唐津神社参拝ガイド|ご利益・境内社・唐津くんち・アクセス完全解説【佐賀県唐津市】

唐津神社参拝ガイド|ご利益・境内社・唐津くんち・アクセス完全解説【佐賀県唐津市】

唐津神社 境内の全景と参道風景 佐賀県唐津市
参拝日:2023年11月27日

唐津神社からつじんじゃは、佐賀県唐津市の中心に鎮座する総氏神で、奈良時代の天平勝宝7年(755年)創建と伝わる古社です。住吉三神を主祭神とし、航海安全や商売繁盛のご利益で知られ、境内には複数の境内社も点在しています。秋の「唐津くんち」の舞台として全国的にも有名です。参拝所要時間の目安も含めて、詳しくご紹介します。

この記事で分かること

  • 唐津神社の歴史・由緒
  • 本殿・拝殿・幣殿など建築の見どころ
  • 東側・西側に分けた境内社の紹介
  • 秋の祭り「唐津くんち」の概要
  • 御朱印情報
  • アクセス・駐車場・参拝所要時間

唐津神社とは?|歴史と由緒

唐津神社の起源は、天平勝宝7年(755年)、神功皇后が三韓征伐の帰路に航海安全を祈願し、住吉三神すみよしさんじん底筒男命そこつつのおのみこと中筒男命なかつつのおのみこと表筒男命うわつつのおのみこと)を祀ったことに始まります。その後、長い年月で社の所在が忘れられましたが、領主・神田宗次こうだむねつぐが夢のお告げにより宝鏡を発見し、改めて祀ったことで「唐津大明神」の神号を賜りました。

文治2年(1186年)に社殿が整えられ、神田宗次公の霊も二ノ宮として合祀されました。江戸時代には唐津城築城とともに社地を確立し、明治6年(1873年)には郷社、昭和17年(1942年)には県社に列格しています。

本殿・拝殿・幣殿|建築と見どころ

唐津神社 本殿と拝殿の権現造 建築美 佐賀県唐津市
唐津神社の社殿は昭和13年(1938年)に再建された権現造です。

  • 拝殿:間口6間・奥行3間の堂々たる構え。正面の唐破風屋根が華やかさを添え、祭礼や祈願、唐津くんちの奉納舞台としても使用されます。
  • 幣殿:拝殿と本殿をつなぐ建物で、神事や儀式の際に神饌を供える空間として使われます。
  • 本殿:銅板葺きの屋根に唐破風や精緻な彫刻が施された荘厳な権現造。住吉三神を祀る神聖な空間で、重厚な佇まいが参拝者を包みます。

ご利益と信仰

  • 海上安全・航海守護(住吉三神)
  • 商売繁盛・家内安全
  • 交通安全・縁結び

境内社の紹介

東側の境内社

  • 白飛稲荷神社しらとびいなりじんじゃ京都伏見稲荷の分霊を祀る商売繁盛の社。正面右手に鎮座。
  • 寿社ことぶきしゃ少彦名神・国安命・神亀之霊を祀り、首や頭部の病気平癒にご利益。
  • 粟島神社あわしまじんじゃ昭和32年(1957年)建立。腰や下半身、婦人病平癒にご利益。
  • 鳥居天満宮とりいてんまんぐう天明3年(1783年)に起源。学業成就や受験祈願で知られます。

西側の境内社

  • 火伏稲荷神社ひぶせいなりじんじゃ文化年間(1804〜1818年)建立、火除けや安全祈願。
  • 廿日恵比須神社はつかえびすじんじゃ江戸後期建立、昭和58年(1983年)奉遷。商売繁盛・福運祈願。
  • 白玉稲荷神社しらたまいなりじんじゃ江戸末期建立、昭和55年(1980年)奉遷。商売繁盛の社。
  • 水天宮すいてんぐう筑後人会勧請、安産祈願や子育ての守護として信仰。

唐津くんち(秋季例大祭)|祭りの見どころ

唐津くんち」は、唐津神社で毎年11月2日から4日にかけて開催される秋の例大祭です。「くんち」とはもともと神にお供えする日を意味する「供日」が訛った言葉で、地域の収穫感謝の祭りとして古くから親しまれてきました。別名「津神祭」とも呼ばれ、佐賀県北部最大級の秋祭りです。

祭り期間中は、普段は静かな唐津の町も熱気に包まれます。14台の豪華絢爛な曳山(ひきやま)が町中を練り歩き、各町内の人々が勇壮に引き回します。祭りのスケジュールは以下の通りです:

  • 11月2日:宵曳山
  • 11月3日:御旅所神幸
  • 11月4日:翌日祭

曳山は神社に隣接する曳山展示場(有料)で常時観覧することもできます。

御朱印情報

御朱印は社務所で授与され、通常のものに加え、唐津くんち期間には祭礼モチーフの特別印もあります。

参拝所要時間

  • 境内社を巡る場合:約20〜30分
  • 御朱印・休憩込み:約45分

アクセス・駐車場

  • 住所:〒847‑0013 佐賀県唐津市南城内3‑13
  • 最寄駅:JR唐津線「唐津駅」徒歩約10〜15分
  • 駐車場:無料駐車場あり(約20台)、混雑時は周辺有料駐車場利用推奨
  • 車の場合:西九州自動車道唐津ICから県道40号経由で約12分

まとめ

唐津神社は、古代から続く港町の守護神としての信仰が息づき、海上安全や商売繁盛を願う人々に親しまれています。荘厳な本殿・拝殿・幣殿の建築美、東西に広がる多彩な境内社、そして秋の唐津くんちという地域文化を体感できる祭礼まで、訪れる人に多層的な魅力を提供する神社です。歴史と信仰、文化財と祭りの賑わいを一度に感じられるスポットとして、初めての方にもおすすめです。