右に神札頒布所があり、「ネギ禰宜」のイラストが見られます。禰宜(ねぎ)=ネギからこのようなキャラクターとなったそうです、こちらはシンプルですね!
社殿の前には狛犬一対が鎮座し、その先に石燈籠2対があります。
こちらの狛犬も先ほどと同じ巻き毛が美しい江戸流れの特徴を持った狛犬です。
石燈籠とパンダ
石燈籠の中にはパンダやかわいいキャラクターが置かれています。見つけた時はほっこりしました、親しみや神職の方のお心遣いが感じられます。また子供が参拝時に見つけたらとても喜ぶと思います、私もテンションがあがりました♪
社殿(拝殿・本殿)・御祭神・ご利益
江戸時代に建立された拝殿の中央には鳳凰や龍の精緻で迫力ある彫刻があり、木鼻にも立体的な龍の彫刻が施されています。江戸時代の万延元年(1860年)に拝殿の天井に描かれた龍の画は土佐派の絵師・藤原隆秀によるもので海老名市文化財に指定されています。
拝殿の後方に鎮座する本殿も江戸時代の元和8年(1622年)に建立されたもので、幾度もの修理を経て現存しています。本殿は保護する目的で本殿の周りに更に建物を建てた覆殿となっています。御祭神は、有鹿比古命・有鹿比女命・大日靈貴命です。有鹿比古命が男神の太陽神で農業・産業振興、有鹿比女命が女神の水神で安産・子育て、天照大神の別名で知られる大日靈貴命は願望成就のご利益で知られています。社殿(拝殿・本殿)は海老名市の重要文化財となっています。
三社様
本殿の左後方には末社で三社様と総称される諏訪社・稲荷社・日枝社が鎮座しています。
三社様の右にはかつて使用されていた手水舎の水盤や「相模国十三座」と書かれた石碑が保存されています。
有鹿天神社
境内の東端(鳥居の右側)には天神様をお祀りする「有鹿天神社」が鎮座しています。有鹿天神社は鎌倉時代の武将であった海老名源八季貞の旧館跡から遷座されました。
御朱印
御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。
社務所に神職がいらっしゃらない場合は書置きの御朱印を頂くことが可能です。
有鹿神社⛩さんの御朱印🤗
いっぱいあって迷いましたが、
やっぱりパンダ🐼宮司さんと、
パンダシェフ🐼がお気に入りのネギ禰宜さんの御朱印を頂いて来ました‼️パンダ宮司の御朱印可愛い💕#有鹿神社 #パンダ宮司 #海老名#御朱印 #ネギ禰宜 pic.twitter.com/fPkmmpNHmn— パンダcafe (@pandacafe2022) January 15, 2023
おわりに
有鹿神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約20分でした。有鹿神社は『延喜式神名帳』に記載されている古社で社殿(本殿・拝殿)は海老名市の重要文化財に指定されています。境内は綺麗に整備・維持されており、パンダ宮司やネギ禰宜といったキャラクターは神社をより親しみやすくしてくれると思います。キャラクターのパネルや石燈籠のパンダフィギュアは子供がとても喜ぶと思います。見どころいっぱいの有鹿神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
有鹿神社 | |
住所 | 神奈川県海老名市上郷1-4-41 |
電話番号 | 046-234-4763 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR相模線「海老名駅」下車、有鹿神社まで1.3km、徒歩で約16分 ・小田急線小田原線/相鉄本線「海老名駅」下車、有鹿神社まで1.4km、徒歩で約18分 ・JR相模線/小田急線小田原線「厚木駅」下車、有鹿神社まで1.4km、徒歩で約18分 ■自動車を利用 ・カーナビに有鹿神社の電話番号「046-234-4763」を入力、または有鹿神社の住所「神奈川県海老名市上郷1-4-41」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が25台駐車可能な無料駐車場あり |