【京都府】勝運アップのパワースポットで紫陽花が有名な藤森神社!見どころや御朱印、アクセス・駐車場をご紹介

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2022年1月3日(月)に京都市伏見区深草にある勝運アップのパワースポットで紫陽花の名所である藤森神社ふじのもりじんじゃに行ってきました。794年の平安遷都より以前より鎮座している古社で、菖蒲の節句発祥の地としても有名です。古来より勝運のご利益で篤い崇敬を集め、現在は勝運アップを願う多くの競馬ファンが参拝に訪れています。

藤森神社に参拝してきましたので見どころや御朱印、ご利益やアクセス・駐車場をわかりやすくご紹介したいと思います。

藤森神社の概要

藤森神社の創建は不詳ですが、起源は平安遷都以前と伝わります。一説によると神功皇后摂政3年(203年)、神功皇后が三韓征伐から凱旋した際、山城国・深草の里の藤森に纛旗とうき(いくさ旗)を立て、兵具を納め、塚を作り、祭祀を行ったのが始まりと伝わります。その後、近くにあった3つの社が合祀され現在の藤森神社となりました。

本殿は正徳2年(1712年)に中御門天皇より下賜された宮中賢所であり、現存する最古の賢所となっています。本殿は、東殿・中央・西殿の三座から構成されています。

東殿には舎人親王、天武天皇の2柱が御祭神として祀られています。元は天平時代の宝字3年(759年)、藤尾と呼ばれた伏見稲荷大社がある地域に「藤尾社」として創建されました。室町時代の永享10年(1438年)、後花園天皇の勅令により、当時の将軍・足利義教によって稲荷山の稲荷社が藤尾に移動した為、藤尾社は藤森神社へ合祀されました。

本殿中央には元からこの地に祀られていた素盞鳴命を主神に別雷命、日本武尊、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰の三韓征伐にまつわる7柱が御祭神としてお祀りされています。

西殿には早良親王、伊豫親王、井上内親王の3柱が御祭神として祀られています。元は東山の塚本というところに鎮座していましたが、文明2年(1470年)に合祀されました。

御祭神に武神が多く祀られていること、菖蒲が尚武=勝負に通じることから勝負運・厄除け・開運成就・諸願成就のご利益で有名です。また藤森祭で駈馬神事が奉納されることから馬の社でも有名で、馬主、騎手、競馬ファンから篤い信仰を集めています。

交通機関を利用

・京阪本線「墨染駅」下車、藤森神社まで400m、徒歩で約5分

自動車を利用

・カーナビに藤森神社の電話番号「075-641-1045」を入力

駐車場

藤森神社には南門付近に第一駐車場(53台)、西門付近に第二駐車場(33台)があります。それぞれ有料駐車場で第一駐車場は入庫後20分まで無料、以降60分毎に200円、最大500円です。
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第二駐車場は60分毎に200円となります。
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藤森神社の参拝と見どころ

藤森神社南門の石造鳥居

藤森神社南門の石造鳥居を通って境内へ進みます。
鳥居は江戸時代の正徳元年(1711年)に建立されたもので、かつて鳥居には後水尾天皇が書かれた扁額がかかっていました。新選組局長近藤勇が伏見に滞在している間に扁額を外したと伝わります。
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蒙古塚・紫陽花苑

南門の石造鳥居を潜り参道すぐ左には「蒙古塚」と呼ばれる塚があります。天応元年(781年)、蒙古が日本に攻め寄せましたが早良親王が大将軍となり退けました。その蒙古の将兵を納めた場所と伝わっています。

また蒙古塚の近くには第一紫陽花苑があり、本殿奥にある第二紫陽花苑と合わせて約3,500株が6月上旬から約1か月間咲き誇ります。紫陽花苑が開園している間、期間限定の御朱印も授与されています。
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絵馬舎・神馬像

蒙古塚から参道奥へ進むと「絵馬舎」があり、大きな馬の絵馬が奉納されています。
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絵馬舎の隣には「神馬像」が安置されています。藤森神社は勝負運アップと馬の社として有名で、特に競馬ファンや関係者から篤い崇敬を集めています。
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石川五右衛門ゆかりの手水舎

手水舎でしっかりと心身を清めて参拝へ進みます。手水舎の水盤は、宇治浮島にある十三重の塔の上から5番目の石を石川五右衛門が持ってきたものと伝わります。
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名刀・鶴丸が展示されている宝物殿

絵馬舎から参道挟んで向かいには宝物殿があります。宝物殿の営業時間は午前9時から午後5時まで、料金は無料です。宝物殿には神社の歴史を紹介する展示物や、最近では平安時代の刀工・国永によって作られた日本刀「鶴丸」(写し)が展示されていることから刀剣乱舞ファンの聖地にもなっています。
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拝殿

南門から参道を直進すると拝殿が見えてきます。拝殿の手前では狛犬一対が境内を悪い気から守っています。
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拝殿の中央は土間となっており通り抜けが可能な割拝殿となっています

割拝殿の向こうに本殿が見えます。
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拝殿の側には小待院の「むらさきの 雲とぞよそに 見えつるは 木高き藤の 森にぞありける(訳:遠くから紫色の雲に見えていたのは高い木々に巻き付いた藤の花であった)」という歌碑があります。この和歌や藤森と地名に見られるようにかつてこの地には藤が生い茂り森を形成していました。
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三座から構成される本殿(重要文化財)

本殿(重要文化財)の前にはご神木の大楠が境内を包み込むように立っています。
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本殿は正徳2年(1712年)、中御門天皇より下賜された宮中賢所であり、現存する最古の賢所となっています。本殿は東殿中央西殿3座から構成されています。それぞれの御祭神は以下の通りです。東殿の舎人親王は『日本書紀』の編纂者で学問の祖として学業成就・合格祈願のご利益で篤い崇敬を集めています。

東殿 舎人親王とねりしんのう
天武天皇てんむてんのう
中央 素盞鳴命すさのおのみこと
別雷命わけいかずちのみこと
日本武尊やまとたけるのみこと
応神天皇おうじんてんのう
仁徳天皇にんとくてんのう
神功皇后じんぐうこうごう
武内宿禰たけのうちのすくね
西殿 早良親王さわらしんのう
伊豫親王いよしんのう
井上内親王いがみないしんのう

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菖蒲の節句発祥の地

本殿の前方には「金太郎像」があります。毎年行われている「藤森祭」は平安時代の貞観5年(863年)から始まり、「菖蒲の節句」発祥の祭りと言われています。菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じることから勝運アップを願う参拝者から篤い崇敬を集めています。
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神功皇后御旗塚といちのきさん

本殿を正面に右側にある「神功皇后 御旗塚」には神功皇后摂政3年(203年)、三韓征伐から凱旋した神功皇后が軍旗を立て、兵具を納め塚を作ったと伝わり藤森神社が創建された場所になります。祀られているイチイの古木は「いちのきさん」と呼ばれ、参拝すると腰痛が治ると伝わります。藤森神社24

京都伏見の名水「不二の水」

御旗塚近くにある「不二の水」は地下約100mから湧き出ている京都伏見の名水で、学問・勝運アップのご利益がある名水です。口当たりはまろやかで飲みやすく地元の人がひっきりなしに水を汲みに訪れていました。ペットボトルを持ってくると持って帰ることもできますよ♪
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大将軍社(重要文化財)

本殿後方には境内社が並びます。こちらは大将軍社(重要文化財)で、永享10年(1438年)に足利義教によって建立されたもので、御祭神は磐長姫命いわながひめのみことです。方除けのご利益で知られています。藤森神社19

八幡宮(重要文化財)

こちらの八幡宮(重要文化財)も永享10年(1438年)に足利義教によって建立されました。御祭神は石清水八幡宮と同じ応神天皇で、武運・勝運・開運のご利益があります。藤森神社22

天満社・七宮社・祖霊社

本殿後方には大将軍社・八幡宮と共に天満社・七宮社(蔵王社・広田社・諏訪社・厳島社・住吉社・熊野社・天満社)・祖霊社が並んでいます。

伏見城の石垣

西門の参道沿いにある石垣は伏見城の石垣で一部の石に大名印を見ることができます。南門の石垣も伏見城のもので、伏見城の姿を今に伝える貴重な遺構です。
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御朱印

通常の御朱印は境内の社務所で頂くことが可能で、初穂料は500円となっています。
それ以外にも名刀「鶴丸」に関する御朱印やオリジナル御朱印帳が多数あります。

おわりに

藤森神社所要時間ですが、ゆっくり参拝した場合で約30分でした。
藤森神社に参拝してみて、本堂までまっすぐ伸びる立派な参道や、重要文化財の本殿・大将軍社・八幡宮は見ごたえがありました。無料で見学できる宝物殿の名刀「鶴丸」も必見です。
菖蒲の節句発祥の地で伏見の名水「不二の水」もいただくことができます。
競馬ファンや関係者から篤い崇敬を集め、紫陽花の名所である藤森神社に是非一度参拝してみてはいかがでしょうか。

藤森神社
住所 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話番号 075-641-1045
営業時間 午前9時~午後4時
定休日 年中無休
拝観料 無料
アクセス ■交通機関を利用
・京阪本線「墨染駅」下車、藤森神社まで400m、徒歩で約5分
■自動車を利用
・カーナビに藤森神社の電話番号「075-641-1045」を入力
駐車場 南門付近に第一駐車場(53台)、西門付近に第二駐車場(33台)あり