筑前國一之宮・住吉神社参拝ガイド|国重要文化財本殿・見どころ・御朱印・アクセス完全解説【福岡市】

参拝日:2023年11月27日
筑前國一之宮・住吉神社は、福岡県福岡市東区に鎮座する筑前国一之宮です。全国に2,100社以上ある住吉神社の中でも特に古い歴史を伝える神社として知られ、日本最古級の神社の一つとされています。創建は『古事記』に記される伊弉諾尊の禊の神話に由来すると伝えられ、古来より航海安全・災厄除けの守護神として篤く信仰されてきました。現在では厄除開運や商売繁盛、家内安全の神社としても広く親しまれ、地元博多のみならず全国から参拝者が訪れます。本記事では、初めての参拝でも迷わないよう、歴史的背景や文化財の見どころを丁寧に解説しながらご紹介します。
この記事で分かること
- 筑前國一之宮・住吉神社の歴史と神話的由緒
- 国重要文化財・住吉造本殿の建築的価値
- 海運文化と結びついた摂社・末社の信仰
- 御朱印情報
- アクセス・駐車場・参拝所要時間
筑前國一之宮・住吉神社とは|歴史と由緒
筑前國一之宮・住吉神社の起源は、日本神話にさかのぼります。『古事記』によれば、伊弉諾尊が黄泉の国から戻り、筑紫の日向の橘小門で禊祓を行った際に生まれた三柱の神、底筒男命・中筒男命・表筒男命が住吉三神です。これら三神は海上守護の神として信仰され、古代の海人族や航海に携わる人々の篤い崇敬を集めました。
博多は古来より大陸との交流拠点であり、遣隋使・遣唐使の時代から海上交通の要衝でした。その玄関口に鎮座する住吉神社は、まさに海の守護神としての象徴的存在でした。平安時代以降は武家の崇敬も厚く、戦国期を経て、元和9年(1623年)に福岡藩初代藩主・黒田長政公によって本殿が再建されました。現存する本殿はこの時の建築で、国の重要文化財に指定されています。
また、住吉神社は「日本三大住吉」の一つに数えられることもあり、住吉信仰の中核的存在としての格式を今に伝えています。境内は約8,107坪と広大で、相撲殿や天満宮なども擁し、歴史・信仰・文化が重層的に息づく空間となっています。
ご利益とパワースポット
- 航海安全・交通安全
- 厄除開運・災厄除け
- 商売繁盛・家内安全・学業成就
住吉三神は海上守護の神として知られますが、現代ではあらゆる「人生の航海」を守る神として信仰されています。受験や転職、新たな挑戦など、人生の節目に参拝する方も多く見られます。
境内の中でも一夜の松は特に人気のパワースポットです。一夜にして成長したと伝わる御神木で、子孫繁栄や長寿の象徴とされています。古代の自然信仰を今に伝える存在として、多くの参拝者が静かに手を合わせています。
参拝ルート順に見どころ紹介

① 少彦名神社|医薬と長寿の神に祈る

② 拝殿・御本殿|住吉造の傑作

③ 船玉神社・志賀神社・人丸神社・菅原神社|博多の海と学問の神々

④ 稲荷神社|商人の町を支えた信仰

⑤ 一夜の松|神秘を宿す御神木

⑥ 古代力士像・恵比須神社|力と福を授かる

⑦ 恵比須神社・えびす神像|商売繁盛と子宝の御利益
- 恵比須神社
- えびす神像
御朱印情報
御朱印は授与所でいただけます。初穂料は500円です。時期によって限定御朱印が頒布されることもあり、博多らしい意匠が人気です。
参拝の所要時間
境内をゆっくり巡る場合:約40〜60分
アクセス・駐車場
- 住所:福岡県福岡市東区住吉
- 最寄駅:JR博多駅から徒歩約10分
- 駐車場:あり(無料)
まとめ|筑前國一之宮・住吉神社は博多の海と歴史を守り続ける古社
筑前國一之宮・住吉神社は、日本神話の禊に始まる壮大な物語と、博多の海運文化、そして江戸初期の建築美が融合した貴重な聖地です。国重要文化財の住吉造本殿は、神社建築史を語るうえで欠かせない存在であり、同時に今もなお人々の祈りを受け止め続けています。末社群や御神木、相撲信仰など多彩な要素が境内に広がり、単なる観光地ではなく「生きた信仰の場」であることを実感できます。博多を訪れた際には、ぜひ時間をとってゆっくりと境内を巡り、海とともに歩んできた歴史の重みと、静かな祈りの空間を体感してみてください。


