【和歌山県】夏祭りは市内一の風物詩で延喜式名神大社の志磨神社!見どころや御朱印、アクセス・無料駐車場をご紹介

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2023年9月18日(月)に和歌山県和歌山市中之島にある志磨神社しまじんじゃに行ってきました。7月14日15日に開催される夏まつりは例年数万人の参拝者で賑わう市内随一の風物詩として知られています。

志磨神社創建は不詳ですが、『住吉大社神代記』によると約1,850年前に神功皇后じんぐうこうごうが三韓征伐で用いた船3艘を武内宿禰たけうちのすくねがお祀りしたのが起源と伝わります。

平安時代の延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳』によると紀伊国名草郡に「志磨神社 名神大」と記載が見られ、『紀伊国神名帳』には「正一位 志摩大神」と記載が見られます。志磨神社は伊達神社(和歌山市園部)、静火神社(和歌山市和田)と共に「紀三所社きのさんしょしゃ」と称されたと伝わります。

戦国時代の天正13年(1585年)の羽柴秀吉の紀州攻めによって社殿を焼失し、慶長年間(1596年~1615年)に検地によって社領が没収されますが、江戸時代に入ると紀州徳川家によって再興されます。現在の本殿(和歌山県指定文化財)は延宝6年(1678年)に造営されたものです。

御祭神中津島姫命なかつしまひめのみこと(別名: 市杵島姫命いちきしまひめのみこと)で、配祀神として「生国魂神いくくにたまのかみ」がお祀りされています。ご利益金運・財運・良縁・諸芸上達で知られています。

今回、実際に志磨神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・無料駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

志磨神社へのアクセス・駐車場

交通機関を利用

◎JR紀勢本線「紀和駅」下車、志磨神社まで240m、徒歩で約3分

自動車を利用

◎カーナビに志磨神社の電話番号「073-422-1465」を入力、または志磨神社の住所「和歌山県和歌山市中之島677」を入力し検索

駐車場

志磨神社には境内に普通自動車が約10台駐車可能な参拝者専用の無料駐車場があります。駐車場は入口の鳥居を抜けて奥に進んだ所にあります。
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志磨神社の参拝と見どころ

大鳥居

志磨神社の入口には「延喜式内名神大社 志磨神社」の社号碑が立ち、朱塗りの大鳥居があります。大鳥居の屋根は瓦が付いた珍しい形で、鳥居の中央には「志磨神社」の扁額が掛かっています。参拝者専用駐車場は鳥居を潜って奥に進むとあります。
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鳥居を潜ると参道の両端に花崗岩で造られた阿吽狛犬が鎮座しています。

夏祭りは和歌山随一の風物詩

参道沿いには大正や昭和に奉納された石燈籠が並びます。毎年7月14日、15日に行われる夏祭りでは鳥居の周辺から参道、社殿にかけて屋台が並び和歌山市随一の風物詩として知られています。
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神門

参道を直進すると平入切妻造で八脚門、桟瓦葺の屋根を持つ神門が見えてきます。
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神門を潜ると正面に社殿、左に社務所と駐車場、右に手水舎があります。
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手水舎

神門を潜ると右手に手水舎がありますのでしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の後方に見えるのは「大銀杏跡」です。
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大銀杏跡

かつて境内には大銀杏の大樹があり、中之島の目印になっていました。しかし昭和20年(1945年)の和歌山空襲で神社近くに焼夷弾が落ち、大銀杏は本殿を守るために3日3晩燃え続けたといいます。この「大銀杏跡」の内側には炭となった部分が残っており当時の姿を今に伝えています。
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拝殿と鎮守の森

境内や社殿の周囲には楠・椋・銀杏・樫・松・杉・榊等の常緑樹が見られ鎮守の森となっています。拝殿は平入入母屋造で屋根は銅板葺で唐破風の向拝が付いています。拝殿は2023年9月の参拝時は修復作業中でした。
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拝殿前のユニークな狛犬

拝殿の前には歴史を感じる阿吽狛犬が鎮座しています。大きな目とユニークな顔の造形がかわいい狛犬で癒されます。

本殿(和歌山県指定文化財)

拝殿の左から奥に進むことが可能で、覆屋の本殿を見ることができます。覆屋内部を見ることはできませんが、本殿は延宝6年(1678年)に建立された一間社春日造・銅板葺で、各所に鳥獣などの彫刻が施された極彩色豊かな建築物です。令和4年(2022年)に和歌山県指定文化財となりました。
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社殿左側に境内社10社

本殿の左側には2つの覆屋があり、数多くの境内社が鎮座しています。こちらの覆屋内部には「弁財天社」「稲荷神社」の2社が鎮座しています。
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こちらの横長の覆屋には「焼火神社」「月読神社」「蛭子神社」「醫祖神社」「國津神社」「琴平神社」「宇佐八幡神社」「八坂神社」の8社が鎮座しています。
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社殿右側に境内社3社

拝殿の右側には「天照皇大神宮」(写真右)と「久嶋神社」(写真左)が鎮座しています。
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久嶋神社の隣に鎮座する朱塗りの社殿は「天満神社」です。御祭神には学問の神様である菅原道真公がお祀りされており、学業成就・受験合格の絵馬が社殿に掛かっています。
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御朱印

通常御朱印は境内の社務所で頂くことが可能です。

狛犬がデザインされた文化財指定記念御朱印(500円)もあります。本殿内部に鎮座している狛犬で、長い角が生えているのは珍しいと思います。
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こちらも文化財指定記念御朱印(800円)で、本殿の各所に施された精緻な彫刻が見られる御朱印です。
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おわりに

志磨神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約15分でした。志磨神社は約1,850年前に創建された神社で、延喜式神明帳にも記載が見られる古社です。羽柴秀吉の紀州攻めによって社殿を焼失しますが紀州徳川藩によって再興され、江戸時代に建立された本殿は和歌山県指定文化財となっています。境内で毎年7月14日、15日に行われる夏祭りは和歌山市随一の風物詩となっています。見どころいっぱいの志磨神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

志磨神社
住所 和歌山県和歌山市中之島677
電話番号 073-422-1465
営業時間 終日可能
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
◎JR紀勢本線「紀和駅」下車、志磨神社まで240m、徒歩で約3分
■自動車を利用
◎カーナビに志磨神社の電話番号「073-422-1465」を入力、または志磨神社の住所「和歌山県和歌山市中之島677」を入力し検索
駐車場 普通自動車が約10台駐車可能な無料駐車場あり

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