2023年3月19日（日）に千葉県千葉市花見川区幕張町にある2社が並んで鎮座している姿が特徴的な秋葉神社・昆陽神社に行ってきました。京成千葉線を時々使うのですが電車から見える神社でずっと気になっていました。
今回実際に秋葉神社・昆陽神社に参拝してきましたので歴史や御朱印、ご利益、アクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。
秋葉神社・昆陽神社へのアクセス・駐車場
交通機関を利用
・京成千葉線「京成幕張駅」下車、秋葉神社・昆陽神社まで140m、徒歩で約2分
・JR総武本線「幕張駅」下車、南口より秋葉神社・昆陽神社まで450m、徒歩で約6分
自動車を利用
・カーナビに秋葉神社・昆陽神社の住所「千葉県千葉市花見川区幕張町四丁目803」を入力し検索
駐車場
秋葉神社・昆陽神社には普通自動車が8台駐車可能な有料駐車場が入口鳥居前にあります。料金は30分100円です。
秋葉神社・昆陽神社の参拝
秋葉神社・昆陽神社の参拝開始
秋葉神社・昆陽神社の入口の鳥居を通って境内に進みます。「秋葉神社」と書かれた扁額がかかっています。こちらの鳥居の前が神社の有料駐車場となっています。
狛犬は新しいもので昭和岡崎型の狛犬一対が境内を悪い気から護っています。手前の社殿が「秋葉神社」、奥が「昆陽神社」になります。
社殿の正面にも鳥居があり、こちらには「昆陽神社」の扁額が掛かっています。境内全体から新しい感じを受けますが、これは元々秋葉神社・昆陽神社は京成幕張駅脇に鎮座していましたが開かずの踏切の閉鎖工事に伴い平成16年（2004年）に現在地に遷座され新たに造営された為です。
青木昆陽甘藷試作地（千葉県指定史跡）
鳥居の前の道路を挟んだ先には「青木昆陽甘藷試作地（千葉県指定史跡）」があります。この地は江戸時代の享保20年（1735年）に徳川8代将軍・徳川吉宗の命により青木昆陽が薩摩芋を試験栽培し成功した場所です。
火の神様をお祀りする秋葉神社
左に鎮座する「秋葉神社」の創建は不詳ですが（1716年～1736年）には現在地に鎮座したと伝わります。御祭神は火之迦具土大神で火の神様ですので火難除け・盗難除・百災消・延命長寿・火防開運、また火は物を生み出すことから金運・招福のご利益でも知られています。
甘蔗栽培で知られる青木昆陽を祀る昆陽神社
右に鎮座する「昆陽神社」の御祭神は江戸時代の蘭学者で甘蔗栽培の普及に努めた青木昆陽です。昆陽は8代将軍・徳川吉宗に仕え、享保の大飢饉（1733年〜1734年）の翌年に江戸小石川薬草園（小石川植物園）、上総国山辺郡不動堂村（現在の千葉県山武郡九十九里町）、下総国千葉郡馬加村（現在の千葉市花見川区幕張）で甘蔗（サツマイモ）を試作しました。そして成功したのが馬加村でした。その後、幕府により甘蔗栽培が広まり全国何万という人々を飢餓から救いました。
青木昆陽の没後、天明の大飢饉[天明2年（1782年）～天明8年（1788年）]が発生しましたが馬加村では甘蔗栽培によって大飢饉にも関わらず一人の餓死者も出なかったと伝わります。その後、昆陽は「芋神さま」として敬われ弘化3年（1846）秋葉神社境内に祀られました。昆陽のお墓は瀧泉寺（目黒不動）にあります。
石塔群
秋葉神社・昆陽神社の隣には秋葉神社の石塔群が並んでいます。
御朱印
秋葉神社・昆陽神社に御朱印はありません。
おわりに
秋葉神社・昆陽神社の所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約5分でした。秋葉神社・昆陽神社に参拝してみて平成16年（2004年）に現在地に遷座された新しい社殿と境内で、綺麗に整備・維持されていました。秋葉神社・昆陽神社の前は広場になっていますが、樹木があればもっと素敵になるのではと思います。青木昆陽の功績を改めて知ることができて、そして今でも篤い崇敬や感謝を集めていることが感じられました。
| 秋葉神社・昆陽神社 | |
| 住所 | 千葉県千葉市花見川区幕張町四丁目803 |
| 営業時間 | 終日可能 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 拝観料 | 無料 |
| アクセス | ■交通機関を利用 ・京成千葉線「京成幕張駅」下車、秋葉神社・昆陽神社まで140m、徒歩で約2分 ・JR総武本線「幕張駅」下車、南口より秋葉神社・昆陽神社まで450m、徒歩で約6分 ■自動車を利用 ・カーナビに秋葉神社・昆陽神社の住所「千葉県千葉市花見川区幕張町四丁目803」を入力し検索 |
| 駐車場 | ・普通自動車が8台駐車可能な有料駐車場あり ・料金は30分毎100円 |
