2019年1月26日(土)に山形県山形市にある天保の改革で有名な水野忠邦が祀られている「豊烈神社(ほうれつじんじゃ)」に行ってきました。
創建は文政4年(1821年)に遠江国浜松城主であった水野忠邦が、藩祖である水野忠元を城内に祀ったことが始まりで、朝廷より豊烈霊神の称号を賜わりました。
弘化5年(1848年)に、忠邦の子忠精が出羽国山形に移封となり、霞ヶ城二ノ丸内に遷座されました。
明治3年(1870年)、忠精公の子忠弘氏が近江国朝日山移封の際、山川(茨城県)に遷座されましたが、明治13年10月 旧山形藩士達は勤請して分社を現在地に造立し氏神としました。
明治41年(1908年)、旧香澄町各所に鎮座していた八阪神社稲荷神社を合祀ししました。
大正2年(1913年)、山川の本社を此処に遷座し併合し、大正10年(1921年)には天保の改革で有名な水野忠邦の霊が合祀されました。
昭和30年(1925年)、明治維新で山形市を兵火から救った水野三郎右エ門元宣と、山形防衛戦で戦死した大久保伝平外二十二氏の霊を合祀しました。
ご祭神は、豊烈霊神(水野忠元公)、英烈霊神(水野忠邦公)、八坂大神(素盞雄尊)、山ノ神(大山祇命)、稲荷大神(倉稲魂姫)、明治維新殉難者二十四柱(山形藩)です。
豊烈神社の例大祭で奉納される「豊烈神社の打毬又は山形豊烈打毬」は日本三古式打毬の一つに数えられ、毎年10月6日に行われています。
豊烈神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。
豊烈神社へのアクセス・駐車場
徒歩でのアクセス
・JR線「山形駅」下車、山形駅東口より900m、徒歩約10分
駐車場
豊烈神社の境内に無料の駐車場があります。
年末年始や大型連休、例大祭以外は普通に駐車可能です。
豊烈神社参拝
豊烈神社の入口には石の神明鳥居が建っています。
藩祖・水野忠元が朝廷より豊烈霊神の称号を賜りご祭神として祀っている為、よく神社でみる明神鳥居ではなく神明鳥居となっているのでしょうか。
左側の車が止まっている場所が駐車場になります。
鳥居右側には幕末に山形の街や領民を兵火から救うために身を挺して奔走して救った「水野元宣像」が建立されています。
参道を進み手水舎でしっかりと心身を清めてから参拝へと進みます。
拝殿の前には畿内でよくみられる特徴の狛犬が鎮座していました。
耳が折れ耳になっているのは畿内の狛犬の特徴の一つです。
それ以外にもギョロ目で鼻が獅子鼻、唇や歯が獅子頭のような特徴も畿内の狛犬にみられる特徴です。
狛犬を過ぎると立派な境内が見えてきます。
拝殿隣には境内社である香澄稲荷神社があります。
商売繁盛や所願成就のご利益があるので忘れず祈願しましょう。
拝殿左側にはおみくじ、右側では御朱印の記帳をお願いすることができます。
木造建築と雪の調和が素敵ですね♪
金運、開運、恋みくじと様々な種類のおみくじがありました。
おわりに
豊烈神社は山形駅から徒歩約10分というアクセスしやすい場所にありますが、無料駐車場があり、参拝者も多くありませんのでとても参拝しやすい神社でした。
日本三古式打毬の一つで毎年10月6日に行われる例大祭に次回参拝時に参加したいと思います。
近くには日本100名城のひとつ山形城もありますので一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
豊烈神社(ほうれつじんじゃ) | |
場所 | 山形県山形市桜町7-47 |
電話 | 023-642-7108 |
休日 | 無休 |
拝観料 | 無料 |
参拝時間 | 24時間参拝可能 |
駐車場 | 境内に無料駐車場あり |
交通 | JR線「山形駅」下車、山形駅東口より900m、徒歩約10分 |