2022年7月3日(日)に東京都千代田区神田須田町にあるおたぬき様と出世開運や金運アップ、勝負事のご利益で有名な柳森神社に行ってきました。秋葉原駅近くにある神社で、江戸時代には烏森神社、椙森神社と共に「江戸三森」と称されました。
創建は室町時代の長禄2年(1457年)、築城の名手であった太田道灌が江戸城築城の際に鬼門除けとして伏見稲荷を勧請したことが始まりと伝わります。その際、柳の木を多数この地に植えた事が柳森神社の名前の由来となっています。
御祭神は主祭神に倉稲魂大神、その他7柱がお祀りされています。ご利益は五穀豊穣・商売繫盛・出世開運・金運向上・勝負事等のご利益で知られています。
柳森神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・人気の御守りをわかりやすくご紹介したいと思います。
柳森神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR山手線、京浜東北線、総武線、東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」下車、柳森神社まで240m、徒歩で約3分
・都営新宿線「岩本町駅」下車、柳森神社まで150m、徒歩で約2分
自動車を利用
・カーナビに柳森神社の住所「東京都千代田区神田須田町2-25-1」を入力し検索
駐車場
柳森神社には駐車場はありませんので近隣のパーキングを利用します。
柳森神社の参拝と見どころ
柳森神社の参拝開始
秋葉原駅からすぐの場所に柳森神社が鎮座しています。神社前の「柳原通り」と呼ばれるこの通りは、かつて柳原堤と呼ばれた土手で多くの柳が植えられていました。入口の石造明神鳥居は昭和5年(1930年)に建立されたものです。
柳森神社は入口鳥居より低い位置にある「下り宮」となっています。
富士塚・富士講・力石郡(千代田区指定文化財)
石段を下る途中にあるのは富士山に模して造られた富士塚と、江戸時代に流行った富士講の石碑です。これらは千代田区指定文化財に指定されています。
境内の一角には江戸時代の若者が力比べに使った力石郡もあります。こちらも千代田区指定文化財になっています。
江戸時代に奉納された水盤
手水舎で心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の水盤は江戸時代の元禄六年(1693年)に奉納された貴重なものです。
木造建築の拝殿
参道沿いに進んだ先にある拝殿は木造建築で昭和5年(1930年)に建立されました。拝殿前では神使の狐が悪い気から守っています。こちらの狐一対は昭和6年(1931年)に奉納されたものです。
拝殿の側面には彩色豊かな美しい絵が描かれています。
神楽殿
拝殿隣にある神楽殿は、昭和30年(1955年)に建立されたものが昭和59年(1984年)に放火により焼失した為、昭和61年(1986年)に鉄筋コンクリート造で再建されたものです。
福寿神(おたぬき様)とたぬき像
柳森神社の境内はそれほど多くありませんが、境内社が多数鎮座しています。中でも有名なのが「おたぬき様」と称される福寿神です。徳川5代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院によって江戸城内に福寿いなりとして創建されました。桂昌院は八百屋の娘でしたが3代将軍・徳川家光の側室となり、綱吉の生母へと他を抜いて(たぬき)玉の輿に乗った幸運の持ち主でした。
大奥の御女中衆はそのご利益にあやかる為、こぞって「おたぬき様」を崇拝したと伝わります。その逸話から境内には数多くのユニークな狸が鎮座しています。
社殿の前にも一対のおたぬき様が鎮座しています。開運・諸願成就・受験・勝運・出世運・金運向上のご利益があると今も篤い崇敬と集めています。
「おたぬきさん」のかわいいお守り
おたぬき様の逸話から「おたぬきさん」と呼ばれる土製のたぬきの親子御守りがあります。とてもかわいいので参拝者から人気を集めています。
東京のタヌキを奉ってる神社、柳森神社にお供えしておくよ(笑)
柳森神社のお守りはタヌキのお守りもあるんやで。 pic.twitter.com/XV4Ol3Uvwp— 于羅弐環 (@uraniwa1010) July 10, 2020
福寿神(おたぬき様)以外の境内社
幸神社
柳森神社には福寿神(おたぬき様)以外にも数多くの境内社が鎮座しています。おたぬき様の左隣には「幸神社」が鎮座しています。名前の通り商売繁盛や幸運上昇のご利益があります。
金毘羅宮
福寿神(おたぬき様)の右隣には「金毘羅宮」が鎮座しています。ご利益は金運上昇・商売繫盛・健康運で知られています。
水神厳島大明神・江島大明神
金毘羅宮の隣には「水神厳島大明神・江島大明神」が鎮座しており、こちらも金運上昇・商売繫盛で知られます。
秋葉大神
水神厳島大明神・江島大明神の隣に鎮座する「秋葉大神」は、厄除開運・家内安全・商売繁盛等のご利益で知られています。
明徳稲荷神社
秋葉大神の隣には「明徳稲荷神社」が鎮座しており、五穀豊穣・商売繫盛のご利益があります。
御朱印
御朱印は境内の神楽殿の下で頂くことが可能で、初穂料は100円となっています。
御朱印はスタンプで自分で押印します。
おわりに
柳森神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
柳森神社に参拝してみて、秋葉原駅すぐ近くにある神社ですが境内は緑があふれ静寂な神域でした。江戸時代の水盤や、千代田区指定文化財の富士塚・富士講・力石郡はかつての姿を今に伝えています。境内には出世開運・金運アップ・勝負事のご利益がある境内社・福寿神(おたぬき様)以外にも、商売繁盛・金運アップ等のご利益がある多数の境内社が鎮座しています。
ユニークなたぬき像など、見どころいっぱいの柳森神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
柳森神社 | |
住所 | 東京都千代田区神田須田町2-25-1 |
電話番号 | 03-3251-6422 |
営業時間 | 終日可能 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR山手線、京浜東北線、総武線、東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」下車、柳森神社まで240m、徒歩で約3分 ・都営新宿線「岩本町駅」下車、柳森神社まで150m、徒歩で約2分 ■自動車を利用 ・カーナビに柳森神社の住所「東京都千代田区神田須田町2-25-1」を入力し検索 |
駐車場 | 駐車場なし、近隣のパーキングを利用 |