2022年7月4日(月)に千葉県千葉市花見川区検見川町にある八方除総鎮護で縁結びのパワースポットとして有名な検見川神社に行ってきました。
今回検見川神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
検見川神社の概要
創建は平安時代の貞観11年(869年)、全国で流行した疫病を鎮めるために下総国(現在の千葉県)の嵯峨と呼ばれた北隣の地に御祭神の素盞嗚尊が祀られたのが始まりです。
承平年間(931年~938年)、平春靖が周囲の土地の開墾を開始したところ災害や疫病が流行しました。その際に嵯峨の地から素盞嗚尊の神鏡が出土し、土地を無断で犯したことによる災いであると神託を受けました。承平4年(934年)に嵯峨の地に社殿を創建し祭祀を営むと無事開墾することができたと伝わります。
文禄年間(1593年~1596年)、嵯峨の地から現在地へ社殿が遷座されました。元和2年(1616年)には幕府の旗本で九尾の狐を退治した金田小太頼次の子孫である金田正明が一族が崇敬していた御祭神の宇迦之御魂神が稲荷社に合祀されました。寛永年間(1624年~1644年)には、以前より嵯峨の地に祀られていた神社の御祭神である伊弉冉尊を熊野神社に合祀しました。その後「神祇三社」と称され現在に至っています。
検見川神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・京成電鉄「検見川駅」下車、検見川神社まで110m、徒歩で約1分
・JR線「新検見川駅」下車、検見川神社まで750m、徒歩で約10分
自動車を利用
・カーナビに検見川神社の電話番号「043-273-0001」を入力
駐車場
検見川神社には神社の西側には約50台駐車可能な第1駐車場・第2-A・第2-B駐車場があります。
東側には約50台駐車可能な第3駐車場があります。
駐車場は無料で、広く駐車しやすく、午後に訪れた際は写真の通りかなり空いていました。
正月以外は駐車場に困ることはないと思います。
検見川神社第1・第2-A駐車場です。
検見川神社第2-B駐車場です。
検見川神社の参拝と見どころ
検見川神社の参拝開始
検見川神社の入口の鳥居には「神祇三社」の扁額がかかり、鳥居横の社号碑には「下総国検見川神社」と刻まれています。こちらが表参道になり、方角は南西を向いています。
検見川神社の境内は小高い丘の上にあります。
鳥居を通ると参道の両端には巨木が立ち、参拝者を包み込むように迎えてくれます。
傾斜が少し急な石段を上って社殿へ向かいます。傾斜は急ですが整備された歩きやすい石段となっています。また、第3駐車場から東側入口より参拝する場合は石段を上らず参拝することが可能です。
石段の右には検見川の市の商売繁盛を祈願して建立された市神之社があり、ご祭神に夷神が祀られています。
石段を上って右側に手水舎がありますので心身を清めて参拝へ進みます。
見事な花手水
こちらは東側入口の手水舎ですが、花手水となっており、水盤が紫陽花で美しく彩られていました。おすすめのフォトジェニックスポットとなっています。
飲用可能な御神水
石段を上り左側には御神水があります。こちら飲用可能でまろやかで飲みやすいお水でした。
お水取りは午前6時30分から午後8時頃まで可能で、ペットボトルを持参していただきました。
また社務所でもペットボトルが頒布されています。
検見川総鎮守で神祇三社である検見川神社
石段を上り正面に立派な社殿があります。検見川神社は検見川総鎮守で八方除総鎮護・縁結びのご利益で篤い信仰を集めています。相模國一之宮で神奈川県にある寒川神社と同じ八方除けの神社で、県内では唯一の神社となります。
検見川神社の立派な社殿は昭和45年(1970年)に再建されました。
元々は「八坂神社」と呼ばれていましたが、昭和62年(1987年)に「検見川神社」へ改称されました。
賽銭箱には、左から九曜紋(伊奘冉尊)・五瓜に唐花(素戔嗚尊)・宝珠(宇迦之御魂神)の3つの神紋が並びます。
本殿は、西神殿に伊奘冉尊、中神殿に素戔嗚尊、東神殿に宇迦之御魂神の3柱が賽銭箱と同じ並びで鎮座しています。古来より3柱を祀っていた為、神祇三社と称されています。
夫婦欅は縁結び・夫婦円満のパワースポット
拝殿を正面に左側にある夫婦欅は縁結び・夫婦円満のパワースポットです。
1株2本の欅は縁結び・夫婦円満の象徴とされ、祈願をする人が絶えない人気スポットです。
八方除のご神徳がある真石
本殿の東神殿近くには、八方除のご神徳と結びつきのある真石(魔除厄除の石)があります。
社殿の東側には多くの境内社が並びます。
合祀殿・古峰神社・三峯神社・祠群
石段を上り右側には5社の合祀殿があり、左から下総天満宮・嵯峨大地主神社・天地神集神社・難波塞神社・江戸湾金刀比羅宮と並びます。
その隣の古峰神社には、ご祭神に勝負事のご神徳で知られる日本武尊が祀られています。
石段を上って左には三峯神社があります。
更に左奥へ進むと稲荷社や多くの祠が祀られています。
パワースポット検見川神社の御守り
境内にある授与所ではパワースポット検見川神社の御守りをいただくことが可能です。
おすすめは「上達守・結守・宝守・絆守・気守・美守・翔守・縁守・叶守」です。
検見川神社の有名な厄難消除の「ちまき守り」は4月から10月の期間で頒布されています。
1年間門口に吊るしてお祀りすると病気や穢れを祓い清め、広大なご利益を拝受できます。
御朱印・オリジナル御朱印帳
御朱印も境内の授与所で頂くことが可能で、初穂料は500円となっています。
また時期によって限定の御朱印もあり、参拝時には「天の川」や「大祓」の御朱印が初穂料1000円でありました。
オリジナル御朱印帳は「うたせ舟(白)・うたせ舟(藤)・うたせ舟(桃)・桜・紅葉・鈴・花」の7種類あり、各1,500円となっています。
おわりに
検見川神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。
境内は緑豊かで静寂な心地よい空間で、石段を上った先の社殿は威厳を感じる見事な造りでした。
飲用可能な御神水はまろやかでとても飲みやすく、縁結び・夫婦円満のパワースポットの夫婦欅や八方除のご神徳がある真石も必見です。
見どころいっぱいの検見川神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
検見川神社 | |
住所 | 千葉県千葉市花見川区検見川町1丁目1 |
電話番号 | 043-273-0001 |
営業時間 | 午前8時30分~午後5時30分 |
定休日 | 年中無休 |
拝観料 | 無料 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・京成電鉄「検見川駅」下車、検見川神社まで110m、徒歩で約1分 ・JR線「新検見川駅」下車、検見川神社まで750m、徒歩で約10分 ■自動車を利用 ・カーナビに検見川神社の電話番号「043-273-0001」を入力 |
駐車場 | 普通自動車が合計100台駐車できる無料駐車場あり |