2023年5月3日(水)に京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町にある悟りの窓・迷いの窓と伏見城遺構の血天井が有名な源光庵に行ってきました。
源光庵は本堂にある丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」から紅葉を楽しめる京都の紅葉の名所として有名で、毎年11月中旬から下旬頃にかけて見頃を迎えます。そうだ京都へ行こうのキャンペーンの舞台にもなりました。
創建は室町時代の貞和2年(1346年)、臨済宗の大徳寺2代「徹翁義亨国師」によって開創されました。
その後衰退しますが、江戸時代の元禄7年(1694年)に加賀国(石川県金沢市)の大乗寺27代「卍山道白禅師」によって再興され曹洞宗に改められました。
山号は鷹峰山、宗派は曹洞宗、御本尊は釈迦如来で脇立に阿難尊者・迦葉尊者がお祀りされています。
現在の本堂は元禄7年(1694年)、加賀国の富商であった中田静家居士の寄進によって建立されました。
今回源光庵に新緑の季節に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
源光庵へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・JR線「京都駅」下車、【市営6】「京都駅前行」乗車約40分、「鷹峯源光庵前」バス停下車、源光庵まで50m、徒歩約1分
自動車を利用
・カーナビに源光庵の電話番号「075-492-1858」を入力、または源光庵の住所「京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47」を入力し検索
駐車場
源光庵には普通自動車が約15台駐車可能な無料駐車場があります。ゴールデンウィークの午前中に参拝しましたが半分程度空いており混雑もありませんでした。
源光庵の見どころ
源光庵の参拝開始
源光庵の入口には「源光庵」と「禅曹洞宗」の碑があります。境内は道路から参道を奥に進んだ所にあります。
参道を進むと総門が見えてきますので潜って進みます。境内は綺麗に整備・維持されており心地のよい空間です。新緑が美しいですね♪
総門を潜り道なりに進むと山門が見えてきます。山門を潜ると本堂が見えます。
山門を潜り左には鐘楼があります。
江戸時代に建立された本堂
山門を潜り正面に見えるのが本堂です。本堂は江戸時代の元禄7年(1694年)、加賀国の富商であった中田静家居士の寄進によって建立されました。
本堂内部拝観と混雑状況
本堂内部の拝観は志納金500円で可能で、悟りの窓・迷いの窓と伏見城遺構の血天井が見学できるので必見です。本堂の拝観受付は右にあります。靴を脱いで用意されているビニール袋に入れて見学し、見学後はビニール袋を持って帰ります。
拝観受付を済ませてまず見えるのが源光庵庭園です。ゴールデンウィーク中でしたが混雑しておらす、私を含め見学者は5組でした。軒先でくつろぎながら新緑や苔の美しさを楽しむことができました♪
本堂の内部です。右のカーペットになっているところの窓が「悟りの窓」「迷いの窓」になっています。
悟りの窓・迷いの窓
丸い窓が「悟りの窓」、四角い窓が「迷いの窓」です。窓はそれぞれ名前と教えがあり、眺める順番があります。
まず「迷いの窓」を眺めます。「迷いの窓」は「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表現しています。最初に窓を眺めて自己を見つめます。
次に「悟りの窓」を眺めます。「悟りの窓」は「禅と円通」の心を表し、円は「大宇宙」を表現しています。「迷いの窓」で自己を見つめ、「悟りの窓」で禅の教えから気づく意味が込められています。
伏見城遺構の血天井
本堂内にある血天井は伏見城の遺構です。慶長5年(1600年)7月に徳川家康の忠臣・鳥居元忠が800人余りの兵で伏見城に立て籠もり、石田三成の軍と交戦しました。しかし奮闘むなしく討死し、その時に元忠の兵が自刃した時の痕跡です。血天井には手型と足型が残っています。
伏見城の床板に付いた血を板を天井に用いています。手型はくっきり跡が残っており当時の戦闘の激しさを知ることが出来ます。
血天井足型跡も案内板があるので簡単に見つけることができます。
足型の方が手型よりくっきり跡が分かります。貴重な伏見城の遺構が今も現存しており感動しました。現在NHK大河ドラマで放送されている「どうする家康」ではどのように描かれるのか気になります
御朱印
御朱印は本堂の拝観受付でお渡しして、拝観終了後に受け取る形式です。通常御朱印1種類のみで、志納料は300円でした。
源光庵
鷹峯にある曹洞宗寺院
大徳寺の徹翁国師が隠居所だったが、卍山禅師が開山した
「迷いの窓」、「悟りの窓」が素敵✨
「迷いの窓」は人間生涯を象徴し、四苦⼋苦を表現し、「悟りの窓」は禅と円通の心、大宇宙を表現しています🌍
本堂には伏見城の遺構の血天井が祀られる🙏#御朱印#京都 pic.twitter.com/YqPnsG5Tgu
— まこ 社寺めぐり (@zw5150) January 14, 2023
おわりに
源光庵の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。悟りの窓・迷いの窓と伏見城遺構の血天井が有名で、ゴールデンウィーク中の参拝でしたので大変な混雑を予想していきましたが、午前中に参拝すると混雑なく自分のペースで見学することが出来ました。新緑の悟りの窓・迷いの窓の景色も心落ち着く素敵な景色で、貴重な伏見城遺構の血天井も見ることが出来ました。見どころいっぱいの源光庵に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。
源光庵 | |
住所 | 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47 |
電話番号 | 075-492-1858 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(午後4時30分受付終了) |
定休日 | 不定休(寺の行事がある場合、終日または臨時で拝観が中止になる場合あり) |
拝観料 | 500円 |
アクセス | ■交通機関を利用 ・JR線「京都駅」下車、【市営6】「京都駅前行」乗車約40分、「鷹峯源光庵前」バス停下車、源光庵まで50m、徒歩約1分 ■自動車を利用 ・カーナビに源光庵の電話番号「075-492-1858」を入力、または源光庵の住所「京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47」を入力し検索 |
駐車場 | 普通自動車が約15台駐車可能な無料駐車場あり |